カテゴリ:実技・金融
独学 3級FP技能士 合格講座 中野克彦 中島智美 藤崎仁
《問6》 Aさんは,外貨建商品について理解したいと考えた。外貨建商品 等に関する次の記述のうち,最も適切なものはどれか。 1) 外国債券はすべて外貨建てで発行されるため,為替リスクを伴う。 2) 顧客が円貨を外貨に換えて外貨預金に預入れをする場合に適用される為 替レートは,TTB(対顧客電信買相場)である。 3) 外貨建MMFには,株式はいっさい組み入れられていない。 解説者:中野 克彦 (経営コンサルタント、CFP(R)、1級FP技能士) 《問6》正解:3 【外貨建商品】 外貨建商品には、為替レートや為替リスクが絡んできます。正しく理解しておくことが大切です。 【過去の出題】 なし 1) ×:外国債券はすべて外貨建てで発行されているわけではありません。 円建てで発行されているものもあります。 2) ×:円→外貨に換える場合、TTS(対顧客電信売相場)の為替レート が適用されます。 3) ○:外貨建MMFは、公社債投資信託でもあるので、株式はいっさい組 れられていません。 <外国債券> 外国債券は、次のいづれかがあてはまる債権のことをいいます。 1.発行体が外国 2.外国の通貨で購入・利子・償還金を授受 3.発行地が外国 外国債券は、外貨建てだけでなく円建てのものもあります。 外貨建ての場合、為替リスクを伴いますが、円建て商品は為替リスクがありません。 (例) 円建て → サムライ債 外貨建て → ショーグン債 <為替レート> テレビのニュースや新聞で発表されている為替レートはTTM(仲値)といわれるもので、TTSやTTBとは異なります。 ┌─TTS=101円 │ (円→外貨) TTM(1ドル=100円)の場合─┤ │ └─TTB= 99円 (外貨→円) TTSとTTBは間違いやすいので注意が必要です。 ────── COPYRIGHT (C) 2008 Katasuhiko Nakano All Rights Reserved. ────── お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2008.08.30 02:54:12
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