新年明けましておめでとうございます
新年明けましておめでとうございます。本年が平和と愛と希望に満ちた年となりますように。年を重ねると一年が早くて本当に愕然とする。あれもしたい、これもしたいって思っている間に、既に過去になっていく時間の多いこと。年の瀬にやりたかった事を一つ思いだして、実行に移した。終わりよければ全て良しと(笑)。「黄金のアデーレ 名画の帰還」鑑賞チケット取ったのが火曜日の深夜。新しい新宿のTOHOシネマズへ。久々のスクリーンでの鑑賞。テレビだったら流して見てしまうような細部に心がザワつく。インテリアや装飾目当てにもう一度見てもいいと思ったり。それにしても戦犯について考えさせられる。「絵」を見たいと言う単なる傍観者(ま、これは、私も含めた現代人全員かな)そして「絵」の所有者、「絵」の略奪者、時を経て複雑に絡み合う人々の思惑。「時間」は何も解決してはくれないのだなぁ。決して「絵」を取り戻したい訳じゃないんだもの。「人生」とか「STORY」?いや、言葉では言い表せない「思い」か。今はノイエ・ガレリエに飾られている「アデーレ」。いつか見に行かなければ。彼女の視線の先に映るものはなんでしょうね。実話をもとに作られた映画だけれど、この映画の主人公と同じ思いを抱き続けている人はまだまだ世界中にいる事実。ミュンヘンで大量に見つかった絵画の行方も、今後はどうなるのだろうか。ただただ、所有者の元へ返還されることを祈るばかり。願わくば返還の後、世界中の人が鑑賞できるようにしていただければ、それが平和への願いにも繋がるかな。「黄金のアデーレ」はウィーンを去ってしまったけれど、何処で見るかではなく「何」を見るかを大切にしたい。とも思う。単なる美術品を超えてしまった「一枚」が辿った数奇な運命とともに。