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焼酎はうまいなぁ!

焼酎はうまいなぁ!

俺の飲った焼酎リスト

タイトル

俺が飲った焼酎の感想を書きます。



はじめに

俺は酒好きです。でも酒グルメじゃない。うまい酒、珍しい酒は興味があるけど、ブランドにこだわって飲んだりしない。焼酎ブームで、うまい焼酎がいっぱい出てきています。蔵元も、うまい焼酎造りに意欲的です。数年前の焼酎の評価からすると随分評価が高くなったと感じます。とても良いことだと思いますが、あまり高級な酒になって欲しくない。焼酎は庶民の酒。これが正しいあり方だと思います。うまい酒を楽しく飲む。そのうまい酒がお気に入りの焼酎なら言うことはない。焼酎ファンはもちろん、まだ焼酎を味わったことのないビギナーの方に、焼酎の素晴らしさをお伝えできたら、そして「焼酎が飲みたくなった!」という気分になってくれれば、うれしいです。あなたが本当に「焼酎はうまいなぁ!」と思える最良の1本に巡り合えることを心より願っています。     ダレヤメ。




タイトル1 俺の飲った焼酎その2

森伊蔵
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森伊蔵酒造

桜島と錦江湾が見える海沿いに森伊蔵酒造はある。屈指の人気を誇る芋焼酎の代表銘柄。芋は鹿児島県末吉町の7軒で作るコガネセンガン。米は福井産のコシヒカリ。水は大隅半島高隈系の伏流水。白麹の甕仕込み焼酎。生産量は1000石と他の蔵元に比べ少なくないが、店頭で見かけることはほとんどない。入手困難な人気の焼酎。

雑味のない綺麗な芋の芳香。口に含むと芋の重みのある風味を感じる。その後、芳醇できめの細かい旨味が広がる。まろやかで、スッキリとした余韻。キレもよい。上質で白麹の芋らしい焼酎。お湯割りもいいが生がいい。

オークション・WEBの販売店などの値段は、無茶苦茶。2~3万出すのなら、飲らない方がいいよ。上質な焼酎だけど、定価2500円だからね。飲んでみたいのなら、WEBの抽選・電話抽選に申し込むこと。

村尾
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村尾酒造

圧倒的な人気を誇る幻の芋。コガネセンガンとシロユタカを黒麹仕込みで、村尾寿彦さんが編み出した独自の蒸留法を使いじっくりと仕上げられている。一人で切り盛りする蔵元だけに製造量も限られている。地元鹿児島でも薩摩半島でしか手に入らないという話も聞かれる。

キレイな芋香がよい。スムーズに口に入ると独特の旨味が広がる。甘味と酸味のバランスが抜群。高いレベルで融合している。飲み飽きしない美しい味と香りが、いつまでも飲んでいたい気にさせる。「ん~美味い。」一度は飲って欲しい銘品。

鹿児島3Mの中で、村尾は一番美味しい。1.3~2万ぐらいで流通してるが、定価2300円程。機会があれば、飲る価値あり。

月の中
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岩倉酒造

全国一の規模を誇る西都原古墳郡がある西都市の三財地区に岩倉酒造はある。家族でやってるお蔵さんだ。焼酎は結構、家族で造っているところがある。 「芋焼酎こそが焼酎の原点」との思いで新鮮な芋の時期たった3ヶ月間の操業。手作業で芋を選別して少しでも痛んだ芋は焼酎には使わない、こだわりのお蔵さん。”幻”になりつつある焼酎のひとつ。

やさしい甘い芳香。スームズでとてもほんのりとした優しい口当たり。柔らかく丸みがあって後味のキレもよい。全体に上品で清涼感がある。「ん~うまいな」ゆっくりと時間をかけて味わいたい癒し系の銘品。

川越
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川越酒造

夫婦2人だけの蔵元で、朝採りの芋を即日仕込むこだわりのほとんど機械を使わない、まさに手造りの焼酎。蔵のご主人は「生活できればいい」と生産量を増やさず、常に品薄状態。JALで採用で、一気にブレイクした。

やさしい芋の芳香。口に含むと優しい甘味が広がる。そして後味のよさ。もう一口。「美味い」後をひく美味しさ。生で飲むと、甘みの素晴しさが感じられる。ロックや水割りでも十分旨い。この芋のレベルの高さがうかがえる。お湯割りや燗付でも、いい香りと柔らかな甘味が一段と引き立つ。一度、試してみる価値あり。

萬繕
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萬繕酒造

平成11年に蔵を再興した比較的新しい芋。契約栽培のコガネセンガンを使用。黒麹で一次2次ともに甕壺で仕込み、木樽で蒸留する昔ながらの手順で作られているらしい。評判もよく気になっていたが、最近になりやっと入手できた。

芳香がよい。喉ごしは、スームズ。舌にピリッと刺激がくる。その後やってくる凝縮された旨味。香ばしさと鮮やかな甘味の余韻。「ウマイ!」文句なしに・・・旨いです。改めて芋のすごさを感じる。人気があるもの頷ける。銘品。ロックでも、湯割りでも旨いが、おすすめは、生。

萬繕庵
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萬繕酒造

黒麹の萬繕に対して、黄麹の萬繕庵。萬繕の出来が良かっただけに、期待が高まる。

みずみずしい香りが良い。飲み口は黄麹らしくスムーズ。スーと入った後、甘味と酸味のバランスの良い旨味が広がって、香ばしさの余韻が残る。「う~ん、ウマい。」萬膳のしっかりとした風味と黄麹の柔らかさを兼ね備えた絶妙な味わい。こちらも期待に違わず出来がいい銘品。ロックがおすすめ。

真鶴黒麹
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萬膳酒造

大隅半島限定。真鶴は黒麹と白麹がある。なかなか手に入りにくい。同じく黒麹の萬繕との違いが楽しみである。一説には、故宮里杜氏の仕込んだ貯蔵品と萬繕のブレンドという話もある。「手間をおしまず、丁寧な造り」のお蔵さんだけに大いに期待する。

優雅な芳香がよい。喉ごしは、柔らかくスームズ。舌にピリッと刺激がくる。その後やってくる凝縮された旨味は萬膳に近い。キレも良く甘味も鮮やか。ロックでも、湯割りでも旨い。萬繕、真鶴(黒麹)両方ともレベルが高い焼酎だけに甲乙が付けがたい。ゆっくりと味わいたい銘品。

真鶴白麹
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萬膳酒造

萬繕酒造の中でも、1シーズンだけの出荷の白麹仕込み。それだけに、とても手に入りにくい。ラベルの雰囲気もレトロ風。一般的に白麹は、穏やかで柔らかく芋らしいのが特徴。レベルの高い萬繕酒造が造る白麹・・・う~ん喉が鳴る。

スッキリとした芳香。スムーズでソフトな口あたりがいい。萬繕を優しくしたような旨味が広がる。旨味の余韻に香ばしさが残る。もう一口。言うことはありません。旨いです。高いレベルでバランスがとれている萬繕風味に・・・ハマりました。生もいいが、お湯割り(俺は濃い目)がおすすめ。どう飲んでも旨いけどね。

佐藤 黒
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佐藤酒造

日経新聞「専門家が薦める焼酎」で1位に選ばれた。こだわりの焼酎造りで多くの支持を集める。霧島山系の柔らかな伏流水を仕込み水に使い、若き蔵元佐藤誠氏の醸す焼酎。「当たり前のことを当たり前にやる。」芋の下処理にしてもほとんどの蔵が、機械で洗ってヘタを落とすだけなのに対し、佐藤酒造では土の雑味をなくすため、タワシを使いゴシゴシと砂をきれいに落とす。丁寧な酒造りの姿勢が黒麹仕込みらしい香ばしさとコクのある旨味の佐藤を美味い焼酎にしている。

柔らかな芋の芳香がよい。滑らかに入りスーと濃い旨みが広がり、柔らかな甘味の余韻までスムーズに続いていく。しつこくないキレのよさ。「ウマい」文句なしに旨い。飲ってみるとすべてが滑らかな印象で、味わいも匂いの良さに負けていないとても洗練された仕上がりの逸品。ロックは少し印象が変わりトロミが出て柔らかくなる。お湯割りも甘味が出て旨い。飲み方を選ばないが俺は生がおすすめ。

佐藤 白
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佐藤酒造

黒麹の「黒」に対し白麹の「白」人気を二分している。一本ずつ芋のくぼみまでブラシを使って手洗いするなど、丁寧な作業にこだわる佐藤酒造の看板銘柄。剛の「黒」に対し、柔の「白」を飲ってみる。

柔らかい芳香。スムーズに口に入った後、丸みを帯びたまろやかな旨味がよい。芳醇な甘さと辛口の味が交わる。余韻まで滑らかに芋本来の旨味がストレートに感じられる。お湯割りで更に魅力が増す。おすすめ。

なかむら
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中村醸造

明治21年創業の老舗。「なかむら」は平成6年に誕生。昔ながらの大甕に堀りたての芋を仕込む純手造り。麹には霧島山麓で栽培されたカルゲン農法のヒノヒカリ米を使用する。

スッキリとした香りがいい。口に含む。スムーズでソフトな舌触りとピリッとした刺激とともにフルーティな旨味が広がる。滑るような喉ごしで、飲む程に味わいが広がる逸品。

小牧
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小牧酒造

明治42年創業以来、手造りにこだわり、甕で仕込みをおこなっている小牧酒造。家族5人の蔵元。白麹主流の時代から、黒麹にこだわり続けているのも小牧の特長。

芳醇な芳香。口に含むと、滑らかな口当たりで、柔らかい旨味が広がる。柔らかい甘味の余韻。芋の臭みもなく、喉ごしもスムーズで、とても飲みやすい芋。芋本来の甘味を感じることができ、どんな飲み方でも旨い。

伊佐美
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甲斐商店

甲斐商店の元祖プレミア焼酎。昔乍らの甕壷仕込みにこだわり、量を追い求めない頑固な蔵元。プレミアム焼酎の原点ともいえる焼酎。

甘い芋の芳香。口に含むと柔らかい甘味と旨味が広がる。全体に、まろやかで喉ごしもいい。香り、風味ともに甘味があり、飲みやすい。旨い芋だ。香りが引き立つお湯割りがおすすめ。

いも麹 芋
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国分酒造

清流の里で知られる国分市の川原渓谷の麓に国分酒造はある。今でこそ、芋麹で仕込まれた芋焼酎は数あるが、「芋麹」を使った芋焼酎の元祖だ。米焼酎は「米と米麹」、麦焼酎は「麦と麦麹」で造られているのに、なぜ、芋焼酎は芋麹じゃないのか、という発想により「いも麹 芋」は生まれた。「イモイモ」の愛称で知られる。

ふわりとした新鮮な芋の香り。スーと柔らかく入った後、ダイレクトに芋の風味と甘さが広がる。米麹とは違う芋麹のライトな甘味。生は少し渋みのクセがある。ロックか、お湯割りがおすすめ。ロックはキレがよく、お湯割りにすれば、芋の甘さが引き立つ。

青酎
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青島酒造

八丈島から南に68Km。東京都の最南端に青ヶ島はある。生産量が少ないため、入手困難な芋のひとつ。青ヶ島で焼酎を造っているのは6軒の蔵元。ほとんど手作りの焼酎を統一ブランドで出荷している。作り手により芋の種類も分量も毎回変わる、もちろん風味も毎回異なる。それが青ヶ島の「青酎」。

強くドライな香り。口に含むと麦麹のせいか、かなりのクセがあるパンチの効いた味が広がる。キツいと感じるが独特で他に似た芋はない。水割りやロックでは、キツさが消え飲みやすくなり、旨い。押しの強さを感じる芋焼酎。飲み手に媚びない芋。昔ながらの焼酎とはこういうものかもしれない。

田倉
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高良酒造

薩摩半島の南部、川辺町の高良酒造。「八幡」の蔵元。焼酎蔵としては明治40年創業。販売石高400石(一升瓶で4万本)足らずの小さい蔵だ。田倉は地産地消を突き詰めた焼酎で、地元の材料にこだわって造っている。有機農法米・無農薬芋。蔵のこだわりの逸品。

穏やかな芋の芳香。口に含むと、すっきりとした口当たり。柔らかく軽やかな旨味が広がる。すっきりとしてキレのよい余韻。かなり旨い芋だ。生も旨いが、旨味が更に増すロックがおすすめ。

神座
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尾込商店

大正11年創業。川辺町にある「さつま寿」で知られる尾込商店。川辺町は清水の渓流が流れる断崖に刻まれた無数の磨崖仏で知られていている。シラス台地から湧き出る銘水“清水の湧水”から造り出される焼酎は、まさに絶品。ロックでも薄さを感じさせない28度。黒麹で丹念に仕込み限定製造で味のレベルを保っている。 出来た原酒を3年貯蔵。タンクから減った分は2年貯蔵したものから「仕つぎ」を行う貯蔵法。原料は厳選されたコガネセンガンを使用。神座と池の鶴は使用する酵母が違う。

インパクトのある芳香。口に含むとまろやかな甘味が広がる。飲み口はとてもやさしいのに、深いコクの旨味がある。28度の度数からか全体的に重厚な旨味。それでいてキレもいい。レベルの高い芋。生でも、どんな飲み方でも旨い。

池の鶴
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尾込商店

「さつま寿」の上級酒。尾込商店の焼酎はコクがあり、ロックでも最後まで、膨らみが途切れない濃厚な風味が特徴。「さつま寿」も人気があり最近見かけなくなった。「池の鶴」は黒麹仕込み。酵母違いの「神座」と飲み比べてみるのもおもしろい。俺の一押しの芋焼酎のひとつ。


力強くインパクトのある芳香。口に含むとドスンと重厚な旨味が広がり、後からふくよかな甘味追いかけてくる。神座よりキリッと締まった味わい。生でもお湯割りでもとても旨い。飲み飽きしない逸品。


さつま寿
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尾込商店

尾込商店のレギュラー酒。見た目はレトロで地味なラベルだが、この蔵のレベルの高さがうかがえる逸品。

芋らしい芳香。口に含むと、強い甘味と濃い旨味が広がる。香りやキレは控えめの印象だが、甘味の中にある濃厚な旨味は飲み応えがある。水割りにすると飲みやすさがさらに増す。どう飲んでも美味いが、お湯割りは甘みに加えて香りも増しおすすめ。

百合
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塩田酒造

蔵にある鹿の子百合にちなんだ名前。「常圧蒸留が一番、軟弱な焼酎は造らない」が蔵のポリシー。繊細でありながら力強い焼酎を丁寧に造る、こだわり蔵として有名。25度35度がある。

ワイルドでこんがりとした芳香。口に含むと爽やかで、だんだんと上品な甘味と香りが広がる。旨味が押し寄せてくる。長い余韻。ハマルのは分かる気がする。生、ロックがおすすめ。

天地水楽
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小正酒造

石高16000石以上の規模を誇る小正醸造。代表銘柄の「さつま小鶴」は地元では定番。「天地水楽」は、初めて有機認定を受けた焼酎として話題になった。

おだやかな優しい芳香。口に含むと、雑味のない、ほのかな甘味が広がる。喉ごしはやわらかでスムーズ。キレもいい。芋特有のクセがないので飲みやすい。ロックは印象が変わりクセのある風味になる。湯割りはいまいち。ちょと冷やした生がいい。

晴耕雨読
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佐多宗二商店

九州最南端の海に面した頴娃町に蔵元、佐多宗二商店はある。この周辺は活火山の開聞岳や砂風呂で知られる所である。「晴耕雨読」は芋焼酎の嫌われる原因の独特のアクの強さを、最低半年の貯蔵による、まろやかさと隠し味に米焼酎をブレンドすることによって芋焼酎の旨みとコクに飲み易さをプラスした焼酎。「晴れた日には山を下り、百姓の牛の尻を追って農耕に従い、雨が降れば草庵で仏祖の書をひもとき、静かに古教照心のひとときを送る。」このネーミングはいいね。

スイートな芋の芳香。口に含むと、ふんわりとした柔らかい口当たりで芋と米両方の旨味が広がる。柔らかい余韻。軽やかな飲み口で抵抗無く飲れる。都会的な味わいというヤツ。

不二才
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佐多宗二商店

不二才とは鹿児島の方言で「不細工な男」という意味。飾り気のない鹿児島の芋らしい焼酎という訳だ。さらりとした優しい味わいの「晴耕雨読」に対し、ネーミングからして個性的な「不二才」の味わいとは・・。

香ばしい芳香。口に含むと、一瞬甘さを感じるが、じわりと渋みのあるドライな味わいが広がる。余韻に再び甘味を感じる。強いインパクトのある武骨な辛口芋焼酎。地元を意識して造るだけあって、お湯割りが甘くスムーズ。ロックは渋みが強調される。好みが分かれる飲み手に媚びない個性の強い芋。

三岳
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三岳酒造

悠久の大自然に育まれた屋久島の名水の魅力を余すことなく表現した昔ながらの製法を貫く蔵元の姿勢を表したような焼酎。

ふんわりとした芳香。口当たりで、良い香りを感じる。全体に清涼感があり、甘味と旨味のバランスもいい。ドライなキレと余韻の伸びもよい。白麹・芋・良い水を丁寧な造りで、バランスのとれた焼酎に仕上げている。飲み飽きしない逸品。

もぐら
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さつま無双(株)

さつま無双の蔵元が、飲み手や販売店が思い描く芋焼酎を開発したギルドブランド。コガネセンガンを白麹で仕込む。封印に「五臓六腑にしみわたる」とある。

控えめな芳香。口に含むとソフトで滑らかな味わいが広がる。ピリッとした刺激があり、すっきりした甘味の余韻。抜栓直後は、飲みやすいかな程度の印象だったが、1~2週間後に飲ってみると、風味がよりはっきりした印象に変わった。無濾過の荒っぽい一面を抑えた逸品。生かロックがおすすめ。

富乃宝山
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西酒造

芋焼酎のイメージを根底から覆し、本格焼酎ブームの火付け役となった西酒造の1本。「ロックで飲める芋焼酎」を造りたいという蔵元の考えから生まれたものだ。爽やかでフルーティー香りを醸し出すため、常圧で蒸留し、途中から減圧蒸留するという独特な蒸留方法。原料にもこだわり、契約栽培のコガネセンガンの皮の部分を削り、芋のうまいところだけ使う。麹米は20%精白した酒造好適米、五百万石を麹は清酒用の黄麹を使い、酵母は清酒の吟醸酵母を使って低温発酵で仕込む。形式にこだわらない蔵のスピリットを感じる逸品。

果実酒のような爽やかな芳香。口に含むと、スーッと滑らかに入った後、柔らかくフルーティな旨味が広がる。フレッシュな甘味の余韻。キレもいい。気にならない程度、若干後口に渋みを感じる。はじめて飲った時、口当たりの良さと透明感のある味わいに驚いた。1度試してみればわかるが、フルーティーな味覚はクセになる。芋が苦手の人に一押しの逸品。トロミと甘味が増すロックが真骨頂。

吉兆宝山
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西酒造

西酒造の黒麹。この焼酎のコンセプトは「お湯割りで飲んでうまい、昔飲んでいた酒。」朝堀りのコガネセンガンを一次、二次ともに甕仕込みで造っている。「なるべく管理しないように管理しています。昔の醪は外気温により変化していたはずですから。」と蔵元。「少ない量を造り、プレミア化してしまうよりいいものを安定して供給する。」をポリシーのもと、旨い焼酎を造っている

濃厚な甘い芳香。口に含むと、どっしりとした深い旨味とコクの味わいが広がる。ふくよかな甘味の余韻。ガツンとくる香ばしさとコクのある甘味、キレを充分に堪能できる逸品。柔らかさの増すお湯割りがいい。

八幡ろかせず
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高良酒造

人気焼酎「八幡」の原酒の無濾過限定生産品。コガネセンガン、シロサツマを白麹で仕込む。「八幡」「田倉」ともに入手困難だが、「八幡ろかせず」はとても貴重な一本。

力強い芋の芳香。口に含むと凝縮された濃い旨味が広がる。しっかりした余韻。アルコールは35度と高めだが、それにも増して旨味が濃い。ハードな旨味とでも言うのだろうか。こんなに凝縮された旨味を持つ焼酎は他に見あたらない。芋本来の香り・味わいが詰まった珠玉の逸品。まず生。お湯割りが美味。

伊佐や
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大海酒造

昭和50年に、9工場と共同瓶詰場の出資者で「大海酒造協業組合」設立。昔ながらの製法を守り続けながらも時代の求める焼酎を製造する。「飲み物は水が一番大事」との考えから垂水の温泉水「寿鶴」を使用する。熊本国税局並びに鹿児島県酒造連合会主催の鑑評会にて連続入賞に輝く蔵元。黄麹の限定品。

フルーティーで甘味のある芳香。口に含むと、マイルドで、やわらかな甘味が広がる。さっぱりとした香ばしさの余韻。全体的にやわらかく、「海」より後味にしっかりとした味わいを感じさせ飲みごたえもある。「魔王」や「海」より旨味を感じる。芋焼酎が苦手の方にロックがおすすめ。

吉兆宝山
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西酒造

西酒造の黒麹。この焼酎のコンセプトは「お湯割りで飲んでうまい、昔飲んでいた酒。」朝堀りのコガネセンガンを一次、二次ともに甕仕込みで造っている。「なるべく管理しないように管理しています。昔の醪は外気温により変化していたはずですから。」と蔵元。「少ない量を造り、プレミア化してしまうよりいいものを安定して供給する。」をポリシーのもと、旨い焼酎を造っている。人気のため、品切れが多いが、他の少量生産の焼酎より入手しやすい。

濃厚な甘い芋の芳香。口に含むとドッシリとした力強い旨味が広がる。黒麹の旨さが引き立っており、香ばしさ・コクのある甘味・キレともにバランスがよく堪能できる。柔らかさが増す、お湯割りがおすすめ。

かめ壺仕込み 純黒
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田村合名会社

田村合名会社は、年間2200石を造る蔵元。全製品一次仕込みから熟成まで、かめ仕込みする薩摩藩伝統の製法を守り続ける蔵元。黒麹を使った限定品がこの「純黒」である。全国的に人気の高い焼酎のひとつ。

ほのかな芋の芳香。口に含むとトロリとしたまろやかな甘味が広がる。まろやかさからドライに変わる余韻。生はトロトロとした味わいがよい。しかしロックの方が芋本来の甘さが強調されとても旨くなる。湯割りは柔らかで芳醇な味わいが楽しめる逸品。

無濾過 純黒
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田村合名会社

田村が誇る、黒麹仕込みの芋焼酎。2000年に登場した、田村合名会社「純黒」の「無濾過」。フィルターによる濾過を行わず、手作業で丹念に油を掬い取り、すべてそのままの状態で瓶詰めされた季節限定出荷の希少酒。

重厚な芋の芳香。口に含むと、37度の度数を感じさせない粗さのない、まろやかな甘味の味わいが広がる。深く重厚な余韻。キレも良い。黒麹の複雑な旨味を堪能できる逸品。ロックが秀逸。

無濾過 薩摩乃薫
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田村合名会社

鹿児島の山川町にある創業1897年の田村合名会社が平成13年に発表した「薩摩の薫 無濾過」は「純黒 無濾過」と双璧をなす白麹仕込み。女性当主が探求し世に送り出した季節限定出荷の稀少品。

甘い芋の芳香。口に含むと、アルコールの強さが芋のまろやかで和らぎ、練れた厚みのある味わいが広がる。深い余韻。白麹の濃厚な旨味を堪能できる。ロックでゆっくりと飲りたい逸品。

薩摩乃薫 35度
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田村合名会社

焼酎の醍醐味をしっかりと感じさせてくれる田村の白麹仕込み「薩摩乃薫」。生産量の8割が鹿児島県内で消費されている。25度と35度がある。

ふんわりとした芋の芳香。口に含むと、穏やかでマイルドだが深い味わいが広がる。心地よい余韻。25度と比べると、味わいが濃厚で深みがあり、より輪郭がはっきりした印象。お湯割りがおすすめ。芋の香りがふわっと立ち、飲み飽きしない心地よい味わいになる。

古酒櫻井
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櫻井酒造

日置郡の南端にあるただひとつの蔵元、櫻井酒造。創業は1905年。年間石高500石あまりの家族規模の小さな蔵。今の櫻井弘之氏が4代目となる。芋に徹底したこだわりを持つことで知られている。すべて手作業でひとつひとつの芋の傷んだ部分や両端をカットする。地味な作業こそが、量より質の櫻井のポリシー。生産量が、少ないだけに入手困難。

ふわりとした芋の芳香。口に含むと、熟成された甘味と雑味のない旨味が広がる。キレのいい余韻。さらりとしたスムーズな喉ごしで、気品のある味わいを堪能できる逸品。長期熟成酒の特徴で、まるみのある旨さがよい。生がおすすめ。

白麹 旭萬年
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渡邊酒造場

種芋から栽培、収穫までをすべて家族で行う宮崎の渡邊酒造場。家族5人で焼酎に情熱を注ぐ細かい心配りが伝わる逸品。

ふんわりとした芋の芳香。口に含むと、スッキリした甘味が広がる。やさしい余韻。白麹らしいおだやかな味わいが心地よい。優しくホッとする逸品。お湯割りがいい

甕雫
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京屋酒造

宮崎県日南市にある京屋酒造。天保五年に創業以来、甕仕込みで造る蔵元。甕の持つ特性と1甕約800Lという非常に少量の仕込み方法が自然な醗酵を可能としている。「美味い焼酎造りには、伝統・伝承を重んじながらも新しい味に挑戦していく勇気と情熱が大切」と、焼酎造りに励む小さな焼酎蔵。 「甕雫」は、自然で環境に優しい焼酎を造ろうと、蔵元が自家栽培有機栽培の「寿甘藷(焼き芋用のいも)」と麹には合鴨を使って自家栽培した米を使用する。

フルーティーな芳香。口に含むと、フワリと優しい甘味と芋の旨味が広がる。のど越しも滑らかで、20度の度数からかすごく飲みやすいため、いくらでも飲れる芋。飲みやすいだけでなく、旨味も感じられる逸品。生が一番旨い。

伊佐大泉
木バー1
大山酒造

1蔵元1銘柄にこだわる大山酒造。洗米は昔ながらの手桶を使い、種付けも自然通気による手麹で行う。コガネセンガンとシロユタカを使い手作りの白麹で仕込む。

芳醇な芋の芳香。口に含むと、飲み口は淡麗で、上品な甘味と深いコクの旨味が広がる。心地よい余韻。甘味と刺激感のバランスがよく、ロックにすると更に丸みが増しておすすめ。

一人蔵
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木場酒造

鹿児島の北東部にある末吉町はサツマイモの生産地で知られる。この地で長年焼酎造りを営んできた木場酒造。蔵元の木場さんは、86年に跡継ぎのない蔵元に養子に入ったが、翌年に先代が亡くなり、94年には頼りの杜氏が引退。文字通りの一人蔵となった。廃業の手前まで追い込まれる中、毎日、蔵の中で食事を取りただ黙々と一人で焼酎を造った。その必死な思いが、誰にも真似の出来ない焼酎を造り出した。是非、一度飲って欲しい。

栓を抜いた直後に香る深く濃厚な芳香。口に含むと、黒麹特有の深みとコクのある味わいの中に白麹の甘味がかすかに広がる。香ばしくキレのよい余韻。ブレンドされ深みのある味わいが楽しめる逸品。どんな飲み方でも旨いが、深く濃厚な香りを堪能できる生かお湯割りがいい。



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