このホームページ、早くも死にかけていましたが、なんとか復活の第2回目です。
最近は目まぐるしく一日が過ぎ、なかなか好きな映画を見に行く時間も持てません。そこで、今回は少し古い話題になってしまいますが、先月辛うじて見てきた「ドッグビル」について。モダン演劇みたいな駐車場に線を引いただけのようなシンプルな舞台設定。閉鎖された村に、謎めいた美女がやってくる。何者かに追われている彼女をしぶしぶ救う村人は、最初仲良くしてあげようとはするものの、いつしか彼女を奴隷のように扱うようになっていきます。それがだんだんエスカレートしていく様が延々と描かれます。結末はうーん...賛否が大きく分かれるところでしょうが、ヒロインを含め登場する人全てがそれなりに傲慢で、善悪の観念など差し挟む余地もないのがある種小気味よいです。ストーリーはたくさん毒を含んでいますが、とにかく斬新です。あまり後味の良い話ではないと思いますが、このユニークさは一見の価値ありだと思います。最近のCGなどをふんだんに使ったお金ばかりかけた内容のない映画より、こういったストーリーで勝負する映画がまた増えてくるといいですね。
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