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俳優座『カラマーゾフの兄弟』… (そのほか)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】
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フクイタカノリの日記

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2012年01月19日 楽天プロフィール Add to Google XML

 俳優座『カラマーゾフの兄弟』 【演劇】何か見に行きますか? 行きましたか?(21908)」
[ 映画・TV・演劇 ]    

 八木柊一郎の脚本による。事件の経過が実に判り易く展開されていく。文学的にデフォルメされた展開の時系列が整えられ、事の真相がそのまま暴露されているようだ。しかもドストエフスキーが書きたくて書けなかった「第二の小説」にまで意識の範囲を広げている。即ち、語り手にアリョーシャの恋人リーザを設定し、コーリャら少年達の「皇帝殺し」とその指導者としてのアリョーシャの処刑で舞台を終わらせている。こういう話しは少なくとも「第一の小説」には出て来ていない。ただこのような構想はドストエフスキー自身が持っていたようで、「カラマーゾフの兄弟」を更に理解する上で考慮すべき点ではあると考えられる。そういう意味でこの舞台はこの作品を理解するには、極めて手際よく必要な情報を手渡してくれるものとなっている。
 ただ、これは望むべくもないのかもしれないが、ドストエフスキー文学の持つ繊細さ壊れ易さと力強さ、思想の葛藤、総じて人間の情感の細やかさの表現では今一つの面がある。それ程大きくない劇場なのだから余り力まずに、内面重視の演技をした方がいいのではないか。妻はスメルジャコフを演じた人の演技が良かったと評価していた。ドミートリイとグルーシェンカの踊りの場面について、妻は良かったと言うが、私には冗長に感じられた。ロシアやジプシーの情感を扱うのなら、もっと工夫が必要な気がする。


最終更新日  2012年01月19日 11時50分10秒
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