カテゴリ:脳の健康と食べ物
前回、バナナと納豆を毎日食べると、 脳が大変喜ぶと述べました。その理由は?
バナナと納豆は脳に大変よい効用を与える食物です。 両者に共通するのは、まず、ビタミンB群の含有量が豊富であることです。
脳内での神経細胞の再生、エネルギーや伝達物質などを生成する際には、 ビタミンB群は必須の微量栄養物質です。
特に納豆に含まれているリン脂質は、ドーパミンなどの覚醒・快感物質の原料です。 すなわち、「快のココロ」を生み出す原料の一つです。
日々の食生活に「バナナと納豆」と「赤身肉と赤身魚」を加えて食べると、 現代病といわれている認知症などの 脳細胞の廃用性の欠損で生じる病気の予防・改善に有効と言われています。
認知症(アルツハイマー病他)の人の断層写真を見ると、 記憶を司る「海馬」の神経細胞群が明らかに欠損しています。 これを再生・回復させるには、それらの栄養物質が必要不可欠であるのです。
脳が萎縮するアルツハイマー病の原因は不明とされています。 しかし、海馬の神経細胞群が欠損して生じる認知症などは、 脳の長年にわたる栄養失調がその主因ではないかと思っています。
:認知症患者数は約300万人と言われており、 どこの家庭でも発症する可能性があり、その介護は大変です。 だから、日常的な食生活を改善して積極的に予防することが急務です。
すなわち、首から下の肉体の栄養だけでなく、 脳への栄養物質の供給についてもっと関心を持つべきです。 本ブログを読まれた方は、ご両親の食生活の内容を ぜひ、一度チェックして食材について教えてあげてください。 ささやかな、親孝行です。
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Last updated
2010.06.25 10:36:11
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