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カテゴリ:国内旅行
いよいよ鵜飼い見物の時間です
この日は開始が8時半からで 通常より1時間遅れ というのもこの日 年何回かの 宮内庁への献上の日 上流の禁猟区で一仕事をされた後 下ってきて我々にご披露 という手順です なにせ明治以来「宮内庁式部職鵜匠」という名称を持っているほど 宮内庁とは縁が深いところ 2時間前の6時半に ロビーに集合 ≪旅館のながーい地下通路を通り抜けると そこは乗船場だった≫(川端康成 雪国風) さすが 歴史ある旅館 旅館と船乗り場が直結していました 屋形船に 十八楼の客ばかり20人ほどが乗り込みました 3人の船頭さんが竹さおを川底につき立て ぎしぎしと川をさかのぼります 途中から エンジンつきの船に引っ張られながら 2~3百mかけのぼり 浅瀬にいかりを放り込み 鵜飼いの始まりを待ちます 他に10数隻 同じように待機しています 先に 夕食をいただきました その前 上流目指して さかのぼっている時 我々の船のそばに 十八楼の名を冠した小船が 追っかけてきました 船には板前さんが乗っていて なにやら焼いているようで 煙が立ち昇っています わかりますね 秋の味覚 さんまを焼いている煙 のはずはない ほんとうは アブラの乗ったシャケでした うそです もちろん 鮎の塩焼き 焼き立てを配ると さっと下流へ去っていきました 粋なものです 夕食後は さわやかな川風を楽しみながらのんびりと時間をつぶします なかには河原で花火をするグループも と 下流のほうで 花火が数発とどろきました 鵜飼いの始まりの合図 上流のほうから かがり火が下ってきます 鵜飼い舟(鵜舟という)は全部で6隻 全長13mの船に3人が乗り込み その中で 鵜匠と呼ばれる人が一人 6隻で6人の鵜匠が それぞれ10羽~12羽ほどの鵜をひもで操りながら 鮎を獲っていきます あとの二人は船頭と助手 (昨日60人といったのは 6人の鵜匠×10羽 で60匹の鮎の収穫 という意味合いでした) 我々の船の前で 停まって その技を見せてもらえるのかと思っていたら違いました ゆっくりと下流目指して 下っていく鵜舟の横に 我々の屋形船が並んで 伴走しながら 見せていただくのでした (鵜を操る) ですから 鵜が潜り込む様子 何にもねえやと上をむいている様子 そして 鵜匠さんの紐さばきが 間近で 良く見え 伝統技を楽しむことができました (鵜を引き上げる) 私たちの舟が追いかけたのは 山下さんというひげをはやした鵜匠さん たまたま あちこちホームページをみていたら この山下さんを紹介しているHPを見つけました こちら この鵜匠 代々世襲制ということです 別の鵜匠の舟にはこの伝統を受け継ぐべく 小学校3年の坊やが父親の助手として乗り込んでいました それを知った あちらこちらの観覧舟から ○○チャ~ン の黄色い歓声が 歓声を聞いた彼 おもむろにズボンの後ろのポケットから 青いハンカチを取り出し やさしく顔の汗を・・・ウソです 早実 斎藤君じゃないんだから 上流にいた我々観覧船が全部下り終えると 鵜舟はまた上流にまいもどり 総がらみ という漁法をご披露してくれました 6隻が横1線となり 浅瀬に鮎を追い込む漁法です 6隻の鵜舟と鵜匠 そして鵜が一体となって鮎を追い込んでいくもの 見ごたえがありました これですべて終了 最後に鵜たちが 全羽 特設のステージに上り 鵜匠仕込みのラテンダンスを披露してくれました 鵜!マンボ(お恥ずかしき次第) さぁ 明日はどこに行こうか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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