さきほどのブログのように、うどんのことばかり書いていたのでは、東京モンとしては少々情けない。
私の中学校一年のときの担任が浅草雷門の蕎麦屋の総領で、ひまさえあれば自分の店の蕎麦の自慢話、そばつゆの秘伝などを話していた。たしかに美味い店ではあったのだが、昔の蕎麦屋だ。椅子が小
さくて、尻が乗せきれない。小さなテレビでは巨人―阪神戦かなんかやってて、ざるそば一枚で酒を飲んでる親父も多い。
ただ住まいが世田谷になってからは、そうそう浅草まで蕎麦食いに通ってなんかいられなかった。浅草っていやあ、渋谷から出ている地下鉄銀座線の終点だもの。
そのかわりに愛した蕎麦屋が2つある。一軒が荻窪駅と西荻駅の間の線路際にある本村庵だ。
http://www.honmura-an.co.jp/
ここの蕎麦は美味い。美味い証拠に、店の前にはズラリと黒塗りのベンツが停まる。なおかつお値段が高い。せいろそばが735円、てんぷらそばが2257円。値段だけ聞けば「そんなに高くは・・・」とおもうだろうが、量が少ない。せいろそばなど、上から見るとせいろがすけて見えるほど、サラッとしかそばが乗ってない。小食の私でも三枚はたべたいところだ。手打ちのうどんも、とてもおいしいのだが、なかなか自分の車で自分の財布を持っては行けないところだ。
私はたいていベンツをお持ちのオジサマに「今日はおいしい蕎麦でも」とおねだりして、連れて行ってもらってた。
自分の財布を持って、自分の車で行くのなら(当時はブルーバードだった)、甲州街道を少し下った深大寺へ行っていた。ここの蕎麦も有名だが、はたして自分のところで打っている蕎麦かどうかは不明である。
ここで食べる分には、駅前の蕎麦屋で食べるのとあまり変わらない上、周囲の景色がものすごくいい。なんといっても神大植物園の入り口なのだから。それよりなにより・・・ん?これはシークレットかな?・・・地元の有志のお姉さまたちが3年前から取り組んでいた「FFCによるホタル蘇生」が、ついに今年成功したようなのだ。
せっかくのホタルだ。自動車のライトで照らしたり、騒々しくしたり、水を汚したりせぬよう、守っていきたいものだ。本格的に飛ぶようになったら、これは未来への贈り物だ。私たちだってそう長生きできるわけあないのだから、美しい環境ごと未来世代にバトンタッチしたい。
自分で見に行けないのが残念だ。