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2005/02/14
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カテゴリ:日々是好日
国連食糧農業機関(FAO)のWEBサイトにOrganic Agriculture at FAOがある。
その中に「良く聞かれる質問」というコーナーがあって、その最初に
「有機農業とは何ですか」(What is organic agriculture ?)という質問が出ている。

それに答えて、
「有機農業については多くの説明と定義があるけれど、その基本になる考え方は外部から
の農業資材の投入よりも生態系の管理に依存した農業システムの運営である。それは環境
や社会に与える影響という面からを考えて合成資材、例えば化成肥料や農薬、家畜用薬剤、
遺伝子組み換え種子や品種、防腐剤、添加剤、放射線照射などの使用を廃止するシステム
である。これらは長期的に土壌の生産性を維持・増進し、害虫や病気を防ぐ地域特有の管
理法と置き換えられる」

その上で、有機農業を推進する駆動力は三つある、と指摘する。
簡単にまとめると
・消費者や市場からの要求
この場合、生産物は認証やラベルではっきりと区別される必要がある。消費者は購入
する農産物が、どのように生産され、加工され、運搬され、販売されているかに強い
関心を持っている。

・公的・政治的必要
例えばEU諸国では地下水の汚染を減らしたり、生物多様性に適うような景観保持など
環境面を考慮した有機農業経営に対して補助金を出している。

・農業者
一部の農業者は慣行的な農業は持続的ではなく、家族の健康と農家経済と自立のため
に、これに変るべき生産方法を発展させている。
多くの発展途上国では有機農業は自家消費農産物の安全や投入コストの削減のために
採用されている。農産物は、必ずしも市場で販売されていなかったり、認証を受けて
いないために価格差別なしで販売されている。
先進国では小規模農家は認証を受けない有機農産物を消費者に直接販売するルートを
益々広げている。米国では、小額の有機農産物販売農家は認証を公式に免除されている。


★この三つの駆動力を、別な側面から考えると
安全、環境、持続性がキーワードになるだろうか。

「認証」というのは、制度的な外被であって、ある意味では有機農業の本質とは何の関係
もない。がちがちの狭苦しい枠組みを作って有機農産物をそのなかに押し込めようとする
のは逆立ちした観念的な議論だとは、前に書いた。

★2/03のコメント「戦略はない、と思う」の中で、羽生飛人さんが

「認証制度は中規模有機農家(10町歩くらい)以上でないとメリットがほとんど
ないようにできていると思います。世間のいういわゆる”有機農家”はだいたい
2、3町歩かそれ以下なので普及でも閉塞でもなく対象外でしょう。」

と書いておられるが(僕は、この点の実情については皆目無知だ)、関連して
「米国では、小額の有機農産物販売農家は認証を公式に免除されている」
点は注目すべき。





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最終更新日  2005/02/14 08:54:42 PM


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