坂の上の雲
昨晩見たNHKのドラマ。なかなかよかったです。NHKはかなりの前宣伝をしていましたが、期待を裏切らない初回の放送でした。江戸から明治になっての、国の高揚感がうまく描かれていて、今となっては誰もあの時代の空気を実際には知らないのですが、司馬遼太郎の、あの冷静で俯瞰的な観察眼的視点が、渡辺謙のナレーションで、とてもよく引き出されていたと思います。そもそも渡辺謙が役者ではなく、ナレーションというのが凄い。渡辺謙が「硫黄島からの手紙」で演じた栗林中将が、アメリカに留学していたから、余計、「坂の上の雲」の秋山真之のイメージに重なったのかもしれません。原作は随分前に読みましたが、壮大なスケールのストーリーなので、ドラマ化するのは難しいだろうと思っていました。次回の放送も楽しみ♪風呂敷専門店「ふろしきや」