お酒が大好きで静岡の実家で不整脈で突然死した父

静岡の実家で不整脈で突然死した父

お酒が大好きで、いつも明るく元気だった父が、静岡の実家で不整脈で突然死してしまいました。プロ野球中継を見ながら、楽しそうにお酒を呑んだり、趣味の仲間達と一緒にお酒を呑み交わしたり、楽しくお酒を呑む事が大好きだった父の周りは、いつも笑いが絶えず、人気者でした。

その父の死を、母からの電話で知った私は、何かの悪戯かと思ったほどです。また、葬儀に参列してくださった皆様も、口々に信じられないと話しておられました。あまりにも突然で、誰もが父の死を受け止める事ができませんでしたし、何か事前にくい止める事ができなかったのかと後悔しました。心に、ぽっかりと穴が空いてしまったかのように、しばらくはただただ必要な処理をするだけでした。

離れて暮らしていた私ですら、何も手が付かな状態だったので、長年連れ添って来た母のショックは、とても大きく何と声をかければ良いのか分かりませんでした。それに、自分の事に精一杯で、周囲に気を遣う余裕もありませんでした。父が亡くなってから、改めて父について色々な話を聞くようになりました。皆さんも、私や母と同じように、明るく元気な父を語ってくれて、とても安心しました。本当に表裏がなく、いつも明るい父。もしかすると、突然死で周囲を驚かす事で、悲しみよりも驚きが多い事に、亡くなった父自身は満足しているのかもしれないと思うようになりました。

看取る事ができなかったので、父の想いを聞く事ができませんでした。しかし、普段から思った事は素直に言葉にしていた父なので、生前の言葉を思い出せば、自然と何を希望していたのか想像できます。明るく楽しく生きた父は、私達にも明るく生きて欲しいと願っているに違いないと強く感じる事ができます。