大学時代の事。

　●Ｓ５１年４月に大学に入った。しかし大学入学し始めての数学の授業でめげた。線型数学の授業だったと思う。

　『なにか自己紹介とかあるのかな？』と思ったら９０分授業の２コマダブルの１８０分猛烈な勢いで板書。書き写すだけで精一杯の数学。

　『ひょえ～～～とんでもない所に来ちまった～～～』が最初の授業の感想だったな～～

●この時期に『いづみ』と大恋愛だったなぁ～～～一つ上の社会人だったが惚れたね、あいつには。フランス人形みたいな美人でスタイル抜群、いつも混血に見られていた。大学辞めて結婚しようと思った相手だったな。『いづみ』の親は猛反対。『娘の事を本当に思うなら、あなたから別れるって言って下さい。あなた学生で幸せにできないでしょ！！』そんな母親の言葉に屈して別れた。『俺はもう付き合いたくない。別れる。』といい、『うちの親になにか言われたんでしょ！本当の事を言って！』何度も繰り返し聞かれたが、『とにかくお前とは終わりにしたい。』と言い続けた。つらくて、しばらく酒びたりだった。

　●そのあと、やっぱり傷は癒える。やっと酒びたりから抜けた。
『ヒロコ』と出会った。一緒に半分同棲生活だったな。『卒業したら結婚したいな…』そう思っていた。僕より２つ下だったな。医療系の学生だったけど、優しくて良い奴だった。今も県内で活躍してるだろう。幸せに出来なかった分、すまなかったと今でも思う。

　●Ｓ５５年、大学卒業と同じ頃、『ヒロコ』と終わりになった。
あの時は、辛いというより、いつかあいつを見返してやりたい…と思った。
順調に市の職員として働く彼女と、民間企業に勤める自分との間に出来た溝。ことごとくすれ違い、心が離れていった。

　彼女との別れは、無謀と思えた会社退職の引き金にもなってくれた。
今では彼女の幸せを願うばかりだ。女性の魅力に翻弄されてた学生時代だったなぁ…