『フラッシュ・ボーイズ』
実はまだちょっとしか読んでいないのだけれど、アメリカの株式投資の世界が、実は、裏でとんでもないシステムが作られ、一般の投資家は、ほぼ、もうけられないという事実の暴露本。まるで小説のようにストーリー調で書いてあるけれど、事実。この本が出版された時、アメリカ国内では、ものすごい騒ぎになったとか。相当すごいニュースだったはずなのに、日本で、そんなニュース聞いた覚えがない。ニーサなどを実施して、国内の株取引を活発にしたい政府は、報道規制を行ったのだろうか。このニュースが、国内で報道されたら、国内の一般投資家は、ほとんど株をやめてしまい、国内の株式市場は、大ダメージになりそうだ。たとえ、事態のおきているのが、アメリカだとしても、日本でも、同じようなことが行われていないとは、言えない。やっぱり、株って儲からない。とは、思ったけれど、それにしたって、国家レベルの報道規制ってやっぱり、現実にあるんだ、と、そっちのほうが驚いた。そして、とても怖い。ニュースは毎日流されているけれど、日本国内で流されていない、海外のニュースっていったいどれほどあるのだろう。ただ、この本、かつての「金持ちとうさん貧乏父さん」のように、長々と延々と描写が反復して続いていて、読むのがとてもたるい。事実を信じてもらうにはこれくらい書き込まなければならなかったのかもしれないけれど、たるい。実質、この三分の一くらいの量で足りるだろうし、ダイジェスト版とか、ほしいかもしれない。オンラインゲームをやっていても感じるけれど、コンピーターの世界は、秒単位の世界。アクセスの良さがものをいう世界。フラッシュボーイズの正体はいったい....。やっぱり、頭がよくて、ずるがしこい人間だけがお金持ちになっていくんだな。フラッシュ・ボーイズ [ マイケル・ルイス(ノンフィクション作家) ]