テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:外国映画 は行
楽天の自分のブログサイトのブックスランキングを何気なーく見ていたら、一位が『不都合な真実』だった。「なんだあこれ?」と思ってクリックしてみるとなにやら分厚い本なのです。 そのまま印象に残ったこのタイトルをその後いくつかのブログで見かけた。どうやら今話題らしい。そして、映画も作られているらしい。六本木では、500円で見られるイベントまで企画されていて、「よし、見に行こう」と予定を組んだ。でも、土曜になってみたら、ネット販売はすでに完売。こうなると、劇場に行っても当日券も買えないかも。 というわけで、このお安い企画はあきらめて、もっとよく調べたら、我が家からもっと気楽にいける市川コルトンの映画館でも見られる。 長男を誘ったら珍しく「行く」という返事。受験の小論文対策にもなるかもというせこい計算もありまして。というか、受験をするくらいの年齢ならこの手のことに興味を持つのは当然でもありますもの。 アメリカの元副大統領アル・ゴアさんがアメリカやそのほかの国々を回って、各地で地球温暖化の実情と危機とその改善を訴えたスライド講演をしたものを、映画にしてある。生の講演を見られるともっといいけど、それはなかなか大変だし、映画にしてあることでもっと楽に見られる。内容的には変わらないわけだしね。字幕つくし。残るし。 「すでにわかっているようなことばかりで今さらだ」という意見もあったけれど、内容としては写真も多く、ゴアさんのトークもうまく、かなりわかりやすい。極普通の一般の人たちにわかりやすく語ってあることは大切なことだ。 地球温暖化防止のためには地球上のすべての人がひとつづつ対策していくこと。数の勝負である部分が多いのだから、より多くの人が彼の訴えを聞き、温暖化の現状を理解していけることは大切なことだ。 そういう意味で多くの写真やグラフ、表などをみやすくわかりやすく見せてくれてあり、また、私たちも知らなかったこともあったので見ただけのことはあった。 かつて私が小学生の時たまたま読んだ学習雑誌にのっていたのが、やはり温暖化の記事だった。 氷を浮かせた水が満杯のコップ。この水に浮いている氷が解けてもコップから水があふれてこぼれることはない。 だから、水の上に氷が浮いている状態の北極の氷が解けても大丈夫だけれど、南極の場合は大陸の上の氷なのでこれが解けるのは怖いんだ、といったようなことが書いてあって「ふーん。」と思いながら見ていたものだ。 温暖化問題はそのくらい前から科学者の間では話題で、小学生向けの雑誌にすら書いてあったのに、社会的に問題視されて話題になるようになってきたのはごく最近のことだ。本当にあったかくなってきてはじめて実感するもののようですね。普通の人たちは。 ところで、今日の映画を見てみると、北極の氷は冷却効果の仕事をこなしているわけなので、実際には北極の氷が解けることもやっぱり危ないのだそうです。これはなかなかサプライズだった。 北極南極以外にも各地の氷河の氷も解けていて、その写真も数多く見せてくれた。 危ないぞ、地球。 自宅に火災保険はかけられるけど、地球に災害保険はかけられないものね。 建て直しも出来ないし。 今の科学技術を駆使し、政治的にも社会的にもみんなで協力して対策していけば必ず解決されるはずだから、みんながんばろうねということで。 ただね。なんか選挙活動的な映画にも見えそうで怖いなあと思った。途中でゴアとブッシュの選挙戦のシーンも出てきたし、ブッシュに負けて悔しそうなゴアも出てきたし、地球のために次の選挙には私に入れてねって雰囲気を感じたかも。もし次の選挙でヒラリーとゴアがでたら、ゴアに入れちゃいそうです。って私に選挙権ないけどさあ。 ちなみに、一緒に見てた息子。面白かったそうです。久しぶりの映画。でもって、小論文の書き方の参考にもなったそうです。自分の体験を小論文に入れていいかどうか悩んでいたのですが、実体験の入れ方の感覚がわかったみたい。小論文を書く上で書き方とか、まとめ方とか内容とかいろいろ参考になったようです。 面白かったし、ためになるし、地球のためにもぜひ見てくださいね。 あ、パンフレット買うのわすれたわ~。 公式サイト
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