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カテゴリ:スキー試乗会
ヴェクターグライドはスキーブランドの名前。
板の製造を「オガサカスキー」と同じ所で作ってようが「八甲田スキー」と同じ所で作っていようが、「木目が2つ」と同じ所で作っていようが、ヴェクターグライドのブランド名は変わりません。 北海道の経済ニュースの動画で、ヴェクターグライドのCEOの方が何処で板を製造してるのか紹介してしまっている。 ニセコ町公式HP内、ニセコスキー製作所紹介ページへ直接リンク 『実のところ、工場を持つ国産高級スキーメーカーについて、二つしか国内にない、ということをご存知でしょうか?』 の文章に結構衝撃受けた。 スキー板のブランド名だけ気にして。 製造元は気にしないってのはどうなんでしょうね? ヴェクターグライドの名前を知ったのはいつだろう? 雑誌でバターナイフと言うスキー板を見た時だと思う。 板の先端が本当にバターナイフみたいになってて、本当にバターナイフだ・・・と思った。 ヴェクターグライド-VECTOR GLIDE バターナイフスタンダード 2018年モデルにも試乗させて頂きまして。 正直言うと、普段からファットスキー板を使って。 スキー場内の喰い尽された深雪エリアを「滑れるスキー技術」を持って居ない人は。 ヴェクターグライドの板を乗りこなす事が出来ないと思います。 万人受けするファットスキー板として作っている訳では無く。 元々、スキーを熱心にしている方々が。 通常メーカーのファット板だと、速度も出せなくて、ターンも不安定で物足りない。 もっと、しっかりとした造りの、スキーを熱心にしている方々の滑りに耐えられる。 高品質なスキー板を作った様に感じます。 コブも滑れない、深雪コースが荒れて出来た不整地も滑れない方が。 ヴェクターグライドの板を使って突入するよりも。 初心者用に作られた、各メーカーの安いファットで滑った方が、滑りは上手く見えます。 足前が無い方に、張りが強いヴェクターグライドの板で滑っても、苦労するだけです。 ゲレンデで苦労するなら、まだしも。 バックカントリーに行って、御自分が滑り難いスキー板で滑るメリットなんて全く在りません。 怪我のリスクを上げてるだけなので、御自分の扱い易いファットを見つけるべきです。 スキー技術に本当に自信が在る方で無い限り。 初めてのファットスキー板として、ヴェクターグライドの板は辞めておいた方が良いです。 深雪を普通に滑れる様になり、深雪で大回りが出来る様になった後で。 「スピード出せるのに、板が走らない。安定したターンしたいのに、板がフニャフニャで駄目だ」 等の不満が出て来た時に、ヴェクターグライドの試乗会で、不整地を滑ってみて下さい。 多分、その時に、初心者には向かずに、上級者が買う板だと言ってる意味が解ると思います。 勿論、整地だけしか滑らないなら、ジニアスカーボンでも、コルドバスーパーライトでも、何でも良いですよ。 ヴェクターグライド-VECTOR GLIDE ジーニアス ちなみに、ヴェクターグライドのファットスキー板は、乗った感覚が全部違いますから。 ヴェクターグライドの板はどれが良いの?と聞かれても。 ご自分で本物を試乗して、お好みに合ったスキー板を見つけて下さい。 本当に新雪初心者の方は。 普通のメーカーのセンター幅100前後のトップとテールにロッカー構造が採用されている。 入門向けのファット板にして下さい。 今時、キャンバー板で新雪を滑れるのは、新雪を滑れる技術を持ち合わせている方々のみです。 だから、ヴェクターグライドの板を買うのは、元々上級者の方々が多いのです。 初心者が乗っても、乗り難いか、板の張りの特性を引き出せずに滑り続けるのみです。 ヴェクターグライドの基礎スキー板が世に出てしまった場合。 使用している選手の技術力に憧れて購入する基礎スキーヤーさんが増える。 ゲレンデの中でヴェクターグライドの板で整地を滑ってる基礎やさんが増える。 上記の事が理由でファットスキーブランドとして好きな方がファンじゃ無くなる。 ファットブランドとしてのブランド力の低下が起こりますね。 本当に良いの? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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