カテゴリ:アガサ•クリスティー
おはようございます、ひなこです。
![]() 自分が犯したらしい殺人についてご相談したい。そう言ってポアロを訪ねてきた若い娘は、結局何も告げないまま立ち去ってしまった。その午後、事情通のオリヴァ夫人から事情を聞いたポアロは、俄然興味を示し、夫人とともに調査を始める。だが娘の周囲に殺人の匂いはなかった---死体なき殺人の謎をポアロが追う。 表紙は、孔雀。 読み進むと理由が分かりますけど。 2022年現在だと、英語そのままの、サード•ガールでもいいかも、タイトルは。 ガールを女と訳すのは、ちょっと違う感じがするし。 揚げ足取り。 173ページの、「ええ、どうぞ」って、多分、"Yes, please."が原文だと思うんですけど、「(紅茶に)砂糖は?」と聞かれた答えなんだから、「ええ、お願いします」、「はい、使います(入れます)」ってことじゃないのかな。 あと、この作品だけじゃなくて、前にも何度も出てきた、サイフォンという単語。 私はコーヒーを飲まないのですが、それでもサイフォンと聞いたらコーヒーが浮かび、意味不明でしたが、どうやらこれはソーダの入った容器の名前のようです。 いっそのこと、ソーダと訳した方が良いのでは? 「複数の時計」に、近頃の読者は、これは間違っている、ここは違うと指摘する手紙をよこす人が多いというようなことが書いてあって、これはクリスティーの心の声だなと思いましたが、私もそんな読者の1人だな。ははは。 面白く読んでいましたが、これじゃあ真相が分かるわけないよなパターンでした。 私が鈍いのでしょうか。 本作も、オリヴァ夫人が登場し、活躍します! ご機嫌よう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年10月24日 07時45分17秒
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