【映画】 SPACE BATTLESHIP ヤマト
レディースデーの水曜日、とうぜん映画館は女性で一杯です。シニア割引もあるので、最近はご年配の方も多くなったと思います。平日だったということもあり、「実写映画化したなら、観ないわけにはいかないよね」といった雰囲気の30~40代男性はまったく見当たりません。つーか、みなさんキムタク目当てですか?物販コーナーでは写真集やグッズが売れるものの、ヤマトのプラモデル(1個210円)は見向きもされず。ガンプラと抱き合わせ販売されてたアレですよ?300円の旧ザクを買うために5個買わされた『100円ヤマト』ですよ?まぁ、ガミラス艦隊のマイナーなやつしか残ってませんでしたが。上映が開始されました。"宇宙戦艦"ヤマトを観てた人はかなり少なそうな男女比率でほぼ満席。後半では、すすり泣く声が周りから聴こえてきます。私は情が薄すぎたので、まったく泣けませんでした。(笑いを堪えるのには必死でしたが)キムタク役の木村拓哉さんが古代進の格好をしていました。キムタク語録に書かれたキムタク節を惜しみなく連発していました。真田工場長と徳川機関長だけは、配役・演技とも素晴らしかったです。『スター・ウォーズ エピソード4(1作目/1977年)』に追い付けそうなCGクオリティ。パロディ寄せ集め映画『ホット・ショット』に負けないくらいのパロディシーンの連続。ハリウッドSF映画が好きな方なら、どの作品のパロディか考えるのは楽しいかと。映像うんぬん役者うんぬんは、まぁ、そんな感じです。設定や脚本など、原作との乖離は1,000歩譲ったとしても、効果音や音楽はとてもじゃないけどハリウッドには勝てませんね。アニメ劇場版は「酒を飲みながらツッコミ入れるには最高の映画」と言われていました。矛盾点について語ることでマニアっぷりを自慢していたのだと思います。この実写版を観た後も、一緒に観ていたヤマトマニアの方と話し込んだのですが、ストーリーよりも映画としての出来について、愚痴ってしまうだけになってしまいました。やはり実写版というだけで、騙されると解っていて観てしまうのですが、DVDをレンタルして、ヤマト好きで集まって酒を飲みながら観るのが良いんでしょうね。斎藤始(池内博之さん)と真田志郎(柳葉敏郎さん)が戦死する場面は、アニメ版『真田さんの戦死シーン』をうまく実写化してあったと付け加えておきます。あのアナライザーはアリです(^^;