ムコ多糖症支援を
希少難病「ムコ多糖症」の耀君を救おう!! 読売新聞に、支援の呼びかけが掲載されました。
ムコ多糖症とは、遺伝子異常でムコ多糖が分解されずに体内にたまり、内臓や骨、脳に障害を引き起こす。多くが成人まで生きられず、治療法は骨髄移植しかない。~患者は全国に300人しかいない。きわめてまれな進行性の難病です。
今、大阪府豊中市の会社員、中井麻里さんの長男、耀君(7歳)の闘病を知った多くの人たちからの支援の輪が拡がっています。
耀君は、2歳の時、保育所から「体が硬すぎる」と異変を知らされ、この病気がわかりました。
骨髄移植も、夫婦とも白血球の型が合わず骨髄バンクに登録しましたが、適合者は数百~数万人に一人。「ドナー登録者が増えれば」と街頭で登録を呼びかけましたが、朗報は届かず。
3年前に7タイプあるムコ多糖症のうち、1型と4型の薬が欧米で承認され、今年耀君と同じ2型も米国で承認されるみとおしです。
しかし、問題は国内にありました。1型は年内にも承認予定ですが、4型は患者が少なく承認申請する製薬会社さえありません。2型も使えるのは早くて2年先だと聞きました。(いまだに日本では、厚生労働省の認可がおりていないのです。) 麻里さんは、難病患者をさらに苦しめるハードルの高さを思い知ったと言います。
麻里さんは、2型の薬が米国で承認される機会をとらえ、国に早期承認を訴えていく考えです。
(読売新聞 1月16日朝刊「泉」より抜粋・一部要約)
「ムコ多糖症支援ネットワーク」からの訴え
「ムコ多糖症」に新たな治療法が、アメリカで開発されました。最初の治療薬が発売されたのは、2003年4月のことです。今では欧米の他、世界の各地で、新薬による治療が進められています。
その治療薬が、日本では使うことができません。アメリカでの発売から2年以上がたちましたが、いまだに日本では、厚生労働省の認可がおりていないのです。
今の日本の社会では、行政のルールや製薬会社の利益などが、治療を求める患者の願いより優先されているのが現状です。患者数の少ない難病のための医療の問題は、いつも後回しにされているのです。
「ムコ多糖症支援ネットワーク」は、日本全国で数百人しかいない患者のために、行政・製薬会社・国会等、関係各所に対し働きかけ、治療薬の早期承認に向けての活動を始めました。こうした活動にとって、一番の後押しとなるのは、社会の声です。皆様、子供たちが苦しむ難病にご理解をいただき、「ムコ多糖症」の患者たちが、一日も早く新しい治療が受けられるよう、応援してください。
詳しくは、
ムコ多糖症支援ネットワーク・耀くん基金
募金は、郵便振り込み 口座番号00950-2-251366(口座名・ムコ多糖症支援ネットワーク)
メールでのお問い合わせ先 info@muconet.jp