糖尿病はどんな病気か?このように、糖尿病はまさに「国民病」といえる状況ですが、実際にはどのような病気かご存知ですか?糖尿病は、摂取したエネルギーのひとつであるブドウ糖の血液中の濃度(血糖値)が、異常に上昇してしまう病気です。血糖値は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンによってコントロールされていますが、インスリンが欠乏したり働きが異常になると血糖値の上昇は抑えられません。糖尿病は、このインスリンの異常が原因で起こるのです。 血糖値が上昇したままの状態が続くと、全身の血管に影響が及びます。目の毛細血管が損害を受けると網膜症、腎臓のろ過装置である糸球体が損害を受けると腎症、心臓では心筋梗塞、脳では脳硬塞など、どれも恐ろしい疾患ばかりです。 |