カテゴリ:デジタル情報
家庭のコンセントを使って簡単にインターネットができるPLC(高速電力線通信)が、解禁された。すでに、今月末には、製品が手に入りそうだ。
しかし、厚労省は「医療機器への影響が完全に否定できない。」と注意を呼びかけた。 一方、全国のアマチュア無線愛好者114人は7日、国を相手取り、PLC機器の認可差し止めを求める行政訴訟を東京地裁に起こした。原告団(草野利一団長)が5日、明らかにした。電力線がノイズをまき散らすため、アマチュア無線が妨害され、重大な損害を受ける恐れがある、としている。 また、天文学者なども、天文観測への妨害が起きると反対意見も強いようだ。
【PLC】 とは?、電力線を通信回線として利用する技術。電気のコンセントに通信用のアダプタ(PLCモデム)を設置してパソコンなどをつなぐことにより、数Mbps~数百Mbpsのデータ通信が可能と言われている。ほとんどの建物には電気配線が張り巡らされているため、新たにケーブルなどを敷設することなく手軽に構内通信網を構築できる。また、電力会社の配電網をそのまま通信インフラとして利用することができ、インターネット接続サービスなどが提供できる。 ただし、電力線はもともと高い周波数の電気信号を流すことを想定していないため、漏洩電波が、ラジオ放送の受信やアマチュア無線などに深刻な影響を与えるのではないかとの指摘もあり、実用化できるかどうかは未知数の状況にある。構内通信に限って電力線を使うという形態も提案されている。 PLCが許可されて、製品化すれば、コンセントのあるところならどこででも情報通信ができるわけですから、パソコンなどの機器を置く場所に制約がなくなります。 また、映像LANも容易になりそうだ。 大変便利になりそうなので歓迎ですが、電波妨害などの問題も大きく、今後の動向が要注意だ。
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最終更新日
2006.12.07 18:40:57
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