弱者に一層厳しい避難生活
能登半島地震に被害状況が刻々と報道されています。 なかでも、高齢者の方々の避難生活がことのほか厳しいようです。 能登半島地震 災害弱者に厳しい避難生活毎日新聞より 石川県・能登半島地震から一夜明けた26日、新たな負傷者や倒壊家屋が判明し、被害状況はさらに拡大した。各地で復旧作業も始まったが、地震で最も被害を受けたのは、高齢者の比率が高く、過疎に悩む半島の奥の地域。それだけ高齢者や障害者ら「災害時要援護者(災害弱者)」にとっても困難は多く、いつ終わるとも知れぬ厳しい避難生活が予想される。 「避難所ではベッドを置く場所を確保できない」。同県輪島市門前町、無職、西村浩和さん(64)は、進行性の難病「大脳皮質基底核変性症」で寝たきりの妻美千枝さん(61)を介護するため、親族4人と農業用ビニールハウスに避難する道を選んだ。 地震が起きた時、浩和さんは、トイレで美千枝さんの排せつ介護をしていた。強い揺れを感じ、片手で美千枝さんを抱いたまま、もう一方の手で必死に便器をつかんで体を支えた。部屋の家具は、ほとんどがなぎ倒されていた。 幸いにも自宅は倒壊しなかったが、余震で倒れる危険があるため、日中は夫婦で乗用車の中で過ごした。昼過ぎに県南部に住む娘夫婦が駆けつけ、前日に稲作の苗を育てるために建てたばかりのビニールハウスに介護用ベッドや毛布、ストーブなどを持ち込んだ。 3月下旬とはいえ北陸地方はまだまだ寒い日が続くと思われます。いつまで続くか分からない避難生活。どうか、お風邪をひかないようくれぐれもお大事にしてください。 (能登半島災害ボランティア受付窓口)=石川県災害対策本部= http://www.pref.ishikawa.jp/kenmin/jishin.htm 文責 スマイルおやじ 健康道場加藤師範の元気ウェブショップ