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2011.05.03 楽天プロフィール Add to Google XML

断食体験
[ 癒し ]    

寺山心一翁さんの「フィンドホーンへのいざない」という本を読み、また友人に誘われてフィンドホーンに行く前に寺山さんのチェロを聞きに行く機会があり、その時にお話されていた寺山さんのお考えに対して深い感銘を抱いていましたので、先月から朝日カルチャーセンターで始まった寺山さんの「意識の超越理論」という講座に参加しております。

先月の第一回目の講座にて、寺山さんが余命二ヶ月と宣告された癌を自然治癒されたお話をされました。それはご本人の意図する範疇でなく、癌が勝手に治ってしまったのです。
食べ物を全く受け付けなくなってしまった寺山さんは水のみで日々を過ごされる中、毎朝の日の出を見て、セロの音色を聴いて、ご自愛なさっていただけだというのです。しかしその愛は、ご自身を蝕む癌に対しても向けられていました。
癌を含めて、自分の体を愛したのです。
結果、癌は綺麗さっぱり寺山さんの体から消えていきました。

寺山さんのお話によると、体に食べ物が全く入らなくなると、体は不要なものを排出していくのだそうです。そして血液が綺麗になると自然治癒力が高まるのです。それが断食の効果です。
健康になられた今でも定期的に断食をされていらっしゃるというお話を伺い、私も断食に興味を持ちました。

私の両親は共に癌を患ったので、自分の中で抱えているのかもしれない癌の種に怯える自分を感じ、それはストレスとなって蓄積していきました。実際、母が亡くなった後より、ずっと慢性胃炎を患っています。
私も自分の体を労わるために断食をしてみようと思い、断食が出来る場所をネットで探してみたところ、「やすらぎの里」というHPが目に留まりました。
「あなたが忘れていた”やすらぎ”がここにあります。私がみなさんに感じて欲しいこと、それは”こころとからだのやすらぎ”です。私は”豊かさ=幸せ=やすらぎ”だと考えます。」という「やすらぎの里」の大沢先生のお言葉に惹かれ、早速予約をしました。温泉とマッサージが付いているのも魅力でした。

日曜日の午後から土曜日の朝までの間、いろんな人との出逢いや自然の触れ合いを体験しました。
断食コースで予約される方は通常3日の断食に回復食、普通食となるのですが、私は慢性胃炎があるため、面談の際、2日断食に回復食でゆっくり4日かけて普通食に戻しましょうとアドバイスされました。胃が悪い人は胃が空っぽの状態になると胃酸が溜まり、気持ち悪くなる人が多いとか。胃液を吐き始めて脱水症状が起こると大変だからということでした。
断食中でもお茶や水は自由に飲めます。また、しょうが湯一袋を一日三回分に分けて飲めます。このしょうが湯が心の支えになります。また、10時と18時に酵素ジュースやお吸い物などをいただけます。
リピーターが数多くいらっしゃり、いろんなアドバイスをいただきながら過ごしました。
ヨガ、気孔体操、自然の中の散歩、マッサージ、温泉と、ゆっくりと過ごしながらも体がやすらげるためのメニューが満載でした。断食をしている方々との交流で空腹を紛らわし、楽しい会話もはずみました。
3日目の朝は低血糖でフラフラになり、回復食を食べていなかったら倒れていたかもしれません。2日断食にして正解だったということです。

断食を体験して思ったことは、食を断って体をゼロにリセットした時、本当の意味で自分の体の声に耳を傾けるようになったような気がします。
今まで溜めこんでいた脂肪を体が燃やし始め、使われていなかった錆びれた体のパーツが目を覚ましたような感覚、断食反応で出てくる「ここの血流が滞っているよ」という体からのサインのような痛みの感覚、胃に何もないのに胃がもたれているような感覚… 
ああ、もしかしたら私はずい分胃に負担をかけてきたんだなぁと、改めて胃を気遣い、胃を大事にしなければ、と思いました。

私は冷え性で、運動して汗をかいても内蔵は冷たかったのですが、夜寝る時にお腹を触ってみたら内臓が温かくなっていて、内蔵脂肪が燃えていることを実感しました。お腹が空いていなくても口が寂しくて食べる習慣が身についていたため、溜め込んでいた脂肪を燃やす機会がなかったのです。
今までいかに何も考えず食べていたかということにも気がつきました。
体に「ごめんね。」と素直に謝りました。体のすべての器官は私が生きるために動いてくれていることを実感し、当たり前のように思っていた体のサイクルを心からいとおしいと思えるようになりました。

毎朝4:40、ウグイスの第一声の「ホー、ホケキョ」で目覚めます。
寺山さんから教わったのですが、夜明け前の日の出が上がる直前に木々が酸素を放出し始めます。その酸素で鳥が目覚めるのです。ウグイスの声は「もうすぐ日の出だよ。」という合図でした。
21時半の夜のヨガで体が眠りへとやさしく導かれ、22時消灯後はぐっすり眠っていたということもありますが、この4:40のウグイスの声で目覚める朝が何とも心地よいのです。
そして、素晴らしい日の出が見られることの喜びは言葉では言い尽くせません。

屋上の露天風呂まで上がり、海岸のほうを見ると日の出が見られます。
卵の黄味のような赤っぽい橙色のまあるい太陽が、キラキラとした光と共に水平線に現れるのです。辺りは木々が放出する酸素で溢れ、ウグイスや他の鳥たちが合唱を繰り返し、空は薄水色に変わります。こんな光景が毎朝、何億万年も昔から繰り返されてきているのだと思うと、朝が来て夜が訪れることが当たり前のように長年生きてきて、今、初めて自分はこの美しい自然のサイクルの中で生活していたのだと実感し、地球の住民であること、自分がこの自然の一部であることに感謝し、心の奥底から湧き上がる温かい気持ちで体中が満たされていきました。涙が溢れてきて、「ありがとう。」の言葉しか出てきませんでした。
最終日の朝は日の出が見られる海岸まで行き、最後の日の出を断食の仲間と海風と共に楽しみました。

断食をきっかけに体も心も新たにリセットされたように思います。自分の体と心だからこそ、自分がきちんと愛を持ってケアしていこうと思います。

「やすらぎの里」のHPです。
http://www.y-sato.com/983.html

sunrise.jpg


Last updated  2011.05.03 19:58:46
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