Largo TiTiCaCa
チチカカ湖
それは標高3800mの高地にある、琵琶湖の12倍にもなる湖だ。
旅の朝、コパカバーナの街の浜辺から船に乗って、この湖に浮かぶ太陽の島へ向かった。
船は、観光客50人ほどを乗せて、出航。最初は凪いでいた海原も
次第に波が高くなる。船酔いをする人もそこかしこに。
島までは約2時間の道のり。しばらくすると、一隻の小船が、最初は
それが小船とわからなかった。
それほど、それは、波に揺られ、まるで枯葉が風に舞うごとく
揺さぶられていた。こちらの船に次第に近づいてくる。
その小船には一人のチョリータさんが乗り、オールでこいでいた。
彼女は一人で懸命に漕ぎ僕らが出航したコパカバーナへ向かっているのだろう。
コパカバーナから4時間ほどバスに揺られて戻ったラパスのメルカドで挨拶を交わした
チョリータさんのメッセージが胸に染み入る。
「パシフィコ オダヤカ! パシフィコ オダヤカ」
街のチョリータはこの言葉を何度も僕にしゃべっていた。
海原が穏やかであること~世界の平安~心の平安 への祈りの言葉のようだ。
今年も私たちは冬至の家にもうじきたどり着こうとしている。
この時期は、この宇宙と世の中やあなたの心の中が平安になることを
考え、祈る時期。
まずはあなたの心を平和にして、全てのことがおだやかになることを
創造してみよう。
ホピ族の祈りとともに・・
僕らに寄り添ってくれる影、
目には見えないものたち(創造主)に祈ります。どうかお導きください。
私たちと世界にいる仲間たちが平和に生きられるようお助けください。
憎しみでなく愛するように生きられますよう。
愛と平和を願う心が消えてしまわないよう、
その強い意志を持つことができますよう。
暴力のない、戦争のない、恐怖のない、美しい平和な世界を描いていることができますよう。
母なる大地とつながり、大地と繋がっていられますよう。
大地の恵みに感謝し、大地からはぐくまれる作物を大切にすることができますよう。
憎しみや虚偽、心の破壊者に耳を傾けることのないようお助けください。
私たちが虹色の美しい村で暮らすことのできるよう。
この地球が愛と平和に満ちた虹色のハーモニーで包み込まれることをお願います。
世界中の人が愛と平和でつながり手を取り合ってこの苦難を乗り越えることができますよう。
いつの日か、この大地が、母なる大地が、健康な、平和に満ちた大地として清められますよう。
ホピ伝統派の祈りとともにささげます。