|
カテゴリ:時事・世相
----------------------------------------- いじめ加担教師の懲戒厳格化も 教育再生会議緊急提言へ 防止策では、各学校にスクールカウンセラーなど専門職を配置したり、相談窓口を置いたりして、いじめが起こったり、陰湿化する前に芽をつみ取る方策を提言する方向だ。 いじめが起きた後の対応では、東京都が導入した、いじめに加担した教員への免職を含む懲戒制度を全国的に広げることを提案。学校教育法にある「出席停止」の規定についても、「いじめた子」に対しては実際にはほとんど適用されていないため、積極的な活用を求める方向で調整している。 また、有識者メンバーの陰山英男・立命館小副校長らの主張に沿い、文部科学省や教育委員会から事実関係の調査、親への説明や報道対応などで、問題が起きた学校を支援するチーム派遣する仕組みも提言する考えだ。 提言作成の過程で、一部の有識者メンバーから、体罰の一部容認論も出されたが、現段階では提言に盛り込まない方向だ。 ----------------------------------------- 私もこのブログで書いていた先の対策1・2の中に入れていた内容が、検討され始めたようです。ぜひ「問題が起きた学校を支援するチーム派遣」を、問題が起きる前に派遣し、いじめの有無をジャッジするという仕事をして欲しいと思います。自殺や不登校といった形で問題が発生してしまってからでは遅いです。ある程度の進行があった時点でジャッジが必要です。 どこの学校でも出席停止にしたいと思っている生徒・児童はけっこういると思います。 問題児が風邪で1日休むと、教室がなんともおだやかな雰囲気になることがあります。転向したらクラスの雰囲気ががらっと良くなることもあります。実際、学校が出席停止を発動する権利が社会的にきちんと理解され、まともに発動できたならば、どんなにありがたいことでしょう。 ・・・なんて言うと、「オマエは教師失格だ」とか言われてしまうのです。「クラスでいじめが発生するのは、オマエの技量が足りないからだ。」と。学校・教師は万能ではありません。 そう、万能ではないので、いじめのジャッジを学校の判断に任せてしまうと、現場はますます混乱します。 現場に任せて「何でもいじめ!」と認定を乱発すると、それこそ大混乱です。いじめられている相手を出席停止をさせたい保護者側の要望と、出席停止を食らう側の「その程度で出席停止とは人権問題だ」という反論とで学校は板ばさみになるだけでしょう。 何がいじめであるかをきちんと定義した上で、どういう場合に警告で、どういう場合にいじめた側を出席停止や懲戒処分にするのかを正確にジャッジするシステムがないとマズイト思います。 ルール作りもしないまま、もしも出席停止を学校任せにするのであれば、積極的に発動されることはまずありえないと思います。もし仮に担任が申し立てても学校が、学校が申し立てても教育委員会がそう簡単に出席停止を発動しません。事態は変わらないでしょう。 現状では学校が出席停止発動なんて、できるわけがないです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時事・世相] カテゴリの最新記事
|
|