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テーマ:コーラス(2652)
カテゴリ:合唱大好き!
昨日、Cantus Anumae の20回目の演奏会に行ってきました。
ステージにも客席にも馴染みの顔が多く、何故かほっとする演奏会でした。 今回は「つながる魂のうた」と題して、3人の若手女性作曲家の新曲と、 三善晃の作品をセットにした3つのステージで構成されていました。 まずは"あんひろ(安藤寛子)"さんの新譜「智恵子の手紙」。 語りも入った前衛的な作品で、なかなかの高難度です。 これを歌える合唱団は少ないぞ。 関係ないけど、私はあんひろさんの旦那さんからチケットを買いました。 この作品に合わせたのは「島」(地球へのバラード)でしたね。 次は森田花央里さんの「青い小径」です。 一昨年の課題曲として『鐘』を歌ったことがあります。 こんな曲だったとは・・・私たちは何を歌ったんだ。 新譜は「石像の歌」。 Rilkeの詩を作曲家自ら訳したそうですが、意訳というか作詞に近いのかな。 多分、Rilkeの詩に触発された全く新しい詩なんでしょうね。 ジャズピアニストとしても知られた美人作曲家は文才もあったのか。 この作品には「Sometimes I feel like a Motherless Child」 三善晃が紡ぎだした新しい黒人霊歌ですね。 そして最後は松本望「二つの祈りの歌」。 平林先生と作曲者による連弾ですか。 松本望さんは伴奏者としても一流ですからね。 この作品、完成するかやきもきさせられたと風のうわさに聞きました。 でも練習段階で「天使」を超えた名作だと聞いていたので楽しみでした。 私は2曲目の『永遠の光』にやられてしまいました。 何でしょうか、音が出た瞬間に心が震えました。 最初のコラール、素晴らしかった。 ラテン語の定型詩に、宗左近の3篇の詩を組み合わせた作品。 複数の言語が交錯し、厳粛な音の世界に酔いしれました。 この作品に合わせたのは「その日-August 6-」。 うーん。 演奏会は三善作品が先で、女性作曲家作品が後のセットでした。 セットというより、三善晃と彼女たちのおしゃべりのような気がします。 三善が語り掛けて、彼女たちが答えるような感じです。 しかし、最後の松本望さんの作品が凄過ぎて・・・。 思わず三善先生はどう言うのかなと思ったのですが。 アンコールはなしですよね。やっぱり。 うん、意見が一致した。 良い演奏会でした。 拍手 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 9, 2016 11:45:36 PM
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