2.英語だよ~ん

何から手を付けたらいいかわからない中3生のために(英語編)


 お気楽な勉強法第2弾は英語。長文読解に的をしぼります。文法は捨ててください(ヲイ)。

◇ 用意するもの ・・・ 英語の教科書、または、長文読解の問題集、ふつうのノート1冊


◇ 1日の所要時間 ・・・ 30~45分


◇ 症状 ・・・ 英語がニガテな人、長文読解がキライな人、および、英語の勉強をマトモにしたことがない人


◇ 使用法

・初級、中級 → 1,2年の英語の教科書を引っ張り出して、大体どのあたりから分からなくなり始めたのか、さがしてみよう。点数がメチャヤバイ人は1年の教科書の真ん中へん、平均点前後で苦労している人は2年の最初から、が、一応の目安だと思うよ。

・上級 → 教科書なんかへっちゃらさ、って人は、長文読解の問題集を1冊用意してください。モノは何でもOK。

・教科書の人は本文1ページを5~7回、問題集の人は1題の本文を3回以上、音読してみよう。
「めんどくせ~」「どこが『気楽』なんだよ」と思った人。音読って、鉛筆もノートも使わないんだぜ。
こんな「気楽」なことないでしょ。ウチの塾で、長文読解の問題文(メチャ長い)を、5回しっかりと音読させてみた。速い子は5分かからなかったよ。

 学年が上がるほど、音読をナメている人が多くみられるが、これは大きな間違い。声を出して読めるってことが、英文の内容理解につながるんだ。確実に言えることは、英語ができない人は音読もできないということ。だから、がんばって声出して読んでみよう。
 読めない単語が出てきたら、発音(ついでに意味も)を辞書で調べてください。中学生用の辞書なら、カタカナで発音がかいてあるから。
 スラスラ読めるようになると、今度は、読みながら考えるという余裕が生まれてくる。これが上達への第一歩。くわしくは後で。

・読み終わったら、今度は、全文書き取り。教科書の人は2回以上、問題集の人は1回(どーしても嫌な人はやらなくてもいいから、代わりに、1回じっくり読むことを追加して)。これは面倒な「作業」だが、単なる「作業」じゃ意味ないぜ。書きながらいろんなことを考えるんだ。

 なお、書き取りはノートへ。単語と単語の間に適当なスペースを開け、かつ、2行開けて書いてね。

・読みながら、書きながら、次のようなことを考えてみよう。
 ・正しい発音やアクセント、強弱[おもに、読むとき]

 ・この単語(熟語)、意味わかんねーや[読み・書き共通]

 ・スペルおぼえにくそ~な単語だなア[おもに、書くとき]

 ・なんだ、長い文だな。文全体の意味はどうなってんだ? 主語はどれだ?動詞はどこだ? [読み・書き共通]

・書き取りが済んだら、今度は、書き取った英文のそれぞれの単語(熟語)の下へ、その単語の意味を書き込んでいく。意味のわからない単語(熟語)は必ず、辞書かなんかで調べてね。
 すると、こんなものができあがる。

 
When    I    was    a    fourteen-year  student,   a    boy     called    Neslon
~のとき 私は だった 一人の  14才の     生徒、 一人の 少年が ~と呼ばれる ネルソン

came  to study        in    my  class.
来た 勉強するために ~の中で 私の クラス。


 どう? これを、単語の意味だけで、文の頭から追いかけていって、英文を英文としての語順のまま意味を理解していくんだ。ちょっと不自然だけど、これだけで意味は通じるでしょ。
 
 ちなみに、これ、「スラスラ流」というやり方。英文を自然な日本語に直すという普通のやり方に比べ、はるかにスラスラと文の意味が理解できる、画期的な方法だ。絶対の自信をもっておすすめするから、ぜひ、試してみて。
(スラスラ流について、くわしく知りたい人は、考える学習をすすめる会まで。メルマガのバックナンバーがあります。)

 なお、初級・中級の人は、慣れるまで単語の意味をすべて書いていくこと。慣れた人と上級の人は、この作業は頭の中で。

・ここまでで、文章全体の内容がわかれば、それでいい。問題集の人、問題なんか解かなくてもいいよ。

 スラスラ流で訳しにくい英文があったら、本HPの掲示板、または、考える学習をすすめる会の「勉強応援掲示板」に書き込んでください。
 私、Mr. KAZUが責任をもって回答します。




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