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カテゴリ:中学受験
入試報告会(女子)に出てきました。まとめると次のとおりです。
【試験問題の傾向と対策】 (1)国語 ・選択肢問題でも、本文をよく読みこまないと絞りきれない(読解力の重視) ・本文内で答えがそのまま出ていないため、自分の言葉で表現必要 (2)算数 ・いくつもある解き方から答えを導き出す傾向 ・記号で答える問題増加し、単純計算問題は減少 (3)社会 ・他教科の知識を使って解答を求める傾向 ・資料を見て答える問題増加し、暗記だけでは追いつかない (4)理科 ・教科書の改訂があり、教科書からそのまま問題が出ている(過去問との重複回避) ・中学レベルの問題が出るが、資料を使っていかに答えを出せるか問われる (5)全体 ・形式多様化→思考力重視 ・経験したことが無い問題に、粘り強く時間を掛けて取り組む(合格ラインは1点で左右) ・1点の重みが大きいのでテスト慣れする ・新聞記事や新書に取り組む ・金城の定員減の影響→合格率は2年目に影響出てくる 【学校別】 (1)今回の特徴 ・南山小から初の内部進学生(男女各40名) ・金城定員減(-40名)と大量の追加合格者で他校へ影響(椙山、聖霊、名女大) ・岐阜県の中学への受験増(日程が早く、腕試し) (2)金城学院 ・40名の定員減で当初合格者数554名(実質倍率1.85)に絞るも、入学手続き者が 思いのほか少なく、椙山の入学手続き期間中に追加合格出したが、一旦椙山に 手続きした生徒が金城に鞍替えする人が少なく、結局100名弱の追加合格者を 出す事に。 ・定員減で合格可能性20%の偏差値がアップ。出題は適切なレベルな問題。 (3)聖霊 ・理科が平均レベルを取れるように (4)南女 ・実質倍率4.1倍と高いが、過去にもそのレベル以上の年があったので驚かない事 ・1点の重み大きい。解答できる問題レベルの見極め必要。 ・新制服の導入、英語授業の強化、7時限授業の日あり、宿泊行事の導入 (5)愛知淑徳 ・欠席者今年は105名→同日入試日の椙山にも出願し、1週間前の金城の 結果で愛知淑徳か椙山かを選択する人多数。 ・欠席者増でレベルアップ ・1000名以上の受験者がある学校は1点の重みが例年大きい(滝、淑徳)為 問題の見極め必要(国、算) ・中高一貫生が今年初めて卒業し進路実績が注目 (6)椙山 ・実質倍率アップ ・金城合格で椙山受験を回避する生徒が例年いるが、今年は金城不合格が多く 椙山受験する生徒増加 (7)滝 ・志願者増も実質倍率はほぼ同じ ・南女不合格者が滝を受験し、欠席少なくなった→男女別で見ると、レベル高い南女 受験層の女子に男子が追いやられた格好となり、男子合格者数減少 ・試験の順番が特異(国→理→社→算の順)で算数が最後60分の設定 →算数は問題数が少なく1問の配点が高い。試験時間が長く最後の科目で集中力が 必要 ・女子は滝までの入試日程が空くため、モチベーション維持が重要 ・理系長文、新書を読みこなす力が求められる いろいろな力学が働いて、偏差値だけでどうこう言えない感じです。 ちなみに、各校の偏差値を示しますが数値は出所により母数が異なり、あくまでも参考と 前置きしておきます <80%合格率> 南女64、東海62、滝61、淑徳54、南男52、名古屋50、愛知46、金城44、椙山43、春日丘42、聖霊31 <50%合格率> 南女60、東海58、滝56、淑徳50、南男50、名古屋45、愛知42、金城40、椙山38、春日丘39、聖霊27 ちなみに、合格者最低偏差値も載せますので、希望を持って受験に取り組みましょう (不合格者最高偏差値も有りますが、不要ですよね) 南女50.7、東海50.3、滝50.2、淑徳43.4、南男45.2、名古屋36.0、愛知34.6、金城36.8、椙山31.7、春日丘28.8、聖霊23.5 6年生になってから、急激に伸びていく子供さんもいます。5年生から進級してやる気モードが 高まったのではないでしょうか。 子供は伸びしろが大きいですから、最初から決め付けることなく可能性を信じて、 激励しようと思います。一方で、追い込んでしまわないように気をつけながら。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.12 09:42:02
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