Last Mission

長く続いてきたFF10シリーズの物語は、このラストミッションで結末を迎える。
シリーズ最後の旅、そのラストシーンまで付き合おう。


START 2018.11.25 19:45










Nov.25

FF10シリーズ最終章となるこの作品は、PS2版ではFF10-2インターとのセットだった。
HD版では、FF10-2と同じソフトでプレイできる。
タイトルメニューで、今作一番の名曲「久遠~楽団員さんの演奏~」に迎えられる。

今回の物語も、ルカから始まる。
ユウナ:ねえ、ずっと一緒だと思ってたのにね
差出人不明の手紙に導かれ、ユウナはこの地を訪れた。

FF10t-55

と思ったら、リュックとパインに出くわす。
FF10-2の物語を終えて3か月、スフィアハンターになった目的を果たしたユウナとパインはカモメ団を離れ
3人はそれぞれの生活を送っていた。
リュック:いつでも会えるって思ってるうちに、時間ばっかたっちゃってさ
手紙の指令には、「東ブロック最前列、右から5番目」とある。
FF10の冒頭で聞いた位置だが、ティーダがこんな話をしたとも思えない。偶然か。
もちろんメタ的には狙ってるだろうけど。
パイン:つまり、これだろ
指定の場所には、新たな手紙があった。


その手紙には、「ヤドノキへ向かえ」と書かれている。
ヤドノキの塔・・・それは雲をつくような高さの遺跡だった。
「自分たちの力で最上階にたどりつけば、何かが見えるだろう」
ということなので、飛空挺ではなく地上から上っていこうか。

FF10t-56

ヤドノキの塔は、全80階もある高い塔だ。
不思議のダンジョン形式で攻略する。
10階ごとに休憩所がありイベントが発生し、20階ごとにボス戦がある。
セーブは5階ごとに可能だが、それ以外の階でもセーブノートを使って行える。
休憩所と重なる場合は、次の階に入る時にセーブとなる。
このため、イベント前にセーブデータを取るなら直前(10n-1階)でなければならない。


最初に操作キャラを選ぶ。それなりに迷ったが――ユウナで行く。

FF10-2と同様、ドレスアップが可能だ。
ドレスフィアは最大5つまで同時に装備でき、1番目に装備したものがベースドレス、他はサポートドレスとなる。
ベースドレスによって、最大HPと攻撃の射程が変化する。
また、コマンドアビリティも専用(ベースでないと使えない)と汎用(サポートでも使える)がある。

操作キャラにユウナを選んだので、初期ドレスはガンナーだ。
射程が3マスあるのは大きなアドバンテージだが、その代わりHPは最下位。
3Fに出るアーリマンと遠距離攻撃の撃ち合いをやっていたら、とてもHPが持たない。
道中で拾った回復アイテムと、他のドレスフィアでなんとかしのぐ戦いが続いた。

今回はドレスフィアにもレベルがあり、同種のドレスを合成することで上げられる。
これを利用してHPを上げたいところだが、10Fまでほとんど合成できず。
どうも序盤は運がよくなかったようだ。


ドレスフィアに関して、もう1つ重要な要素がある。
装備するドレスに応じて、オートアビリティを得ることができる。
さらに敵を倒してAPを稼ぐと、そのオートアビリティを持ったアクセサリが生成され
そちらで同等の効果を得ることもできるわけだ。アクセサリの装備枠は2つ。

ところが、使いようによってはありがたくないものも。
特にステータスを上げたい序盤で、「経験値をギルに」は邪魔になりやすい。
持っているドレスフィアが少ないこともあり、これへの対応には悩まされることとなった。

FF10-2同様、ステータスに関しては3人共通だが
調教士、きぐるみ士、黒魔導士では使用できるアビリティが異なる。
操作キャラの交代は、歌姫のキャラチェンジで可能だ。
使いたいアビリティがあれば交代しよう。


10Fごとに休憩所があり、イベントが発生する。
PS2版では、FF10-2のクリアデータをロードしている場合のみ見ることができたが
今回はその条件は無くなった。
また、魔本のドレスメーカー伝で作れるドレスもPS2版ではロードしたデータで持っているもののみだった。
(データ無しの場合、ガンナー、シーフ、戦士、歌姫のみ)
こちらの制限も撤廃されている。

10Fのイベントの話題は、リュックの近況報告。
共同研究を始めたシンラとリンから、時々依頼が来るらしい。
それに新たな商売として、シドとオオアカ屋がガガゼト温泉に目を付けたり
トーブリからイベントの出演依頼が来たり、とにかく忙しいらしい。
まあ、リュックらしくはあるが・・・。
マスターの嫁であるダーリンの話は、PS2版ではロードしたデータで会っている場合のみ追加されるものだったが
今回はこれも自動で会ったことになっている。


11Fでは、調教士を入手。
ユウナの場合は、コダイゴに穴掘りさせてアイテムを入手できる。
掘り当てたドレス屋ガイドを2度使い、ドレスフィアを調達する。
魔本で店に行った場合、そのフロアは探索し直しになるので
それを利用し(落とし穴1度も含む)11~12Fを何度も探索した。

結果として、魔銃士、白魔導士、きぐるみ士、ダークナイト、黒魔導士の鉄板ドレスアップが完成。
「ダメージ1/2」と「だんだんMP回復」という、2つの超有用なオートアビリティがつく組み合わせだ。
ベースドレスは魔銃士を選ぶ。射程が長く、物攻と魔力が上がる。
オートアビリティでMPを確保でき、「ダメージ1/2」と白魔導士のケアルガで防御面も不安は無い。
防御に関しては、戦士+バーサーカー+サイキッカーの「正面無敵」もいいが
魔法は防げない上に、正面以外からは2倍ダメージで受ける。総合的には「ダメージ1/2」の方がいいと判断。

控えには前述の調教士や、状態異常防御をつけられる組み合わせを用意するといい。
直近で使うのは、ガンナー+ダークナイトの混乱防御だ。
加えて、サムライ+ダークナイト+調教士で得られる死の宣告防御も後半役立つ。
この辺を状況に応じて使い分ける。


戦力を整えたところで、先に進もう。
13Fではバリアブルゲルが出現。初めて出る3x3サイズの魔物だ。
倒すだけなら対空弾で一撃だけど。
17Fから出るキングタコーバに備え、前述の混乱防御を用意する。
あと、サボテンダーには下手に手を出さない方がいい。

19Fを終えて、ユウナはLv18、ベースドレスの魔銃士はLv7まで上がった。
これだけあればしばらくは戦えるだろう。


20の倍数の階は、ボス戦が待つ。
まずは20Fで、オチューとのバトルだ。
ちょうどサポートドレスに黒魔導士をつけていたので、ファイガを使ってみる。
これが非常に有効だった。250ダメージを与え、わずか2発でKOした。

さて、ここらで休憩。
ザナルカンドよりも古いかもしれない、このヤドノキの塔。
頂上までまだ先は長いが、何が見つかるか楽しみだ。

パインから聞けるのは、元アカギ隊仲間に関して。
青年同盟と新エボン党は解散するそうだ。
とはいえ残務処理がまだ続きそうで。特に後者は長引きそうだ。
落ち着けるのはもう少し先、か。

2:55
ユウナ:Lv18(魔銃士Lv7)



Nov.27

ここまでに装備を揃えておいたおかげで、21Fからは順調に攻略を進めた。
ほとんど回復アイテムを使わなくても行けるので、持ち物枠をドレスフィアに回せる。
どっちみち20枠ではきつい中、空けられる荷物枠は1つでも空けたい。
大半の不思議のダンジョン系ゲームと異なり、満腹度の概念が無いのはありがたい。

20F台で注意すべきは、まず死の宣告を使うパリカー。
13カウントが0になれば、残りHPに関係なく戦闘不能となる。
解除手段も限られるので、できるだけ使われる前に仕留めたいところ。対空弾なら一撃だ。
なお、術者を倒すか4マス以上離れれば一時的にカウントが止まる。

もう1種は、2度目の登場となるサボテンダー?。
「はりなんぼん?」は階数×10の固定ダメージ、ほぼ一撃必殺だ。
魔銃士でストックできるが、狙うならおとりのドレスを着て仕掛けるか希望の一代記を持って戦おう。
手を出さなければ攻撃してこない。

31Fのカニス・マヨルや、33Fのホワイトプリンあたりから
敵HPが150前後に上がり、2発で倒せなくなってくる。
今までより攻撃される回数も増えるってことだ。
被ダメージはアビリティでの半減込みで15前後、対してLv20の魔銃士のMHPは251。
回復手段がアイテムだけだと結構きついかもしれない。

この辺で、「ダメージ1/2」と「だんだんMP回復」をアクセサリ化できたので
今度はシーフ+歌姫+サイキッカーで「ワナよけ」をつけてみる。
トラップに一切かからないのは快適そのもの。
特に今作では、部屋の入り口に設置されていることもある。ひどくないか?

こうなってくると、どのアビリティをアクセサリで、またはドレスフィアでまかなうか相当悩まされる。
魔銃士と白魔導士は固定だから、その2つを軸に考えてみようかね。

37Fではタコーバが出現。
キングタコーバと上下関係が逆になっているのは、処理容量の都合らしい。
こちらも混乱攻撃を持つので、対策を忘れずに。
ナスホルンも暗闇攻撃をしてくるが、こちらはエスナでなんとでも。


順序は逆になるが、30Fでもイベントがある。
これに限っては、PS2版だと2種類用意されていた。
すなわち、ティーダがいるかいないか。
もちろんFF10-2のクリアデータによって変わる仕掛けだ。
後者はPS2版でしか見ることができないということになる。Blackも見ていない。

FF10t-57

前の旅が終わって3か月、ユウナはビサイドに帰っていた。
何に追い立てられることもなく、ゆっくりした生活を。
ユウナ:彼もいるし
リュック:うわ!彼だって!
最近どうなのか、リュックでなくても気になるところ。
聞いてみたら・・・盛大にのろけてくれて。
そりゃ、ここまで相当大変な道のりだったからね。


40Fでは、2度目のボス戦。
フロアが2部屋構成となっており、まずワイルドウルフ×4とナスホルン×2を相手にする。
サイコボム×2でノーダメージ撃破した。

続いて、ディフェンダーと1on1。
ギガントカノンは半減して35ダメージ。その辺のザコとは格が違う。
しかし、まだまだ十分受け切れる範囲内だ。
ケアルガで回復しつつ、攻撃を重ねて勝利。


これで半分。このイベントで初めて、ラストミッションのメインテーマが聴ける。

FF10t-58

30Fからさらに進んで、時間は夜に。
リュックが話すのは、FF10-2のオープニングライブ。
思い出話は卒業旅行の定番?

思い出というと、パインはアカギ隊時代からここまでのことを本に書いているという。
確かに激動の2年だったし、形にして残すのはひとつの手だろう。

リュックは今でも新しいことがしたいし、仲間を誘いたいようだけど。
ただ単にあちこち首を突っ込んでるだけにも見える。
パイン:じゃあ聞くけどさ、リュックは何になりたいんだ?
前作の終盤で、まだ特に見つかっていないと話したことが1度ある。
その答えは今も探し中のようだ。
動き回って見つけられないなら、立ち止まってもいいとは思うが。
リュックにその思考は無かったっぽい。
のんびりしてるユウナを見ると、じれったくなってくる?

・・・なんて言われたら、黙っちゃいられないよね。
パイン:せっかく会えたのに・・・なんでこうなるんだ
シナリオライターの渡辺さんいわく、このシーンの収録に立ち会ったら半泣きにさせられたとか。
怖いって?

5:32
ユウナ:Lv28(魔銃士Lv21)



Nov.30

着実に難易度が上がる41F。フロアも広くなってくる。
イエロープリンはスリプルを使う。なるべく1on1で戦いたいところ。
ビコケットのバーサクや、プロトキマイラの混乱も要注意だ。
ザルワーンはパリカーと同じく死の宣告持ちだが、対空弾で一撃なところも同じ。
ボムも一撃で撃ち落とせるので怖くない。

この辺でステルスケープを生成し、「ワナよけ」を装備枠で利用可能に。
シーフと歌姫をリリースし、再びきぐるみ士を入手して
「ダメージ1/2」をドレスフィアで利用する構成にした。

40F台ではドレスメーカー伝が余り、逆にドレス合成秘伝が不足した。
後者は割とよく出るので、サポートドレスでも合成できるなら使いまくっていいが
欲しい時に限って足りないような気がするんだよね・・・。
ショップでも売られているため、いつでも買える金を持っておきたい。

49Fでさらに難易度が上昇。クァールが登場する。
ブラスターは今作ではダメージのみで、攻撃面では大したことはない。
しかし、HPが382もあり5~6発かかる。
面倒極まりないので、ダークナイトで死の宣告を使ったら
相手と3マス四方以内、かつ直線上でない位置をキープして待つ。


さて50F。またイベントだ。

FF10t-59

ところで、気になっていたこと。あの手紙は一体誰から?
ここで差出人が判明。パインだった。
パイン:さびしいわけじゃないし、やりたいこともある
    なのに・・・ひとりだと何か足りない気がして

けど、また3人集まったら何か見つかるかもしれない。
それが、あの手紙を出した理由だった。

頂上までたどり着ければ、何かが見える・・・っていうのも、思い付きだそうだ。
だけど、本当に何かわかるかもね?
挑んでみる価値はあるだろう。
リュック:ねえ、あたしたちもさ・・・この先どうなっちゃうのかな
パイン:このまま行けば、見えてくるかもな


さらに魔物が強くなり、倒すのに手間がかかる50F台。
特に57Fから出るマキナシューターはHPも防御力も高く、通常攻撃では7手かかる。面倒なことこの上ない。
機械なので死の宣告も無効だ。

他の魔物も、4手ほどかかることが多い。
きぐるみ士の「ぽよよんリップル」で距離を取りつつ攻撃したり、
サイキッカーのテレキネシスでバトルを回避する手段も使った。
だが、これらの手も射程の長い魔物には使いづらい。
サンダガとスリプルしか使わないヤマイダケとか、バトル自体が長引くので相当面倒だorz

少しでも攻撃力を上げるべく、戦士と調教士を装備して「物理攻撃力の特訓」をセット。
レベルアップ時、攻撃力が上がる可能性を上昇させる。
加えて、戦士の汎用アビリティ「ハードブレイク」も使える。
範囲攻撃ならサイキッカーのサイコボムがあるので、単体攻撃が欲しかったところだ。
射程がドレス依存のため、魔銃士なら3マスになる。

この区間では特に珍しいアイテムも手に入らず、堅実に戦い抜いて突き進むのみ。
ドレス合成秘伝の不足もそのままだった。


そして、60Fでボス戦。
まずサハギン2体と、通路をふさぐトゥーム1体を相手にする。
サハギンの水鉄砲は射程無限なので、こちらの射程に入るまでは当たらないよう斜めから近づく。
ここは後に余力を残すべく、魔銃士の「滅びゆく暁光」で一気に仕留めた。
トゥームは部屋全体を対象とするメテオの使い手。
正面4マス前に陣取り、調教士のロングショットを連打して突破。

真打ちはアルテマウェポン。
「滅びゆく暁光」、「ジャッジメント」、「訣別の深淵」など
強力な範囲攻撃を多数持つ強敵だ。
しかし、3ターンに1度しか攻撃しないのは大きな欠点。
攻撃は強力といっても3桁ダメージには届かず、余裕で回復できる。
残りMPに注意しつつ、攻撃を重ねれば問題ない。


60Fの休憩所にたどり着く頃には、また夕方になっていた。
夕日にまつわる、あまりよくない思い出2つ。
パインが思い返すのは、封印の洞窟からヌージ達とともに逃げてきた日。
あの時には、シューインがヌージに乗り移っていたのだ。

ユウナとリュックは、最初の旅でザナルカンド遺跡にたどり着いた時のことを語る。
一体どうすればいいのか、あの時のリュックにはいくら考えても見つけられなかった。
そして、それはユウナも。
ユウナ:究極召喚のこと、なんにも知らなかったから
    みんなと一緒に歩くのも、これで――

ティーダ:最後かもしれないだろ?だから、ぜんぶ話しておきたいんだ

8:09
ユウナ:Lv42(魔銃士Lv25)



Dec.01

61F、終盤に入る。
キングヴァーミンやバリーヴァルハなど、硬い魔物がますます増えるところだ。
飛んでいる魔物には、対空弾が有効。デトネイターとワランは2手で倒せる。
ワランは死の告別を使う。カウントが2ずつ減る死の宣告状態にする技だ。
最低限の行動しか与えたくない。

他にも自爆するヘキサフィート、倒すのに8手かかるアラーネアなどの魔物がいる。
プルフレアも硬い上に、射程3で演出も長いタネ大砲を連発する。
部屋に入ったら3体いたことも。
こういう時は、魔銃士の上級技で一気に倒すのみ。
1体だけなら死の宣告が手軽だ。

それにしても、トラップにかからないのが本当にありがたい。
65Fで、どこぞのRPG風ギャグマンガのように
「最初の1歩で落とし穴」が実際起きた。
引っかかっていたら言葉が出なかっただろう・・・。

50Fを過ぎた頃からエーテルが手に入りづらくなり、MPにそこまで余裕がなくなってきたが
それでも1フロア1個を目安に調教士でアイテム探しを行う。
すると、64Fで超レアアイテムを掘り当てた。

ザ・コピー術である。

アイテム1個、何でもコピーできる。
ドレスフィアをコピーして合成し、レベルを2倍にするのが基本的な使い方だろう。
その前に少しでもレベルを上げておきたい。70Fあたりまで温存しとくかね。


ところで、不思議のダンジョンでは大方の場合
同じフロアに長く留まれないギミックが用意されている。
地震だったり突風だったり、ダンジョンから追い出される場合が多い。

今作の場合は、創始者という謎の・・・いや、トレマのそっくりさんが出現する。
どこかに現れると倍速で移動し、掌底とひざ蹴りのコンボで相手を女戦闘員状態にする。どういう仕組みだ?
その後ワープで1度離れ、もう1度接近すると
今度はデジョンで相手をヤドノキの塔から追い出すというわけだ。

65Fでは、その創始者が現れるまで待たないとエレベータで進めない。
先に探索を終えてから、エレベータの上で待機しよう。


70Fの結界は、女戦闘員状態になることで解除される。
これは前述の創始者を利用する他、女戦闘員のしおりを読むことでも突破可能。
62Fを探索している時に見かけたので、キープしておいた。
しかし、いつ見てもダサい戦闘服だ。
ゲーム的にもアイテムが全く使用不可、ステータスが低下するので
この状態での探索は避けたいところ。

そして、温存したザ・コピー術を使う。
ここで魔銃士のレベルは35。複製して合成すれば、一気に2倍のLv70に上がる。
攻撃で与えるダメージが1.8倍ほどに上がり、大幅に戦いやすくなった。
ユウナ自身のレベルも50を超え、ステータス面ではラストまで戦い抜ける見通しが立った。
あとはアイテムを揃えるだけ。


70Fを突破すると、最後の休憩所にたどり着く。時間はまた夜だ。
リュックが何を思っているか、ユウナが言い当てる。
久しぶりに会ってみたら、ユウナもパインも変わっていて何だかずれる。
ユウナ:これ以上一緒にいたら、ぶつかりあって隙間が広がって――
    3人がバラバラになりそうな気がするから、もう帰りたい

ここで当てられるのは、ユウナも、そしてパインも同じことを考えていたから。
ユウナ:もしかしたら、あの頃一緒にいられたのは偶然っていうか、運がよかっただけで・・・
そりゃ、この広いスピラで会うこと自体が偶然・・・でもないか。
少なくとも、ユウナとリュックに関しては必然と言えるだろう。

FF10t-60

この塔の頂上にあるもの、それはおそらく「未来」のような気がする。
ユウナ:じゃあ、見に行こうか!私たちの、これから
残すところあと10階、もうすぐだ。


ついに最終エリア。
待ち受けるラストバトルに備え、所持アイテムを調整しよう。
そろそろ穴掘りは十分なので、調教士をリリース。そして戦士とサムライも。
その分、回復アイテムを持ちたい。
混乱防御のつく、ガンナーとダークナイトは残す。
それぞれLv7と11で、サポートドレスに装備すれば少しだがステータスの補強になる。
ベースは最後まで魔銃士、残り2枠は白魔導士ときぐるみ士で「ダメージ1/2」をつける。

大幅に攻撃力が上がったため、バトルもそれほど苦戦はしない。
モルボルが出るが、今回くさい息に混乱は入ってない(毒+沈黙+スロウ)のでそこまで怖くはない。
クィーンクァールはHPを削るとクエイクを使い出す。死の宣告で倒そう。

75Fのエレベータには、5つの結界が張られている。解除する条件は、
・魔物を8体倒す
・通常攻撃を5回空振り
・5回待機
・アイテムを3回置く
・アイテムを3回投げる
初回プレイ時は創始者が出るまで時間がかかったが、今回は割と余裕でクリアした。


最上階の80Fは目前・・・しかし。
「この階にはエレベータが無いようだ・・・誰かがなんとかしてくれるのだろうか」
そう、79Fから先に進めない。
代わりに、創始者にデジョンを使われても追い出されはせず、77Fに戻る。

再び77Fを探索していると、さらなるヒントが。
「なぜ創始者はこの階へ飛ばしたのだろうか・・・」
理由は、このフロアに80Fへの道があるから。
具体的には、創始者に連れていってもらうのがルートだ。

その前に、最後のアイテム整理をしておく。
いやしの極意書9回分と、エーテルターボ、エーテルプレミア2個、そしてエリクサー。
これだけあれば大丈夫だろう。
ドレスアップは、魔銃士、白魔導士、きぐるみ士、ガンナー、ダークナイト。
「ダメージ1/2」と混乱防御がつく組み合わせだ。アクセサリでMP回復も確保。
あとは、Lv77まで上がった魔銃士で攻めるのみ。


FF10t-61

FF10t-62

ついにたどり着いた80F・・・ラスボスの登場だ。
FF10-2では魔物コロシアムの頂点に君臨した、外界からの使者。
今回は名を変え、インテルゲルとして現れる。
ウヌム、デュオ、トリア、カールトゥムに加え、パールが増えてパーツは5つ。
サイズは今作唯一の5*5だ。
BGMは、前作ラストバトルの3曲目「破滅」。

何よりも恐るべきは、HPの高さ。
3776とアルテマウェポンの4倍以上もあり、しかも第3段階まであるため実質その3倍。
合計すれば実に11328という高さになる。2桁違う。

第1段階は、実はノーダメージで突破する方法がある。
スタート地点の3歩右は敵の攻撃が当たらない安全地帯で、こちらは射程3マスの攻撃なら通る。
MPを使うのはもったいないので、通常攻撃を繰り返す。

第2段階に入ると、一定ターンごとにカールトゥムがクエイクを使う。
これのために混乱防御が必須となる。
魔銃士Lv77のおかげで魔法防御は98もあり、ダメージは13。かすり傷にしかならない。

他には、たまにフラクトスを射出する。
別個体として行動し、スパークと自爆で攻撃を行う。
射程に入ってきたら、対空弾で撃ち落とす。一撃で倒せる。


そして、第3段階。BGMが「終焉」に変わる。
カールトゥムのクエイク、フラクトス射出に加え
ウヌムが「フォトンエミッション」、デュオが「ウェイストヴェイパー」、トリアが「プラズマエアレイド」を使用。
エフェクトはFF10-2で使った各種「コマンド」と同一だ。
それぞれ暗闇、沈黙、睡眠の追加効果もある。
HPの回復は早めに、状況次第でアイテムも使おう。

温存していた敵の技を、ここで使う時。
まずは「はりなんぼん?」だ。フロア数×10、つまり800の固定ダメージ。
続いて「マイティパワー」で攻撃力を上げ、「滅びゆく暁光」×2と「訣別の深淵」×3。
合計で2500ダメージを与え、インテルゲルのHPを3分の2ほど削る。
あとは通常攻撃を重ねるのみ。
回避されたりフラクトスを片づけるターンを入れても、40手もあれば削り切れる。


インテルゲルを仕留めると、階段が出現する。目の前には大扉。
この先が頂上だ。さあ、何が待っている――?

FF10t-63

ちょっとだけ操作する区間がある。FF10シリーズで、最後の。

頂上にあるのは、何かの機械。どうやら壊れているようだ。
ここまで来て何もな・・・いわけではない。

FF10t-64

FF10t-65

FF10t-66

確かに、何かが見えた。しかし、目に留まったものは3人それぞれ異なっていた。
それが変わること、そして思い出を共有すること――か。


   少し離れていた間に、見るものも考えることも、いつのまにかバラバラ

   並んで歩く時は過ぎて、ひとりひとりが違う場所に行くのかな

   でも、どうってことない

   次に会うあてもなくて、ひょっとしたらもう会えないのかもしれなくても――


   笑いあったりケンカしたりの思い出は、3人一緒に抱えていくんだね

   いつかの未来に、それぞれがなつかしい日を振り返る時もあって

FF10t-67

FF10t-68


ラストミッションのエンディングは、FF10シリーズのグランドフィナーレだ。
FF10と10-2の名場面を集めたこのムービーは、この物語を最後まで歩き終えたプレイヤーへのプレゼント。
見る限り、一貫してユウナから見た物語といった内容になっている。

今やFFシリーズを代表する主人公の1人となった、ユウナの長い旅路を振り返る。
真実を自分の目で見据えること、変わることの意味、そして思い出とどう向き合うか。
それ以外にも、知ることは多かった。

FF10t-69


2018.12.03 2:44

11:26
ユウナ:Lv54(魔銃士Lv77)


こうして、スピラでの最後の旅は終わった。
最後まで存分にストーリーを味わいつくしたと言えるだろう。

ヤドノキの塔に挑んだのは相当久々になるが、
序盤のうちに安定した盤面を作って進んだ。
さらに終盤で大幅強化もでき、理想的なゲーム運びだった。
シリーズ最後とあって、意図的に難易度は低く作られているらしい。

シリーズ合計で、プレイ時間は95:47。本当に長い旅だった。
これからも、気が向いたらスピラに戻ってきて
またこの物語を楽しむのだろう。
手元に作品がある限り、何度でも。

このスピラに、人生の教訓あり。

名作との出会いに、改めて感謝し――今回のプレイ記録を終える。


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