Rくんの話。
図書室で「新耳袋」を読んでいたら、 Rくんという6年生がこんな話をしてくれました。 「ウチの父親、船乗りなんですよ。 それで、ある時、船から海に落ちてしまったらしくて、 海の中で、目に塩が入ってこないように、 薄く目を開けたんですよ。 そしたら、海の底を、顔も体も真っ黒い人が、 普通に、すーっと歩いて行ったって・・・」 ちなみに、Rくんのお父さんは元ヤンキーだそうで、 Rくんは枕詞のように、 「や、親がヤンキーなんで」 と口走ります。 クラスメイトに 「コイツの親父、ヤクザだしー」 と言われた時は、 「や、ヤクザに監禁されただけだし」 と否定していました。 ・・・そっちのほうが、怖い話じゃないかな?(笑)