|
テーマ:洋楽(3281)
カテゴリ:音楽
(サントラ)「タンゴ・レッスン」(CD) 1998年。 私はバレエに使われたタンゴに、心を奪われていました。 熊川哲也がいろいろなダンサーとコラボした「Yellow Angel」(98)で、 元コンボイショウの舘形比呂一が、椅子を相手に踊ったタンゴ(曲・「Buenos Aires hora cero」)。 もう9年前になりますが、まだその情景がありありと甦ってきます。 同じく98年、マイヤ・プリセツカヤが率いた「ドリームクリエーション」の中で、 ゲジミナス・タランダとオリガ・パヴロワが踊った「未完の物語」(曲はピアソラの「Oblivion」)も、 目に焼きついています。 そんな時期に公開された、映画「タンゴ・レッスン」。 ある女性映画監督が仕事に疲れ、アルゼンチンへ行くところからストーリーは始まる。 タンゴを習いにいった先でその先生と恋に落ち、踊りのパートナーにもなる。 彼女はタンゴをテーマに映画を作る。 …って、これ、ドキュメンタリー?って思うくらい、超のつく私小説ならぬ私映画ってカンジ。 もちろん主人公は、監督であるサリー・ポッターその人! 彼女はその後に作った「耳に残るは君の歌」でもキーになる歌を自分で歌うなど、 自分が表に出るのが好きな人ですね。 この中の「Libertango」はクラシックのチェリストのヨー・ヨー・マが演奏しています。 私は、このCDでは満足できず、以下の2作を買いました。 「Concierto de Nacar」 「Tango Piazzolla」 いずれもアストール・ピアソラのものです。 ピアソラの演奏は、別格です。 「Oblivion」「Buenos Aires hora cero」などが特に好き。 やっぱり、最初にダンスとセットで聴いた、その衝撃は大きいのでしょう。 それにしても、ピアソラの弾く「Oblivion」のCDはなかなかありませんでした。 「Tango Piazzolla」探すの、苦労しました。 アストル・ピアソラ/<COLEZO!>ピアソラ名曲選~アストル・ピアソラ、伝説のライヴ 小松亮太も、ピアソラに迫る演奏をしていますね。 K-Ballet団の「Barons Cafe」(振付・上田遥)では、小松亮太が舞台上で伴奏していました。 ナマのバンドネオンで、それもクラブで聴くような、ぜいたくな時間でした。 実は、ピアソラの音楽というのは、 「タンゴを踊るための音楽」とは一線を画すことで独自性を放っていたのですが。 このように「ピアソラで踊るタンゴ」全盛の世が来るとは、 ご本人もビックリかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.08 11:42:57
コメント(0) | コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事
|