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テーマ:DVD映画鑑賞(13566)
カテゴリ:洋画
【中古】DVD 洋画 華氏451 本を読むことが禁じられている近未来。 「本情報」(おもに密告)を得ると駆けつけて、火をつけ燃やす焚書官が、 本の素晴らしさに目覚め、自分の仕事に疑問を感じ始めるというストーリーです。 ちなみに、「華氏451」度は、本が燃える温度。 SF作家の大御所レイ・ブラッドベリ原作、フランソワ・トリュフォー監督の映画(1966)。名作です。 マイケル・ムーア監督が「華氏911」とはまったく違うお話ですが、 この話題のおかげで、最近また「451」も人の口にのぼるようになったのもたしかです。 私がこの映画を(テレビで)見たのは中学2年生のときでした。 「本を読むと、知識を得る。知識を得ると、人間は自分が偉いと感じる。他人を見下すようになる。 だから本は悪い」 映画の中で焚書官の上司がさとす焚書の理由が衝撃的で、私は当時の英語の先生に質問をしました。(ヘンな先生で、授業中にどんな質問をしてもいいことになっていた) 「こういう考え方をどう思いますか?」 すると、先生はあわてず騒がず、静かに答えた。 「本によって教養を身につけた人間は、人を見下すことの愚かさもわかります。 そんな人間にはなりません」 14歳の本好きな少女にとって、決然と言い放たれたこの言葉が、どんなに救いだったことか。 教師って、すごいよね。(すごい教師がいた、ということかな?) 公開から40年。 近未来の生活として映画に出ていた壁掛け大画面テレビ。 そのテレビが双方向になってて、アナウンサーと話したりする場面。 (文字自体がないため)スイッチや薬のビンが色別になっていたりするところ。 ・・・・・・みんな今の私たちの生活の中に存在しています。薄気味悪いくらい。 でも、私はこうして文字を打っている。文字はなくなっていませんね。よかった。 原作の重厚さも味わい深いものですが、 トリュフォーのキッチュな映像と、わけのわからなさを含むミステリアスな展開は、 人を釘づけにする魅力に満ちています。 「これぞ映画!」というものに出会ってください。 華氏451度 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.13 07:59:01
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