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テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:洋画
11月1日封切りの映画「恋愛上手になるために」は、
その配役の布陣がユニーク。 主役のゲリーには、 三谷幸喜の「笑いの大学」英語版で来日したマーティン・フリーマン、 ゲリーの同棲相手(ちょっと倦怠期)・ドーラは、グィネス・バルトロウ、 ゲリーがメロメロになっちゃう謎の女性・アンナは、ペネロペ・クルス。 監督は、グィネスの弟、ジェイク・バルトロウです。 バルトロウ一家は、お母さんも女優さんだし、 才能あふれる家族なんですね。 ジェイクはテレビ番組「NYPDブルー」などの監督を経て、 この「恋愛上手になるために」で初の長編映画監督を務めます。 「恋愛上手になるために」という邦題がついていますが、 原題は「The Good Night」。 こっちのほうが内容には忠実かな。 もとは売れっ子ミュージシャンだったゲリーは、 今やつまんないCMの作曲みたいのをやって身過ぎ世過ぎ。 同棲している恋人のドーラも「あんた、今のままで満足してるの?」みたいな感じで、 お互い愛しあってはいるけど、 あけすけな日常の中に「ドキドキするような恋愛感情」は埋没。 ところがある日、 ゲリーは夢を見ます。 すんごい官能的美女・アンナ(=ペネロペ・クルス)が 自分のことをまるごと愛してくれる、 そんな夢。 現実逃避です。 ゲリー、灰色の日常より、「夢の世界」に多く浸りたくなります。 そしてなんと! アンナそっくりの女性が、現実にもいることを知って有頂天! あれあれ? ドーラはドーなるの?? そう。 男は身勝手。 ドーラにも、やっぱり愛してほしいのに、 彼女は「少し距離をおきましょう」みたいな感じ。 女は現実的ですから。 夢の中のオトコに入れあげたりしません。 地に足つけて、将来に向け、1歩1歩進みます。 ゲリーには、 それもヤなんだよね。 だから、ドーラも夢に出てきます。 他のオトコと一緒のところなんか。 さて、ゲリーは現実と夢と、 どちらで生きることを選ぶでしょうか?? 最近のアメリカ映画は、NYのお話といっても華やかさがないのが多い。 みんな疲れてるし、生活感ありすぎ。 そこを「ゴージャス」に飾るには、 もう「夢」を見るしかないのかなー。 そんなことも考えちゃいます。 男性にとっては 「そうそう、そんな夢を見るの、ボクの“ユメ”」みたいな映画、 女性にとっては 男性の「なんだかなー」をおベンキョウする、映画。 低調ムードのカップルでいくと・・・映画館を出たとき、どうなるんでしょう?? ラストを見ると、 映画の最初の部分の意味がわかってくる その仕掛けにも注意して見てくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.25 09:23:03
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