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アラフィフおやじの温泉やITや中国や道の駅のブログ

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2014年GW東北遠征

 

2014年GW東北遠征



かなり久しぶりの書き込みになりました。今年のGWは直前までいろいろあって予定が立てられなかったのですが、2泊3日の短い遠征になってしまいました。2年ぶりの個人的な東北振興を兼ねた遠征にしましたが、走行距離は1000kmちょっととやや短めなものの、効率よく回って来ました。

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2日の朝、6:30ごろ自宅を出発。7:40、順調に佐野SAのウサギ。

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8:22、宇都宮の北、上河内SA。

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9:08、那須高原SA。よい天気です。

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福島県に入りました。10:11安達太良SA。

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10:59、国見SA。この後、宮城県に入り仙台南部道路の今泉ICで高速を下り、名取市閖上に向かいます。閖上は2年前にも立ち寄りましたが、震災後の変化を確認したい意味がありました。
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2年前に行った閖上湊神社のところまで行く途中の道。前はこのあたりに流された船もみかけたりしました。

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閖上湊神社。仮設の社務所なども作られています。

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復興支援売店もありました。

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小さな山の上の祠。

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ここからの景色は2年前とあまり変わっていません。。

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鯉のぼりが泳いでいます。

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この方向は何もありません。。

22 名取市閖上 10:08

↑これは2年前のGWに撮影したものですが・・・

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同じ方角の写真ですが、プレハブが立っている以外は同じ景色です。。

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震災前後の写真。

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改めて合掌。

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頑張れ閖上。

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先ほどの祠のある小山と鯉のぼりを反対側から。

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ここは復興イベントをやるときの仮設商店街のようです。閖上にあった店が仮設店舗で集まっているところが市内にあります。

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このあたりは震災前住宅街と思われるところ。

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名取市内の「閖上さいかい市場」に立ち寄ってみました。後ろの高架は、仙台空港へ行く空港鉄道。津波で仙台空港が水没したことが思い出されます。

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プレハブですが、商店街らしい趣。頑張れ閖上。

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その後、再び高速に乗り、山形側蔵王へ。蔵王温泉の日帰り温泉、新左衛門の湯。蔵王温泉は、秋田の玉川温泉の次に日本で酸性度が高い、ぴりっとしたとてもいいお湯でした。

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露天風呂を外側から。桜?も見えます。

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新左衛門の湯を背後に蔵王スキー場方向。この山の中腹には3年前に行った「蔵王温泉大露天風呂」があります。

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蔵王温泉のあとは、山形側から宮城側の蔵王へ向けて山越えする蔵王エコーラインを通過します。山の上の方は残雪がたくさん。

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さらに濃い霧が覆ってきました。

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雪壁も高くなってきました。

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壮観です。あまりよく調べずに行ったのですが、蔵王エコーラインはこの時期、この雪壁で有名だったんですね。

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途中の開けたところで一服。このとき、ものすごく強い風が吹いていて、気温も6度くらいとくそ寒い状況でした。。

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この雪もあと少し経てばなくなるわけで。。

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雪壁の向こうに見える眼下の景色も最高でした。

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壁の後ろ側にいますが、ある意味わざと雪を残しているということ?このあとこの日の宿泊地、青根温泉へ。。



1泊目の宿は、宮城側蔵王の川崎町にある青根温泉というところにしていましたが、蔵王エコーラインから宮城側の蔵王町にある遠刈田(とおがった)温泉を経由することにしました。20年以上前に仙台勤務していたとき、この「遠刈田」という名前は気になっていましたが、当時来る機会はなかったので、やっと実現。

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遠刈田温泉の中心にある蔵王大明神です。

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そのとなりの共同浴場「神の湯」。ここは時間の関係で見るだけ。

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遠刈田温泉はこけしが有名のようです。
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近くを散策すると、こけし橋という橋がありました。

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ここからの景色は壮観。まさに滝を登る鯉のぼりの群れ。この時期でないとみれませんね。

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なんとも雰囲気の良いこけし橋をあとに。

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青根温泉にある由緒正しい青根洋館。中はカフェになっているようです。青根温泉で宿泊したのは「不忘閣」というところ。あの伊達政宗が開湯し、自ら湯治に来たというこちらも由緒正しい旅館。

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とはいうものの、GW直前にじゃらんで適当に探していて見つけた宿でもありました。風呂は全部で6つあり、男女が入れ替わる関係で夕食前に3つ入りました。いかにも秘湯、隠れ湯という雰囲気のところです。夕食はとてもゆっくりと一品ずつ出てきて、まったりしたひと時を過ごしました。

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献立です。料理はどれも美味しかったです。

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最後の方に出てきた焼き物。大根で作った蝋燭立ても粋です。

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夕食後、外に出て旅館の門を一枚。

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夕食後に残りの3つの風呂をめぐります。照明を落とし気味の湯屋はどれも秘湯感たっぷり。

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いい雰囲気で満足。

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ここからは2日目。朝食です。

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朝食後、宿泊者向けに伊達政宗や伊達家の代々の殿様がかつて使ったという「御殿」という見晴台のような部屋の見学ツアーがありますが、その前に周辺の写真を。


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木造の年季の入った旅館の建物。

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床がきしむ音がなんとも。

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こちらが御殿の建物。少し高い位置にあります。ただ、私が泊まった部屋はさらに山の斜面の上の方にあり、宿泊予約の条件として、「80段くらいの階段のぼれますか」という項目がありました(エレベータなし)。

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緑もきれい。さてこれから見学ツアー。

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かつて伊達の殿様は、仙台を朝8時ごろ出て、夕方5時過ぎにここに着くという旅程で湯治に来たそうです。

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力士の谷風も一緒に来たこともあるそうですが、谷風は仙台の人なんですかね。

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入口でそんな説明を受け、みんなで御殿に上がっていきます。開湯450年、さすがです。

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こちらは一日かけて仙台から来るときに、殿様が使ったという弁当箱。弁当箱のレベルを超えてますね。。

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ここは伊達の殿様以外にも松尾芭蕉とかも投宿したことがあるとか。明治以降も著名な文人がたくさん訪れています。写真は関係の資料や昔の宿帳など。

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昔の青根温泉。今はとても静かな山間の宿ですが、昔はもっと賑やかだったのかもしれません。

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川端康成。

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伊達家三代目藩主の鎧だったかと。

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こちらは伊達のお姫様の化粧道具だったかと。

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そして、こちらが伊達政宗公も泊まったという殿様の部屋。

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座布団が立派です。まだ続く青根温泉不忘閣。。



青根温泉・不忘閣の御殿見学の続きから。

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御殿からの眺め。かつて伊達の殿様がここから居城のある仙台方向を眺めたとのこと。太平洋まで見えたとか。

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不忘閣とは昔はこの御殿のことを指していたそうですが、その後旅館全体の名前になったとのこと。

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見下ろすと旅館の建物。眼下の建物には、殿様の家来が投宿したのでしょう。

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御殿の廊下。よい雰囲気です。ちなみに、昭和40年代の半ばくらいまで、この御殿は宿泊できたそうです。殿様気分になるにはいいところです。

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間もなくチェックアウト。ロビーにある「大湯」の看板。この「大湯」がかつて伊達正宗が入ったというお風呂だったかと。

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ここも日本秘湯を守る会の会員宿でした。

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さらば不忘閣。

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御殿もさらば。さて、このあとは仙台の南側を抜け、福島県の浜通り方面へ南下することにしました。

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海岸沿いを走る国道6号には、このように仮設住宅の標識が随所にたくさん立てられています。土地の低いところはこの国道のところまで津波が来ていました。

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左側に東電と東北電力の合弁、相馬火力発電所が見えてきました。広大な敷地です。

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いわきと南相馬の表示。いわきには原発事故でまっすぐ行けないわけで。。

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11:18、道の駅そうまに到着。3年前のGWに立ち寄ったときは、この建物が一部壊れていましたが、すっかりもとに戻っています。

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常磐道の状況。中心部の色が濃いところが帰還困難区域と居住制限区域、濃い緑色が避難指示解除準備区域。このあと浪江の近くまで行ってみることにしました。

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道の駅にあった被災の記憶展示。標識が津波でこんなになってしまっています。

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学校の机と津波が来た時間で止まった時計。。

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道の駅そうまを出発してさらに南下。

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11:54、道の駅南相馬。南相馬市は震災のとき市長がSOSを発したところ。まだ避難対象の区域が多く残っています。

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国道6号をさらに南下。このような標識が随所にあります。このあたりは避難解除準備区域のためか、人気がほとんどありませんでした。

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浪江町に入りました。この先検問やスクリーニングがあり、許可車以外入れないことは承知していたので、この先で引き返します。

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来た道を北上、再び道の駅南相馬方向へ。

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南相馬のこのあたりは比較的最近避難指示解除準備地域になったためか、がれきがまだ残っているところがあります。

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放置されたままの傾いた建物も。。

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道の駅南相馬に戻り、「なみえ焼きそば」で昼食。浪江は小学校のときの親友の実家があったところなので、思い入れあります。この焼きそばは震災前にB級グルメで賞を受賞していますが、太麺ともやしと目玉焼きが特徴的な焼きそば。頑張れ浪江。

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道の駅からほど近いJR常磐線の原ノ町駅です。原ノ町から南は原発事故の影響でずっと普通状態ですが。。

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駅の案内をみると、仙台方向も相馬までしか行っておらず、その先(亘理まで)はバス代行だったんですね。時刻表もかなり寂しい状況です。

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南相馬から今度は西に向けて走ります。東北道方面に行くには、この道しか車で通れません。途中、まだ避難地域の多い飯舘村を通過します。

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このあたり、飯舘村から川俣村に向かう居住制限区域か避難指示解除準備地域で、除染をしている作業員の方を多数見かけました。左の畑は除染後のものと思われます。

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その後東北道に乗り、那須温泉の西側、板室温泉・ホテル板室に到着。この日、すごい強風が吹いていて、吹っ飛ばされそうでしたが、夕方になりやっと明るさが。部屋から見える山の上の雲が大きな滝のように見えてとても特徴的だったので一枚。

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夕日モードでも一枚。

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ここからは5月4日。朝はすっかり良い天気。前の写真と同じ場所ですが、全然雰囲気が違いますね。

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濃い緑が目にいいです。

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あちらは那須岳の方向でしょうか。このあと、那須の秘湯へ。。



遠征最終日、那須温泉の秘湯、北温泉へ。那須の中心部はすでにものすごい渋滞が始まっていましたが、北側に迂回し、裏側から那須頂上方向を目指します。

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北温泉は那須岳のふもとの深い谷にあります。ここに来たのは2008年6月以来6年ぶり。前に来たときはこんなきれいな駐車場ではなかったと思います。隣に観瀑台もあるし。北温泉はテルマエ・ロマエのロケ地にもなりましたし、結構潤っているんでしょうか。。

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駐車場から徒歩で400mほど下ると北温泉旅館の渋い建物がみえてきます。

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この景色は6年前と変わっていません。

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いい感じ。

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入口右側にある「泳ぎ湯」という温泉プールのようなでかい露天風呂。

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入っていきます。木造の由緒ある建物。
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露天風呂「河原の湯」に来ました。人口の滝が目の前に。渓流と鶯の声を聴きながらいい気分。

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誰もいなかったのでもう一枚。写真は今回ありませんが、ここは天狗のお面が四方に掛けられている「天狗の湯」が有名。

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廊下にはこんなレトロなポスターも。

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猫も。下が温泉で温かいのか、微動だにしませんでした。。

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こちらは泳ぎ湯の脱衣所横にある内湯。

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泳ぎ湯にも入ってみました。北温泉、久しぶりですがこの静けさと情緒は6年くらいでは全然変わりませんね。テルマエ・ロマエ気分でした。

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再び駐車場へ戻りますが、上り坂が長いので結構ハードでした。。でもそこからの滝の絶景は感動。水が青っぽくとても美しかったです。ちなみに北温泉はこの滝の上流の左側の方角。

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その後那須岳から那須温泉街方向へ向かいますが、途中の展望台から。素晴らしい景色。

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山もきれい。

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ここは恋人の聖地だそうです。私には関係ないですが。。

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日本の景色とは思えない広大な眺め。

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そして、最後の目的地、那須温泉の共同浴場「鹿の湯」。ここの酸性の強いお湯で、今回の短めの遠征をしめたいと思います。ここのお風呂は、硫黄臭漂う41度から最高48度までという温度別の木製の渋い浴槽が6つ。41度→43度→46度→44度→42度という順番で入りました。48度はさすがに避けましたが、つい30代くらいまで熱い風呂が苦手だった私としては信じられない状況です。。

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さて、あとは帰るだけ。14:11、那須高原SAのスマートICから東北道へ。

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15:00、上河内SA。

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宇都宮の近くということで、宇都宮餃子で軽く昼食。このあと渋滞を避けようと一般道へ出たら、完全裏目になり一般道のほうが混んでいたため、帰宅まで2時間以上を費やしてしまいました。今回はかなり思いつきのGW遠征でしたが、次の遠征はもっと計画的に行きたいと思います。。





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