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カテゴリ:事件、事故
今日は先だってシンセン市内で発生した自動車同士の衝突事故の現場写真です。 ちょっと見ると特にけが人が出ているようでもありませんし、普通の自動車同士の物損事故の様に見えますね。 下の写真の真ん中にしゃがみこんでいるのが事故当事者でスズキのワゴン車の所有者である運転手です。 手前の全部が大破しているBMWとぶつかりましたが、どうも正面衝突のようです。 実際これだけ大きく大破していますから双方かなりな速度が出ていたと推測されます。 まあ、互いに怪我が無かったのが幸いですね。 BMWのほうはエアバックが作動し保護されたようです。 ワゴン車は全面が大破しましたが運良く怪我も無かったようです。全部が短いので挟まれる危険性があります。 さて、事故の現場検証が警察で行われ双方から話を聞き、現場を見てその場でどちらが悪いかが即決されます。 ここが日本の事故とは大きく違うのです。 日本では警察は現場検証を行い事故証明書は書きますがどちらがどの位悪いとは言いませんね。 大概は、事故証明と示談、保険会社との協議で解決し、駄目な場合は裁判になると思いますが、中国では即決です。 ですから明らかに相手側が悪い場合は現場で一目瞭然ですが、交差点など相手が信号無視などのばあいや現場の状態だけでは判断し難い場合もありますので、当然当事者同士は相手が100%悪いと言わない限りは自分に不利な事は一切言わず、相手の悪い所や、自分で誇張してでも警察に言い張るのです。よってしゃべらない方や、押しが弱いと悪くないのに悪者にされたりする危険性があります。 一度警察が決めた判断を覆すのは裁判するしかありませんので大変なのです。 ですから大概はぶつかると其の時点から相手を罵倒したり強烈に喋り捲ります。 外国人が当事者の場合は言葉が通じないとこれまた大変ですし、日本人の場合は状況によっては野次馬も参加して攻め立てまくられる可能性も否めません。 兎に角、押しの強い女性などが助手席にいると心強い事は間違いありません。 女性の相手を罵倒する力強さは日本では考えれれませんから。 今回の事故の原因は写真に出ているワゴン車の運転手に100%の過失があるとの結果が警察から出されました。 其のとたん下の写真のように運転手は道路に倒れこんでしまったのです。 これは何故かといいますと、100%の過失ですから相手の自動車の修理費用を100%支払う必要が有りますし、自分の自動車も修理しなくてはなりません。 中国でも今年からは自賠責保険の義務化が行われ全ての自動車は強制責任保険に加入しなくてはなりません。 また、日本と同じように自賠責では保険金額が少ない為大概の運転手は任意保険に必ず加入しますが、日本の様に無制限などの保証は今のところありません。 それに、事故を起こした場合当然加入している保険会社に連絡し、保険の支払いを行ってもらうのですが、実際はなかなかしたたかで支払いを渋ったり、裁判で決定されても支払わない保険会社も有ります。 また悪い輩がいて保険金を支払っても正規に会社に登録せず、ネコババし、支払い証明書も偽物であったりして保険が効かない事もあるのです。 今回はワゴン車の運転手はきちんと保険の手続きをしていないようで全て自己責任で賠償しなければならないようですが、ご存知のように相手はBMWです。 これだけ大破していますので修理に20万元かかるようで日本円で約270万円ほどになります。 加害者は運転免許を一ヶ月前に取ったばかりの初心者で、自分の車も今年六月に登録したばかり。所得からしても到底20万元は支払えません。 よって、結果が出された時点で地面に寝転んでしまったわけです。 推測ですが大体月収が4000元程度で多くても6000元程度と見受けられます。 年収が数万元ですから20万元支払うのに生活費を除いても10年はかかるでしょう。 自分の車は新車で多分5万元ほどですから相手が悪かったですね。 因みに国産中国メーカー製ですと1600ccセダンで6万元で買えますがBMW高い車種ですと100万元ほどになるとおもいます。 それだけ中国は貧富の差が大きくなったのです。 中国で車を運転される方は保険には十分入っていないと大変です。なにせ金持ちはベンツやBMW、レクサス、ポルシェなど日本でもなかなか見ない車に乗っていますので生半可は保険費用では賠償できません。 これが中国の実態なのです。 申し送れましたが事故の原因はワゴン車の運転手がどうしたかは不明ですが対向車線にはみ出し正面衝突したとのこと。 これでは逃げられませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月23日 13時04分56秒
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