偽物の話題 今度は偽物の原材料で作られた陶磁器製品「紫砂泥」
偽物やコピー商品が溢れている中国です。今日の偽物の話題は食料品では有りません。数日前、新聞等に偽物の生産現場を公開され、全国的に皆が関心を寄せていました。今回の偽物騒ぎの主役は焼き物である陶磁器でこちらでは「紫砂泥」と呼ばれています。この原材料は鉄分を多く含んだ粘土で五色土、富貴土と呼ばれ、紫泥、紅泥、本山緑泥の三つで構成されています。 産地は浙江省宜興市が有名で黄龍山で採掘されていました。 この山は現在では採掘が過度に行われたため山自体が消滅して小高い丘と地下の採掘に依る池が至る所に出来ています。 この材料から作られる紫砂壺は原料の1/1000ほどしか使えず、残りは花盆や瓶の才良になるとのこと。 この様に有名ですが原材料の産出量が少なくなっているため本当の材料で全てを賄えなくなっているのが本当のようです。 この紫砂泥で作られていると称している物の一つに電気鍋、炊飯機があります。日本ではこの様な製品は作られてはいませんが、中国では電気製品売り場の炊飯器コーナーに良くと必ず展示してあります。 何が言いたいかと言いますとこの様な電気鍋などの紫砂泥は入手が困難である為、実際には普通の粘土に鉄粉や着色用に混ぜ物を入れて紫砂泥と同じような色合いに仕上げていたようです。 昨日電気製品生産メーカーや量販店ではこれらの紫砂泥の商品を全て棚から撤収したそうで、美的,九陽では返品に応じると発表しています。 メーカーも原料が枯渇しそうになっているのにどうやって入手して作られたのか確認もされていなかったようですね。 一応これらの偽紫砂泥製の製品は焼成後は有害物質はなくなるし、測定しても有害物質は既定値いかであると言っていますが、偽物を本物の様に宣伝されて買ったものですから気持ちが悪いですね。 それにしても偽物、何でもございでうまく作るものです。 身の回りの商品には偽物の材料が至る所に使われているように思えますね。 これで設けた人がかならずいるでしょう。