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昨日からの、アメリカつながり、ということで・・・ アメリカについて思うとき、僕には忘れられない、ある“光景”があります。 1989年12月28日、30歳の誕生日の夜。 僕は、ひとりでニューヨークの(今はなき)ワールドトレードセンターにいた・・・ ワールドトレードセンターは、マンハッタン島の南端にあって、 その一番高いところから、北の方角を向くと、マンハッタンの街を一望できる。 マンハッタンという街は、 一番から九番まで(だったっけかな)、アベニューが南北をタテに貫いていて、 (ブランドショップが軒を並べる五番目の通りが、有名な「五番街」(5thアベニュー)ですね) それぞれのアベニューは、交互に一方通行となっています。 たとえば(正確には憶えていませんが)、一番街が北から南下する一方通行だとすると、 二番街は南から北上する一方通行で、次の三番街は、また北から南下する一方通行、 といった具合に・・・ 30歳の誕生日を、ひとりでニューヨークで迎えるんだ、なんてカッコつけて クリスマス・イヴの夜に、ケネディ空港に降り立ったのはいいけど、 街はクリスマス休暇で静かだし、気温は-10℃だし、言葉は通じないし・・・ 毎日、ただ、やみ雲にマンハッタンの街中を歩き回っていた僕は、疲れ果てていて、 あぁ、30歳を、このまま寂しく迎えるのかぁ、と思いながら、もう行くところもなくて、 結局、ワールドトレードセンターの最上階に昇ったんだ。 ワールドトレードセンターの最上階から眺める、マンハッタンの摩天楼の夜景は、 そりゃ、もう、本物の宝石を散りばめたかのように美しい・・・ 年の瀬のマンハッタンは、どのアベニューも渋滞していて、 それを、街の南端に建つワールドトレードセンターから眺めると・・・ 北から南下してくる一番街には、ずらりと、クルマのヘッドライトの白い光が並んでいる。 南から北上していく二番街には、すらりと、クルマのテールランプの赤い光が並んでいる。 次の三番街は、白い光の列。四番街は、赤い光の列・・・ という具合に、 アベニューを埋める白い光と、赤い光の列が、交互にきちんと並んで見えるわけです。 そして、その先には、摩天楼の灯りが、星のように瞬いている。 そのとき・・・ 僕は、気がついたんですよ。 ワールドトレードセンターの最上階に立つ僕の眼下に、 光の、美しいアメリカ国旗が広がっている、ってことにね・・・ 1989年12月28日の、その“光景”が、 30歳を迎えた僕への、忘れられないバースディ・プレゼントとなった。 マンハッタン中のクルマが、 日本からやって来たクルマ馬鹿のために、用意してくれた贈り物・・・ それだけのハナシ・・・ 「BACCARS」(バッカーズ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
夢野さん。
どもどもです いい!とてもいい! 今は無きツインタワーの話・・・私も懐かしい ニューヨークって、なんか格好つけれる街なんだなあ・・・私にとって 私にとってのマンハッタンは1987年2月・・・そのとき勤めていた某会社の直属の上司に「明後日からニューヨーク行ける?2年」って突然言われて、思わず「はい!」って言ってしまったことで、地獄と天国を経験した街です 当時、ワシントンDC経由でJFKにウォークマンで「イングリッシュマン イン ニューヨーク」を聴きながら降り立った日は、雪がシンシンと降るマイナス8度の日曜日・・・ 2年間のニューヨーク滞在は、すっごいことだらけ・・・ その中でも、ブルックリンブリッジの下にあるマンハッタン島対岸の公園で、夜ひとりで、2人の男にピストルとナイフを突きつけられながら見たマンハッタンの夜景がとってもきれいだったなあ(笑) でも、きっと今の生き方の4分の1ぐらいは、ニューヨークで学びました 「マンハッタン ボロタクシーも キャデラック」 お粗末! (2006/03/05 01:47:29 PM)
wabipapaさん
ニューヨークに2年ですかぁ。いいですねぇ。 >ブルックリンブリッジの下にあるマンハッタン島対岸の公園 たしかに素晴らしい夜景で知られるところですよね(笑)。ご無事で、なにより。 >「マンハッタン ボロタクシーも キャデラック」 あのボロタクシー(イエローキャブ)だけで、クルマ馬鹿としては、もう満足(笑)。 路上に駐められた、ボッコボコのクルマたちもカッコいい。 なぜか、マル焦げだったりして・・・ (2006/03/05 03:30:24 PM)
僕は国旗に見えなかった。想像力が違う。
ツインタワーの屋上での僕の思い出は、タバコを吸ってたら、すれ違ったアメリカ人の女性にnon smoking~! I don't care~って言われた事。恥ずかしかった。結局、少しして禁煙した。 (2011/05/19 11:35:51 PM) |