1984年8月8日の晩、僕は友人に呼び出されて東京にいた筈だ。その友人は前日、僕のバイト先に電話してきて「ノーチラス号の撮影模型が日本に来ているからすぐに上京しろ!チャンスを逃がしたらもう一生見れないかも知れないぞ!」と言うので急遽東京へ行き、『SFX展』を見終わった後だった。
大学の先輩で、雑誌「マルガリータ」の編集長だったK氏と合流した時K氏は友人と僕に「かがみあきらと聖咲奇とどっちに会いたい?」と質問し、その時我々は聖咲奇宅へと向かい楽しい時間をすごした。ほぼその時刻にかがみあきら氏は自宅でおなくなりになっていたらしい。
友人はしばらくの間「あのとき、かがみさんの所へ行っていればなんとかなっていたのでは・・・」と言っていたのを聞きながら僕としてはそんな可能性を想像することが出来ずに複雑な気持ちで思考を停止させた。
もしあの晩”かがみあきら”宅を3人が訪問していたら・・・という未来は、あの時本当にまだ存在したのだろうか。
『ワインカラー物語』かがみあきら(角川書店)1260円を購入。
あれから20年が経つのですね。僕も最近、書店でかがみ氏の本が出ているのを見てました。
あの時って不思議と現場に近い人の話を聞く機会があって、他人事に感じなかったのが奇妙な体験として記憶にあります。
「もし」を考え出したらあらゆる未来が存在するのでしょうが、現実は一つの選択をされた結果としての現在にしか自分達は存在しません。
次に何を選択するか、が重要であって、その為に過去からは学べば良いのだと思いますよ。
こう言うのも、ある意味輪廻かしらね?(^^;(2004年12月30日 10時32分43秒)