8月7日(Mon) 午後 ロンドン
活気にあふれた
コヴェント・ガーデンのアップル・マーケットを通り抜け、そのすぐ横にある今回のお買い物の目的地
ジュビリー・マーケットに到着。
ジュビリー・マーケット 入り口が花のハンギングバスケットで美しく飾られています
ジュビリー・マーケット内のストール(露店)
アンティーク銀器、カトラリー、アクセサリー、食器など様々なものが売られています。食卓まわりの品が多い気がしました。
終了時間はまちまちのようで、所々でストールを片付けはじめている様子を目にすると、少しあせります。
今回は、朝にストリート・マーケットに行く予定を入れにくかったため、アンティーク・マーケットを短時間で要領よく見るにはここが便利かと思い、やって来ました。
以前の旅の時にはエンジェル駅の
カムデン・パッセージを訪れ、
マッピン&ウェッブのジャムスプーンや、
シュガーシフタースプーンなどのお手頃な可愛らしい物を手に入れたので、今回もちょっとした実用的なテーブルで使える小物を探します。
目移りしそうになるのをぐっとこらえて、お目当ての
シュガートングに絞ってマーケットを見てまわります。
時間があまりない時には大物を見たら目の毒ですね。見ない、見ない。
…本来は旅行前にインターネットなどで「相場」をよく調べてくるべきでしょうが、[下調べ不足のまま、自分の気に入ったものを短時間で見つけるという暴挙] にでることになってしまいました。
手に入れたものが、日本でもっとお安く手に入る!とわかったら悔しいですよね~。でも、もう来てしまったのだからしょうがない。勘だけで動きます。
見始めてすぐにシンプルなビーズの
シュガートングを発見。
スターリングシルバー(純銀・92.5%)の証である【
歩くライオン】のホールマークを確認。
【
いかり】のマークはたしかバーミンガム産かシェフィールド産?
店番の感じのよい老婦人に挨拶をしてお値段を尋ねると「£23」とのこと。1ポンド=233円として5,359円。この時点で私は買うことに決めましたが、マーケットを一回りしてからもう一度来ようと思ってその場を離れます。
店じまいをはじめていた他のストールで一つ買い物をすませてからこの店に戻ってもう一度眺め、少しだけ値段交渉。
「£20」(4,660円)と笑顔で言っていただけましたので、めでたくこのシュガートングは私の手元に。
純銀製シュガートング
ホールマーク(刻印)
右から二番目が【歩くライオン】Lion Passant。
その左の
【いかり】のマークはバーミンガム産でした
初心者でも、この
歩くライオンのマークが純銀製を表すことだけ知っているとアンティークマーケットがぐっと楽しくなります。
(同じような形のものでも、銀めっきと純銀製ではお値段に大きな差が!)
詳しい刻印の読み方は、英国で何種類も販売されている『ホールマークの解説書』にでています。
純銀かどうか、産地はどこかの他には、製作者のイニシャル(またはどの工房で作られたか)、何年に作られたか等が書かれているのですが、年号については正確な解読は難しいようです。
南青山の「英国骨董おおはら」の大原千晴氏・著の『
食卓のアンティークシルバー』は私の愛読書です。
透かし彫りの細工の美しい銀器他、たくさんの美しい写真とともにアンティークシルバーの楽しみ方が紹介されています。
このシュガートングはお買い得なのか損をしたのか?どっち?と思われたら
↓を押してこの記事を応援して下さいね☆
一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。
英仏11日かけ足の旅 13 ヴィクトリアンのシュガーニップス へ続く
英仏11日かけ足の旅 11 アップル・クランブルを横目にコヴェント・ガーデンを駆け抜ける へ戻る
英仏11日かけ足の旅 1 ヒースロー空港 テロ未遂事件 へ戻る
ロンドン パティスリー・ヴァレリーでベリーのタルトを (もう一つのブログ) へ
《Home》へ