テーマ:今日のランチ(38823)
カテゴリ:フランス '07春(途中)
素敵なお店にさんざん寄り道をした後で、ようやく目的のお店を見つけました。
ランチをしたかったのは、ここ ラルティザン・ドゥ・サヴール。 『Cafe´ sweets(vol.73)』に、「ミシュランの星付きレストランのシェフ・パティシエを経て1998年に独立したシェフのお店」と紹介されている記事を読んだ時から、どうしても今回のパリ最初のランチはここで食べたい!と思い込んでいました。 サロン・ド・テなのに料理も抜群、という所に惹かれますね~。写真で見たお店の雰囲気も親しみやすそう。 L'ARTISAN DE SAVEURS ↑帰りがけ、お客さんの波も一段落し、すいてきたところで私の座っている席から撮影 「おひとりさま」は好きな時間に好きな所に行かれて、寄り道も自由にできて気楽でよいのですが、困るのは夕食。きちんとしたレストランであればあるほど一人では行かれません。 くだけたレストランでも、仲間とわいわいおしゃべりを楽しんで賑わっているお店には、また一人では居心地が悪く行きにくい。そのため、夕食は簡単に済ませてしまうことが多いのです。 ランチやお茶なら一人でも大丈夫。お値段も手ごろで美味しいものに出会えると期待が膨らみます。 さて、ドアを開けて中へ。上品な感じの落ち着いた店内は、お客さんでほぼ満席。 入った瞬間、一瞬だけ“気後れ”し、ひるむ自分が。半日パリを歩き回っていて今更ですが、その時に頭に浮かんだのは「フランス人ばっかりだ~」 ほんの一瞬、自分が客席からの注目を集めているのがわかります。東洋人、女性一人。珍しいのかもしれません。その時だけは時間がスローモーションで動いている気がします。 でも、シェフがにこにこと温かい笑顔で迎えてくれて緊張はすぐ溶けました。挨拶の後、「ユンヌ・ペルソンヌ(Une personne.)」(一人) この後、今回の旅では、何度となくこの言葉を口にすることになります。 席についてしまうと、もう自分もその他大勢の中にうまく紛れこんだような、ストップした音がまた流れ出したような感じがしました。周りが皆二人連れでおしゃべりを楽しんでいることも、東洋人であることも気にならなくなります。 何故そんな風に感じたのでしょうね?メニューに目を走らせながら、素早く考えます。 それまではきっと観光地にいて、観光客に囲まれていたから…?このお店はご近所のフランス人マダムしか来ていないような雰囲気だから…? 旅行者として短い時間滞在するだけなので全く不自由な思いはしませんでしたが、きっと留学してこの地に住むとなると「異国人」という目に見えない壁を感じることもあるのでは、とちらっと思った瞬間でした。 でもずっと前に旅した時に比べ、フランス人は全体にものすごく親切になっているような気がするのですが…。(単に私がコムスメからマダムに育ったので、周りの対応が変わっただけ???) 時間は13:45頃。急いで食べるものを選ばなくては。ちょっと考えて、サーモンのマリネを注文。これです。 Blinis de saumon mariné au citron vert, bohémienne de légumes "aigre-douce", crème fouettée d'aneth et d'Aquavit 「aneth と Aquavitの泡立てた生クリーム、“甘酸っぱい”野菜のさすらい人(ボヘミエンヌ)風、ライムでマリネしたサーモンのBlinis」 …私が解読できたのはこのくらい。ブリニって何かな~? 私の頭の中には、スモークサーモンを散らしたグリーンサラダのようなイメージが。 下調べがしっかりできていたら、日本にいる時にこのお店のHPのLa carte 'Déjeuner'の所を見て、辞書を片手にメニューを解読し、本当に食べたいものが選べたのに~! と、帰国してブログを書くために色々調べている今になって反省~!! お食事の真相については次のページへ ↓ラルティザン・ドゥ・サヴールは、この本の中で詳しく紹介されています Cafe´ sweets(vol.73) 春のパティスリー / パリ注目のパティシエ ※すごく残念なお知らせですが このお店は2008年9月に閉店しました おひとりさまのランチ、思ったものが食べられた?と思われたら ↓を押してこの記事を応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 [21] ランチにサーモン 「自由奔放な野菜」に大苦戦 に続きます パリお菓子の旅 もくじ<移動日・初日> へ戻る ガレットのお菓子日記 Homeへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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