カテゴリ:フランス '07春(途中)
料理も美味しいサロン・ド・テ 「ラルティザン・ドゥ・サヴール」。
前ページに書いたようなパリのマダムの目線と心の葛藤の後、お店に入って右の壁側の席に案内され、ほっと一息。 席に着く時にグラスをひっくり返すとか、間違って大きな音をたててしまったらきっと大ひんしゅく!と思いつつ、無事に静かに風景の中に溶け込めました。 ふぅ。 時間も午後2時少し前なので、ランチ(Déjeuner デジュネ)のメニュー(La carte ラ・カルト)を斜め読みしてサーモン・マリネを注文。 Blinis de saumon mariné ; au citron vert , bohémienne de légumes "aigre-douce", crème fouettée d'aneth et d'Aquavit サーモン・マリネと注文しましたが、サーモン、さーもん、と歩き疲れた頭でぼーっと考えているうちにスモークサーモンが散らしてあるグリーンサラダへとイメージが変わっていきます。 更に、サーモンって…鮭…サケか~、とイメージが変化し、鮭…といえば塩焼き…といつのまにか温かい焼き鮭へ頭の中の映像が切り替わっています。 午前中はクリニャンクールの蚤の市でたくさん歩いたわ~などと考えているところにお料理が運ばれてきました。飲み物はガス抜きのミネラルウォーター(l'eau minéral) エヴィアンを。 サーモンマリネ !運ばれた品を見た瞬間、あ~、私が食べたかったのはこれではない…ような…。火が通って入る物の方がよかったかな…?頭がめまぐるしく動きます。何故私はこれを頼んだのかしら? そしてかすかな後悔と、不思議な既視感(デジャヴー)が。 それを焼き鮭のイメージとともにふりはらいつつ、添えられているライム(citron vert シトロン・ヴェール←緑のレモンという意味)を全体に絞って、いただきま~す ふわっとしたパンケーキのような物の上にもっちりと肉厚なサーモンが、こんもりとのせられ、上には甘さのない泡立てた生クリーム(クレーム・フェッテ)が。 サーモン自体には酸味がなく、ライムがアクセントとなりパンケーキとあわせていただくと二つの食感の相乗効果で、これは美味しい サーモン・マリネではなく、サーモンとマリネのようです。…でも、どうしてこんなに多いの~~~。 パンケーキのような物は、後で調べるとこれがブリニ(Blinis)。 ラルース・フランス料理小事典によると[塩味の小さなクレープでオードブルにする]。 …クレープというよりは、もう少し厚みがあり、ふんわりとしていました。 パンは何でしょう?風味がよく、かむと味わい深い。 料理の右側に添えられているのが温野菜?かと思ったらこれがマリネ。 冷たくて仰天するほど酸っぱい!こちらにもライムを搾ったのはまちがいでしたー。 山のように盛られたつんつん尖った生野菜を口に入れるとチクチクと攻撃してきます。 これが謎のボエミエンヌ。(hは発音しません) 「ジプシー風」と訳すのでしょうか?または「ボヘミアの」。ボエムには「(ジプシーのように)自由奔放な」という意味もあります。まさに、自由奔放に口の中であばれまわる野菜です~。またこれが、食べても食べても減らない…。 格闘中に、よみがえる一つの記憶。これ、食べたことがある~ 2004年7月のパリ。 皆と離れ、一日だけ一人歩きした日。ギャルリー・ヴィヴィエンヌという美しく昔日の面影を宿すパッサージュ(屋根つきの小路・アーケード)の中のア・プリオリテ(A Priori-The)というサロン・ド・テで「おひとりさま」ランチを。 その時の写真をご覧下さい~。 A Priori-The …同じですね…。どうして同じものを頼んでしまったのでしょう~? この時も量の多さにまいりました。 でも、デザートは別腹~ ※とても残念なお知らせですが このお店は2008年9月に閉店しました (L'Artisan de Saveurs) 72,rue du Cherche-Midi,75006 Paris TEL 01 42 22 46 64 サロン・ド・テは15:00から (月・火・木・金)12:00~18:30 (土) 12:00~19:00 (日) 11:30~15:30 ブランチのみ (水)休み メトロ10号線、12号線 Sèvres-Babylone駅 メトロ10号線 Vaneau駅 メトロ 4号線 St-Placide駅 ↓ラルティザン・ドゥ・サヴールは、この本の中で詳しく紹介されています Cafe´ sweets(vol.73) 春のパティスリー / パリ注目のパティシエ おひとりさまのランチ、何故ふたたびサーモン?と思われたら ↓を押してこの記事を応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 [22] パリの最新デザート 衝撃の味とは? に続きます パリお菓子の旅 もくじ<移動日・初日> へ戻る 《ガレットのお菓子日記 Homeへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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