テーマ:食べ物あれこれ(49601)
カテゴリ:パティシエの講習
日本オーストリア食文化協会の講習会で野澤孝彦シェフが用意して下さったメニューの中に、これは初めて!というものを見つけ、とても楽しみにしていました。
それは、温かくして食べる『食事のシュトゥルーデル』 (Speisestrüdel シュパイゼシュトゥルーデル) お菓子というよりはお料理のよう。 シュトゥルーデルといえば、下に敷いた新聞が透けるほど薄くのばした生地に果物などを巻き込み、バリッと焼き上げたウィーン菓子。 日本では最も名前が知られているのは、リンゴをぎっしりと巻き込んだアプフェルシュトゥルーデルですね。 以前の記事でさくらんぼやリンゴのシュトゥルーデルについて書いていますので、詳しくはこちらをご覧下さいね。 シュトゥルーデルタイク(生地)の作り方は果物を巻く時と同じですが、生地の配合は変わり、果物の時より硬めに仕上げます。 ↓野澤シェフは、ひじまで使って、大胆にぐんぐん生地をのばしていきます。魔法のように生地が大きく綺麗にのびました。速い速い。 中に入れるベシャメルソースは、あくまでも野菜のつなぎなので少量。 ランチにちょうどいい感じに焼きあがりました。 最初お菓子として発展したシュトゥルーデルは、今や食事用として100種類以上もあるそうです。日本でいう海苔巻きのような感じだとか。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ そして、幻の一品。 野澤シェフが文献をもとに 「モーツァルトの母がモーツァルトのために作ったお菓子」を再現。 『モーツァルトトルテ』(Mozarttorte) 古い文献を何冊も比較し、どの文献にも共通していたという『チェリー、ピスタチオ、チョコレートを使い』、『ざらついたチョコレートクリーム』その他の条件を再現するため頭をひねって生み出した、野澤シェフオリジナルの『モーツァルトトルテ』です。 世の中に、“モーツァルトのイメージで作られたモーツァルトトルテ”は数多い中、野澤シェフの作品は、異彩を放ちますね。 ここでもシェフは食材に非常なこだわりを見せ、保形性のよい特徴を持つ生クリームを使用。 「この生クリーム無しでは成しえないケーキ」とまでおっしゃっていました。 講習会に参加すると、今までに全く知らなかったお菓子に出合えたり、道具・材料についてメーカーの方の説明で最新情報が聞けたりするのが楽しいですね。 野澤シェフのお店コンディトライ ノイエスは、9月16日に大リニューアルオープンされています。 新しくなったお店がどんな雰囲気で、どんな野澤ワールドが展開されているのか、とても楽しみですね ウィーンのカフェ名物【メール・シュパイゼ】(直訳は“粉の料理”)という、皿盛りデザートのように美しく演出された軽い食事になるようなお菓子も、この新しいお店ではいただけるようです♪ 講習会<1>のページでご紹介したトプフェンクヌーデルなどのお団子も、このメール・シュパイゼの一種です。 ↓野澤シェフのご本 『いま新しい伝統の味 ウィーン菓子』 野澤シェフのお菓子やパンは ↓楽天でのお取り寄せは終了しました ・ リニューアル直前のノイエスのレポート ・ 野澤シェフのブログ コンディトライ ノイエス 横浜市青葉区鴨志田町504-5 045-962-4797 営業時間10:00~20:00 定休日:木曜 東急田園都市線 青葉台駅下車 東急バス「30系統 寺家町循環」又は「31系統 鴨志田団地行き」バス 中谷都で下車。坂を下りCREATEを左折し徒歩1分 徒歩2分 お取り寄せは、お店のHPから ノイエスに行ってみたい!と思われたら ↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。 《ガレットのお菓子日記~お菓子作りの道具と材料》 (楽天)Homeへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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