テーマ:★お菓子★(2718)
カテゴリ:お菓子/グルメイベント
わ~、エッフェル塔。
砂糖細工を足すことで、ワイルドな印象のドレス全体がシャープな形へと変化。 「Paris」というテーマが、最もわかりやすい形で表現されています。 スリムなモデルさん自身がタワーのようにも見えてきますね。 この作品は近寄ってよく見てみたいところ。 Tokyo Sweets Collection 2010 11月12日 @表参道ヒルズ モンサンクレール 辻口博啓シェフの作品 KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS とコラボレーションしたスイーツ・ファッションショーで辻口シェフが表現するのは、見た目のわかりやすさ。 「3つのエッフェル塔が完成したので見て下さい。」 辻口シェフのウェルカムスイーツ 赤ワインとミルクチョコレートの香り高いボンボンショコラ パリッと割れる薄い上掛けチョコートの中には、ねっとりなめらかなガナッシュが。 ワインの旨味だけが取り出されてぎゅっと濃縮されたような、密度の濃さ。 口どけがややゆっくりな分、長く余韻が楽しめるゴージャスで極上なボンボンショコラに仕上がっています。 表参道、都会の夜に食べるのが似合う、実にリッチで美味しいショコラでした☆ ライブスイーツステージ モンサンクレール 辻口博啓シェフ 朝田シェフ、大橋シェフ、神田シェフに続き、パティシエのライブスイーツステージのラストを飾るのは辻口シェフ。 日常のパティシエとしての動きではなく、物語の登場人物のような雰囲気をまとって登場した瞬間から、その独特なオーラと大きな動きに視点が集中。 会場の空気が一変し、辻口シェフの創造の世界へと深くひきこまれます。 アルティザン(職人)であり同時にエンターテイナーであるというのは、非常に難しい事ではないかと思いますが、持って生まれた資質なのか、無理なくその壁を楽々と越えているような印象が。 あらかじめ作った飴細工のオブジェにマカロンを貼りつける作業を丁寧にこなす姿は、背中の丸め方、手の動かし方、首の傾げ方どれ一つをとっても絵になります。 胸につけているのは、砂糖細工のお花ですね。 辻口シェフの作品 『ウナギイヌ』 「ウナギイヌをモチーフに作りました。しっぽのところがすごい可愛いでしょ。愛くるしくて躍動感があって、今の時代にぴったりと思って。」 「最近似てきたな、と思って作っています。」 冗談とも真面目ともつかぬ説得力のある口調の辻口シェフ。 …。 ウナギイヌって、確か何かのキャラクターでした? この時は思いだせず。うーむ。 帰宅後に検索すると、赤塚不二夫氏の漫画『天才バカボン』に登場する動物?! 赤塚不二夫公認サイト これでいいのだ!!の画像は こちら それにしても、本当にひゅるーん、ゆらゆらっ、と今にも動き出しそう。 ちょっとさわっただけで欠けたり割れたりしてしまう脆い飴細工とは信じられない、弾力がありそうな迫力満点の姿です。 コレクションスイーツ 辻口シェフのプチガトー 【?Tokyo Sweets Collection 2010】 ケーキが出されてから終了まで会場は明るくなりませんでしたので、私のカメラではアウト。こちらはカメラマンの美しい公式写真でご紹介。 「どこかに食感があるのが(フランス菓子の)主流。あえて食感をいれるのではなくクリーミーでとろけるものを作った」 「シンプルだけれどわかりやすくて、主張するお菓子になっている」 ダックワーズ生地、ミルクチョコレートとアールグレイのムース、センターには蜂蜜を使ったムースという柔らかいもの同士の組合せ。 ザクザクッ、ガリガリッというフランス人好みの“食感のあるもの”は含まれていません。 最近「とろなま(ドーナッツ)」「半熟(カステラ)」「ふわ・とろ(ロールケーキなど)」が話題になり、日本人の昔からの“ふんわり柔らか好み”が来年も発展しそうと見越しての構成なのかもしれませんね。 インプロヴィゼーション(パティシエの即興ステージ) 正面をむき、倒したキャンバスに花びらをふりかけたりして創作。 仕上げに縦にすると余分なものが下に落ち、薔薇のハートが浮かび上がります。 ここで一度、おお~!と歓声が。 さらに客席に背を向けてキャンバスと向き合い、何か筆のようなものを使って文字を書くなど細かく手を動かします。 「心から貴方へ」 「今日集まってくれた方へ、感謝の気持ちをこめて。皆さんが薔薇色になってもらいたいなと、薔薇をちりばめて。」 辻口シェフの絵 ハートの周りには飾り模様が描かれています。 修業時代、絞りのデザインを学ぶ時に「クリームを使うともったいないから筆ペンでやれ」と言われ、ノートに色々な絞りのスケッチを繰り返し描き、練習されたそうです。 それを思い出し「初心に戻って表現してみました。」とのこと。 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ パティシエと KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS と コラボレーションしたスイーツ・ファッションショー 辻口シェフのモデルさん 頭飾り、手に持つ飾り、そしてドレスに刺繍されたエッフェル塔と、3つのエッフェル塔でParisを表現。 お土産の焼き菓子 和楽紅屋 『和ラスク』 三温糖、黒糖、和三盆糖を使用 トークの時「来年のスイーツ界のトレンドは」と質問されると、 「農業が大切。自分で作って見極めて自信の持てる素材を使ったお菓子作り。」と即答。 ティラミスが流行するとかマカロンが人気とか、そういった横並びの売れ筋商品を紹介するのではなく、「注目するのは素材」という答えは、スイーツファンにとっては嬉しいですね。 ちなみに辻口シェフは、すでに2年前から三重県で『辻口いちご』を作り、ベトナムでは標高1000mの高地に茶畑を購入。標高が高いと害虫がいないため農薬散布する必要がないなど、様々な利点があるそうです。 そうしたこだわり素材がケーキになり、私たちの口に入る日が待ち遠しい☆ モンサンクレール 辻口博啓シェフ 「常に素材にこだわる。原点に立ち返り、根っこの部分を大切にとらえてお菓子作りをしていく。」と辻口シェフは語ります。 色々なシェフの口から発せられた「原点回帰」という言葉。 日本のスイーツ界は成熟し、世界のトップを走りはじめた今こそ、何を大切にしたお菓子作りをするのかを見直し、新たに創造するお菓子を積極的に発信されることを期待します。 クリスマスに向け一年で最も忙しいシーズンにさしかかるこの時期に、イベントを通じ、今まで気付かなかったお菓子の魅力・可能性を見せていただけたことに感謝!楽しく夢のあるひとときでした。 Tokyo Sweets Collection 公式HP 表参道ヒルズ スペース オーにて 2010年 11月12日(金)~14日(日)開催されました 二日目、三日目はまた雰囲気もガラリと変わり、4名ずつのシェフが新たな世界を展開。 次のページでは、公式写真で駆け足でご紹介しますね。 表参道ヒルズ 吹抜け階段の両脇には、東京スイーツコレクション参加パティシエ12人のスイーツオブジェが12月25日(土)まで展示中 オブジェは、どなたでも近寄ってご覧になることができます 東京スイーツコレクション2010 に関する記事 目次 辻口シェフのステージは楽しそう♪ と思われたら ↓を押して応援して下さいね いつもクリックありがとうございます♪ 一日一回カウント。よろしくお願いしま~す。 ↓ ←こちらもよろしく! ガレットのお菓子日記 Home ニフティ スイーツ部 ガレットの先取り!スイーツ情報局 へ 食べログへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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