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…いや、ダメだ。ボクはアッシュに頼ろうとする自分の甘えを必死におしとどめた。彼に頼ってばかりいてはいつまでたっても1人前にはなれない。
だがそうするうちにもガリアンレイダーはボクを壁ぎわに追いつめ、剣をふりかざした。 「ジャン!危ない!」 金切り声のようなリリアナの叫びが聞こえたように思った瞬間、ガリアンレイダーは背後から突き飛ばされ、体勢を崩した。リリアナが体当たりをくらわしたのだ。 今だ! ボクは剣をにぎり直した。ふりかざした剣を勢いよくヤツの顔めがけてふり降ろしたとたん、とっさに突き出されたヤツの剣がつっつくようにボクの腕に触れた。 ちりっと鋭い痛みが走るのと同時に、ボクの剣がヤツの肉を抉る鈍い感覚を覚えた。 敵の顔が痛みにもがくようにみにくく歪み、ごぶっと大量の血を吐きながら倒れこむ。そしてそのまますぐに動かなくなった。 かけ寄ってきたリリアナが、声もださずに不安そうな表情でボクを見上げる。 「ありがとう、助かったよ」 ボクにはそう言うのがやっとだった。腕の傷から、うずくように痛みが這いのぼってくる(HPマイナス2、EXPプラス2)。 4へ [ウィザードリィ2/ル・ケブレスの魔窟]カテゴリの最新記事│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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