福田首相も小沢代表も今のねじれ状態をなんとかしないと思っていて、基本的にその解決策を話し合わないと必要な法律も通らないと思っていたことは二人の言動から確かであろう。このための首脳会談はいいことであったと思う。イラク特措法延長についても、小沢一郎には福田を説いて代案をアメリカに認めさせようという腹積もりがあったとみられる。福田はそれをある程度認め、訪米してぬらりくらりの説明をするだろう。
大連立ということまで話がいったかどうかは分からないが、このいきさつを小沢が民主党の面々に報告したら総スカンにあった。それで辞意を固めたということになっている。
ところがこれは逆に小沢一郎の詭計であったというのが私の読みである。
民主党内は旧自民党からの引越し組、菅氏のグループ、旧社会党系、民社党系、若手グループなど寄り合い世帯である。意見が違いすぎる。バラバラなのは自民党の派閥と同じだが、自民党は政権党であるのに、民主党はまだ政権党ではない。こういう政党が次の総選挙で勝つためには一糸乱れない形が必要であると小沢は考えた。それで引き締めるために詭計をつかった。おれはやめるから君たちは勝手にしてくれと絶妙のタイミングで党内恫喝した。民主党内はいま小沢氏に辞められたら大打撃だとあわてて全員が一致して辞意撤回を申し入れた。
これで小沢の党内権力は一段と高まった。小沢の勝ちである。
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2007/11/07 08:10:43 AM