カテゴリ:体験リポート
こんばんは。 長編ブログは先に書き上げておかないと続かないことを経験済みなのにまた始めちゃって後悔しているキォスクです。 んじゃ、まず!今日飲んだ酒はこちら! 香りと味わいの「ヨーロピアン・ケルシュ」 をベースに熟成を重ね、アルコール度数を7%まで引き上げたハイクオリティービール。 高温発酵、低温熟成によるフルーティな酸味でライトなボディ。味わいはドライかつほのかな甘み。 「ゴールデン」の名に相応しい、深く奥のある味わい。 大人の、ビール。 新潟(にいがた)ビール ゴールデンケルシュ 310ml【クラフトビール】 【地ビール】【瓶内二次発酵】【シャンパン製法】 ココン「んふ~!んふ~!」 なにをしとるのかね? キミは。 「あちしの骨っこが取れないんだけど~!」 そうか、椅子の下か。頑張れよ。 【恐怖の檻4】 影が・・・伸びてる・・・だと? A男がゆっくりと振り返り、教室の皆それぞれに視線を送る。見られて顔を背ける者もいれば、動揺して「何だよ」と息巻く者もいる。 やがて下人とも視線が合った。 一番動揺しているのはA男だ。視線を受けて分かった。まるで、姉に見せられた写真がトラウマになった小学生の頃の下人そのものだ。あの時の下人もきっとこんな顔をしていたのだろう。今のA男を見て、そう思った。 しかし。 クラスメートを順に見回してきた視線を下人が動揺もせず(むしろ憐れみの目で)受け止めたせいか、A男の顔がビタリと停止する。 ・・・・・・。 や、やめろ。何ロックオンしてんだよ。 「なぁキォ。ちょっと来てみ? これ見てみ?」 とA男が消え入りそうな声で手招きする。 その手がまた壊れたロボみたいなブレようだ。震えかたが酷すぎてお前が怖いわ! 「は、早く。俺の見間違いかもしんないけど」 ロボが手招きを続ける。 くっそ、俺か? やっぱ俺なのか? 他にいねーのか?! 免疫を超えるシロモノだったら新たなトラウマを刻むことになるぞ。 拒否したい気持ちは満々なのだが、この状況で動かないのもなかなか格好悪い・・・。下人のゴミみたいな面子が足を踏み出させた。 「・・・どれだよ?」 「ここ これこれ。黒い薄いヘンなのが」 A男の指差す先をじっくりと見る。指先がアホみたいにブルってて焦点は合わないが、彼がどこを指したいかは分かる。 昨日まで、ロッカー上のダルマから前方に伸びていたグレーの「もや」。これが何かはよく分からないが、影は影で左側にある、ということで決着したはずだった。 が、今なら分かる。影だと思っていたのはロッカーの「染み」だ。何故なら実物と写真を見比べたからだ。 写真の貼られた「後ろの黒板」の下が壁にベタ付けの「木製のロッカー」で、「ダルマ」はその上に乗っている。 つまり写真の右下2~3歩先のロッカー上に今も置いてある。この「もや」について議論したのに、なぜ昨日その場で見比べようとする者が居なかったのか。 答えは簡単だ。皆がその「もや」におかしな雰囲気を感じていたのだ。その時点ですぐ横に置いてあるダルマに誰も視線を向けなかった。向けられなかった。見比べることを拒否していたのだ。 だが、「もや」が昨日より手前に伸びているこの状況で、下人は淡い期待に突き動かされた。「なんだよ影じゃん」と安堵している次の展開に期待、いや切望して思わず少し離れたロッカーの上に置かれているダルマに目をやってしまったのだ。 ダルマの横に伸びている影らしきものは染みだった。木目に染み込んだ汚れだった。手前には何もない。写真に写っている「もや」はない。現実には存在しない。 「う・・・っく」 こういう状態を【頭が真っ白になる】というのだろう。期待を裏切られて次のアクションがとれず固まる下人。どうしよう。どうする?どうする? 続く。 続いちゃった。 「は~、おいち」 あ、取れたのか。 「ナメないでもらいたんだけどー。フンフン」 いや。いつもナメてくるのはキミなんだがなぁ。 今宵の皆さまの一杯も、 素敵な時間でありますように ↓ここをポチッとクリックで応援お願いします! にほんブログ村 カテゴリ/ビール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.09.12 00:08:05
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