元気の源

敗者の嘘 アナザーフェイス 2 (文春文庫) (文庫) / 堂場瞬一/著 価格：690円（税込、送料別）

本の街、神田神保町で強盗放火殺人事件が発生した。
捜査本部はスポーツ用品店店長・渋谷を任意で取り調べを始めたが、
その最中に自殺をする。
ところが渋谷が自殺した翌日に真犯人を名乗る人物が出頭してくる。
女性弁護士・篠崎優は自分が真犯人だと主張する。
しかし取り調べに対して素直な応対が行われない。
混乱する特捜本部に、かつての上司・福原の命令で、
育児のため一線から外れた刑事総務課の大友鉄が加わる。
混乱する捜査本部に、かつての上司である刑事部
大友は真犯人を名乗る篠崎の取り調べを行うが、
その態度に違和感を感じ、捜査本部としても
彼女を犯人とするだけの確たる証拠がない。
果たして篠崎が出頭してきた目的は何なのか？
そして事件の真犯人は彼女なのか？

変装を得意とするシングルファーザー刑事第2弾。
普段は総務課にいながら、特別捜査官として呼ばれる。
現場は大友の存在を良く思わず、邪険にされる。
大友が得意とするのは変装だけではなく、人に心を許させるという天性の才能がある。
本人は"無意識"でやってるんだけれど

第1弾では大友やその周囲の人物像が中心になってたけれど、今回は事件も難解。
真犯人という人物が名乗り出ているのだから。。。
その裏づけ捜査をするうちに色々な疑惑、そして捜査本部の不可解な行動が見えてくる。
捜査本部に厄介モノ扱いされている大友は同期である柴田と高畑に協力を仰ぐ。
普通の警察小説のように事件だけを追うのではなく、
シングルファーザーとしての悩み、そして育児の場面も多い。
息子である優斗は大友にとって現場を離れてでも手元に置きたい大事な存在というのがわかる。
そういいながら第一線に戻りたいという葛藤もやはりある。。。
切ない部分もあって、このシリーズは今後に期待

【中古】文庫 アナザーフェイス【10P25Mar11】【画】 価格：110円（税込、送料別）

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