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幻泉館日録@楽天

祝春一番 第1日

祝春一番2006 第1日 #1


祝春一番2006 第1日 5月4日(木)

春一番 2006年5月4日

開場前、入り口の外で演奏をしている人たちがいる。
雰囲気が盛り上がっていいですね。

音楽があると、みんなにこにこします。

11:00 開場
 トップは「ザ・たこさん」。
  →ザ・たこさん
 外見がアレですが、いい感じの音です。
 #1 ナイスミドル
  ♪ 働くおじさん、ナイスミドル~
 #2 夫婦茶碗という曲をやったらしいのですが、それが2曲目か3曲目かわかりません。

 #3 ♪ ヨー!

ザ・たこさんが演奏している間に、私は買ってきたプチトマトを洗いに行きます。
入り口付近で、休刊中の『雲遊天下』「祝春一番2006」増刊号を販売していた。
200円だったので即座に購入。
この話はまた。

11:30 風太さん挨拶
 「新しいコンサート、祝春一番です!」
 確かに必ず「祝」が付いています。

 でも、春一番は春一番。
 
 「生き残った者だけで、楽しくやりましょう。」
 渡さん、恭蔵さん、らもさん……。
 やっぱりいなくなった人たちに向けて話しているように聞こえます。

11:35 セイコ・ミッチェル
 夕凪というバンドのボーカル、伊藤せい子さんのソロ・ユニットだそうです。
 「リリー・フランキー」みたいなノリで、セイコ・ミッチェルと名乗ってしまったとか。

 マンドリンを弾いているジョンソンさんが、男性なのか女性なのかしばらく悩みました。
 →夕凪 WEB SITE
 #1
 #2 菜の花 わたぼうし
 #3 アメリカンの木
 #4

11:59 NOTALIN'S
   (遠藤ミチロウ、石塚俊明、ロケット松)

 おお!
 いきなりという感じです。
 
 →遠藤ミチロウ公式ホームページ

 →石塚俊明 オフィシャル Web Site

 春一番の観客は、ミチロウさんには冷たいように思われる。
 合わない感じがする。

 なんだろうな。
 今ひとつしら~っとした感じ。
 パンクとか嫌いそうだもんな。
 おっさんたち、80年代は何を聴いていたのかしら。

 #1 マリアンヌ
  ジャックスですね。
  ♪ 嵐の晩が好きさ
 #2 蛹化の女

  パッヘルベルのカノンです。
  ミチロウさんも他の歌詞で歌っていたはず。
  今日は戸川純さんバージョン。
 #3 天国の扉
  ♪ お前は一人で死ぬんだろ
  もちろん、ディラン御大の"Knockin' on Heaven's Door"。
  春一番のステージは、昔のディランやバンドの曲をやると盛り上がります。

12:35 桜川唯丸一座

  江州音頭です。
 →二代目桜川唯丸
  まだ人が少なくて、ステージ前で踊る人もまばらです。

日差しがきつく、とても暑くなっています。
冷たい飲み物を飲んで、会場内を散歩しました。

「祝春一番」になって変わったのは、毎日核となるようなテーマができたことでしょうか。
そう言ってはいませんでしたが、初日は「武蔵野レビュー」が中心でした。

中川イサトさんは午後出突っ張りといった感じ。
先に書いてしまうと、2日目と3日目がジャズで、4日目は「大塚まさじクロニクル」です。

 この項、続きます。

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祝春一番2006 第1日 #2


今年から会場の規制が厳しくなりました。
『雲遊天下』「祝春一番2006」増刊号で鏡孝彦さんが具体的に言っていました。
去年まで90dBだったのが、今年から80dBになったのだそうです。

終了時刻も、今は本当は6時半までだとか。

「周辺住民」からのクレームが絶えないから。
そうか、周辺住民か。
あの人達は春一番を決して歓迎していないんだな。

祝春一番 2006年5月4日

芝生席の端に、糸川燿史さんのスタジオが設置されていました。
最初は写真展というようなことを言っていたのですが、看板を背景に写真を撮る野外スタジオでした。
初日には出演者が入れ替わり立ち替わり、座って記念写真を撮っていました。
その後糸川さんはコンサートの間ずっと会場内を歩き回って撮影していました。


 →幻泉館日録:グッバイ・ザ・ディランII


12:58 ヤスムロコウイチ
 静かな弾き語りです。
 ノスタルジックな少年の歌が印象的でした。
 お話は自虐ネタの冗談が多くて面白い人でした。
 「京阪乗る人、おけいはんという宣伝があるんですが
  それじゃ、東急乗る人はおとうはんなんでしょうか」

 違います、おとうきゅうですね。
 →ヤスムロコウイチ Webサイト
 #1 ♪ ピンクの麦わら あみだにかぶった
   ♪ あの子はどこから来た 女の子
 #2 ♪ 明日の運動会の予行演習
 #3 ♪ 高いビルの上から見つけた天使が
 
13:31 よしだよしこ

 今日のお目当て、一人目です。
 ステージの上ではすっと背筋が伸びた、本当に凛とした方です。
  →よしだよしこのホームページ
 #1 道ばたでおぼえた唄
  一曲目はダルシマを演奏。
  ♪ 道ばたで私に 呼びかけてくれた
  ♪ ありがとう ダルシマ
 #2 ア・シ・オ・ト

  二曲目は座ってギターの弾き語り。
  松田幸一さんのブルースハープと西海孝さんのギターが加わります。
  亡くなった人が、今でも毎晩会いに来てくれる……。
  すぐに渡さんのことだとわかった。
  ♪ あなたはもうこれ以上
  ♪ 歳をとらない
  ♪ あなたの残した言葉のとおりに
  ♪ もうこれからは唄わないでいられる
 #3 崩れ落ちるものを感じるかい?

  三曲目は立ってギターの弾き語り。
  今度は武蔵野レビューの面々がバック。
  The Bandの"The Night They Drove Old Dixie Down"です。
  原詞とは世界が違うのですが、とてもいい歌詞だと思いました。
  ♪ 崩れ落ちるものを感じるかい?
  ♪ 鐘の音響く夜に
  ♪ 崩れ落ちるものがわかるかい?
  ♪ 皆が酔いしれる夜に Nananana......
  とても良かったので、翌日CDを買いました。

  
  →ジョーン・バエズ オールド・ディキシー・ダウン

13:49 律とイサト
  よしだよしこさんのあたりから、武蔵野レビューの時間帯に入ります。
  まず村上律さんと中川イサトさんで1曲。
  それにアリちゃん(松田幸一さん)が加わります。
 #1 ワゴンに乗れば
  ♪ 閉じこもってた冬の人

  ♪ 僕らのワゴンに乗らないか
 #2 悲しいね
  風太さんのバイオリンの代わりにと言って、アリちゃんが参加。
  昔の歌詞が恥ずかしいと、イサトさんが照れてました。
 #3 ダンラン
  武蔵野レビューです。
  会場は大盛り上がり。
  私も大好きな曲です。
  ♪ 君家ほっし僕自由ほっし

  ♪ ダンラン ディラン ドゥ
  ♪ 温もりをずっと絶やさないで
  ♪ ダンラン ディラン ドゥ
 #4 あっけ羅漢
  これも律さんの曲。
  律さんの詞は楽しいですね。
  ♪ 果てしなく あっけ羅漢と
  ♪ 波はよせ また返してる


14:17 中川イサト&大塚まさじ&大西ユカリ
  突然、不思議なメンバーのステージ。
  ああ、happy-happy丼(仮名)に見せたい!
 #1 ♪ お前がいなくなってから
   ♪ さみしくなったぜ この町も

このあたりで、春一名物「岡本」氏が騒ぎ出します。
たいしたものでユカリさん、「岡本」をいじって遊びます。
「ポロシャツをジャージにインしてはります~」


  また武蔵野レビューの面々が加わります。
 #2 ♪ 私と波の間には
   ♪ さえぎるものは何もない

14:35 アリちゃん
 風太さんや加川良さんと同じ亥年生まれだそうです。
 若い!
 #1 子象の行進
 #2 ミケランジェロ

 #3 みつばちのダンス(Dance of the Honey Bees)
 #4 オレンジ・ブロッサム・スペシャル(Orange Blossom Special)
  列車の音を模する楽しい曲。
  フィドルもニイタカ調子がいいです。

この項、続きます。

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祝春一番2006 第1日 #3


春一番の場合、観客は昼間から酔っ払っている方が普通です。
暑い時は、冷たい飲み物で熱射病にならないようにするのです。
寒い時は、ガソリンを入れて体を温めるのです。

クーラーボックスを持っている人も多いです。

私も、雨具を買った時ついでに買いました。
大活躍しましたよ。
緑地公園駅近くのコンビニやスーパーでビールや氷を買う人も多いですね。

時々困った人もいます。
天王寺野音でやっていた70年代からの名物が「岡本」氏。
今年はちょっと暴れたりしていました。

天王寺の町は「岡本」氏に優しいのでしょう。
服部緑地は冷たいのではないかと思います。

彼がチケットを買うところも想像しにくいです。

佐藤GWAN博さんの時だけ野次を飛ばしていた酔っ払いもいました。
何か恨みでもあったのでしょうか。

2日目だったと思いますが、うろうろしたら挨拶をされました。
同世代のおっさんだと思うのですが、まるで見覚えがありません。
どなたかと間違えたのでしょうか。
不思議です。
身に覚えのある方は、レス付けてください。


祝春一番 2006年5月4日

15:01 佐藤GWAN博+佐久間順平
 サポートの順平さんは、フィドルにギターにマンドリンと、大活躍。
 GWAN博さんのガットギターが極端に立った構えなのがおもしろいです。
 →「青空と星空」
 #1 青空
 #2 ブラザー軒
 #3 ほんの小さな歌

 #4 あさりら

15:22 青木とも子+伊藤銀次
  曲ごとに二人が楽器を持ち替えます。
  終わってから青木さんと銀次さんが一緒に近くの席に座りました。
 #1 ♪ 黙っていてくれたなら
  青木(ピアノ)、伊藤(アコギ)
 #2 Gコード・ソング
  イサトさんが入ります。

  青木(アコギ)、伊藤(エレキ)
 #3 ♪ 空はきれい
  青木(アコギ)、伊藤(マンドリン)
 #4 生きているりんご
  青木(ピアノ)、伊藤(エレキ)
  茨木のり子さんの詩です。
 ♪ 生きている国 死んでいる国
 ♪ それをどうして見破ろう
 ♪ 似たり寄ったりの虐殺の今日から


15:40 林亭
 待ってました!

 →幻泉館日録:最初の花

 →幻泉館日録:林亭「わたしが一番きれいだったとき」(1973年)

 自ら奇跡の復活林亭と名乗っていました。
 74年と75年の春一番に出たのは高田渡さんのおかげですと、やっぱりしんみり。

 「林亭」の名の由来になった林ヒロシさんを、順平さんがステージから呼びます。
 「林君、来てませんか?」
 返事はなかったんですが、きっと会場には来ていたと思いますよ。
 小林政広監督の映画『フリック』では渡さんがブラザー軒を歌っています。
 それが、渡さんの最期の映像だそうです。

 →幻泉館日録:酒飲みの唄

 →幻泉館日録:フリック / バッシング


 →幻泉館日録:『フリック』(2004年)

 →Jumpei Sakuma Official Website

 #1 夜だから
 #2 名古屋まで12km
 #3 (谷間の村のメロディ、何だったかな?)
 #4 夜行列車のブルース


16:05 中川イサトwith武蔵野レビュー
 本日のメイン。
 →中川イサト ホームページ
 律さんはオリジナルメンバーではないと言いながら、ツアーもコンサートも参加しています。
 もうすぐ『あの日の風』というアルバムができるよという話でした。
 そのアルバムに入っている曲ばかり。
 聴いたことがあるなと思ったら、昨年の高田渡生誕会と似たラインナップでした。


 →幻泉館日録:高田渡生誕会57

 #1 吉祥寺1972
 #2 The Weight
  もちろんThe Bandのヒット曲です。
 #3 あの日の風
 #4 泣きたいほど寂しいよ
  ハンク・ウィリアムズの"I'm So Lonesome I Could Cry"です。
  よしだよしこさんが加わります。
 #5 生活の柄
  ハンバートハンバートが加わります。

16:44 シバ
 →シバ 流れ星通信
 どうも弱ってる時には「俺には俺がついている」と自分に言い聞かせるそうです。
 シバさん、弱っているのでしょうか。

 #1 ♪ ヘイ、ヘイ、ヘイ、ヘイ
 #2 家路
   ♪ 石垣に寄り添う 思い出のような君と僕
 #3 もしも
 #4 愛の国道20号線
 #5 謎の電車
  サポートをするはずの人たちがシバさんのことを忘れていたらしかったのです。
  非常に婉曲的に催促されて、あわててステージに集まりました。
  順平さん(フィドル)、キンちゃん(アコーディオン)、アリちゃん(カホン)、河合さん(ベース)

17:14 小坂忠+山本マーサン正明

 とても良かったです。
 →小坂忠のオフィシャルサイト
 #1 庭はぽかぽか
 #2 ほうろう
 #3 機関車
 #4 He comes with the glory
 #5 I believe in you
 #6 Sailing

  最後の曲はアンコール。
  既にギターを片付けてしまったので、「忠さん、ギターは?」の声が飛んでいました。

17:51 小谷美紗子
 ピアノの弾き語り。
 とても人気がありました。
 小さな人なので脚が届かなくて椅子を下ろしてもらってるのがかわいかったです。
 もうデビューして10年経つそうです。
 →odani misako official website

 #1 ♪ 自分より馬鹿な人を見て安心した
 #2 Stay
 #3 ♪ 柱に隠れてあなたを見てた
 #4 街灯の下で
 #5 嘆きの雪
  アンコールの準備をしていなかったので一番歌い慣れたデビュー曲を歌ってくれました。

これで一日目が終了です。
happy-happyさんが急に来られなくなったのが残念でした。

最初から最後まで観ることができたので、明日も開場前に来ようという気になっていました。

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