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2004.01.12
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カテゴリ:高田渡
【追記】No.2
「荒れろ、成人式!」で思い出したのだが、新藤兼人監督の『裸の十九才』(1970年)は、永山則夫さんがモデルでした。
少年法や刑法をいじることに関して私が知った最初の事件。
それから印象的な事件が起きる度に、年齢の線引きを下げろという声が大きくなった。
一般的には、法の精神はもう無効化しているのだろうか。

【追記】No.1
今日は家でのんびりの休日。
天気が良いので、洗濯をしています。
暮れに大掃除をしていないので、部屋の大片付けもしなければなりません。
古層の発掘まではいかないかな。
とりあえず去年の層は片付けたい。

成人式のニュースはあまり興味がない。
お上がやる式典なんぞは元々出ない。
そのために晴れ着をあつらえるというのもいやだった。

僕よりほんの少し年下の女の子なのだが、お父さんがいなかった。
お母さんが振り袖を作ってあげると言ったのだが、無理をしなくていいとスーツで出席した。
人づてに聞いたのだが、やっぱり肩身の狭い思いをして泣いていたそうだ。
悔しかっただろうな。
僕なんかに覚えていてもらっても何もいいことはないのだが、でもその子の勇気を僕はずっと忘れない。

荒れる成人式、いいじゃないか。
そういう若者を生み出した責任は、壇上で説教垂れてるあんたたちにあるんだ。
荒れろ、成人式!



高田渡さんのBOXセットで、永山則夫さんの詩に曲を付けた「ミミズのうた」をひさしぶりに聴いた。

 ♪ 目ない 足ない おまえはミミズ
 ♪ 真っ暗な人生に
 ♪ 何の為生きるの

永山則夫さんの『無知の涙』は合同出版から出ていた単行本を立ち読みしたのではなかったろうか。
細字で綿綿と綴った文字と、少年時代の永山則夫さんの顔写真が印象的だった。
中学生から高校生にかけて、そんなふうにして何冊か本を読んだものだった。

「連続射殺魔永山則夫」の手記は強烈だった。
今を生きている、自分と同じ時代の若者が、そのような貧困にあえいでいるなどとはまったく思っていなかったのだ。
ただ、言われてみればまったく想像不可能な貧困ではなかった。
かすかに記憶に残る60年安保のころ、周囲にはまだ「戦後」が残っていた。

ちょっと忙しいので、本館より戦後の「貧困」について少し触れたものを自家引用いたします。

【2002年12月6日付日録】
[愛と希望の街]

深夜に放映されていた『愛と希望の街』(1959年松竹)。
なんともベタなタイトルなので気づかない人も多いのだろうが、これが大島渚監督27歳のデビュー作なのである。
映画の黄金時代、この年齢で監督になるのは大抜擢だったらしいよ。
今はその気になれば一応映画監督にはなれるものね。
松竹城戸四郎が大島のシナリオを大いに買ったのだそうな。

今見ると、ビンボーです、本当に。
今の子はこれがニッポンだなんて信じないかもしれない。
主人公の少年(中3)、母親は靴磨き、妹は知的障害、赤貧であります。
少年が鳩を売る→鳩は帰巣本能によって帰ってくる→少年が鳩を売る→
ところが永久機関は存在しないのね。
少年がブルジョアお嬢様に鳩を売る。
それがね……。

大島渚は「鳩を売る少年」というタイトルでシナリオを書いたんだそうな。
それが会社側の意向で
→「怒りの街」→「愛と怒りの街」→「愛と悲しみの街」→「愛と希望の街」
どんどん変わっていってしまったんだそうです。
「松竹では怒りと悲しみと希望が同じなのか」と大島さん、荒れたそうです。

見るのが少しかったるいのではあるが、やっぱり大島は大監督なんだと思ってあげていい。
「鳩」は売春の隠喩だという話だが、「鳩を売る少年」とすることによって、大メジャーで作ることができたんだね。
映像が意外にきれいなのは、放映がデジタル化されたDVDを元にしてるからかな。

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Last updated  2004.11.02 00:39:04
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