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2004.08.17
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カテゴリ:映画


岩波ホールへ映画を見にいった。
黒木和雄監督『父と暮せば』。
前売りを買ってあったので入れたが、その回の当日券は売り切れだった。
前売りでも定員で締め切って入れなくなるのだが、ゴネて入っている人がいた。
理不尽な行為ではあるが、前売り買って入れなかったら、ゴネるべし。
岩波ホールでは入れるようだ。
通路は補助席がびっしり埋まっていたよ。

この映画に人が入るのはいいことだと思う。

煩悩をいっぱい抱えたままの明るい幽霊「おとったん」は観客を笑わせてくれる。
だからこそ、映画を観ている者は皆涙を流す。
作家の想像力が生み出すリアリティとはこういうものだ。
元が二人芝居の戯曲なので、原田芳雄さんと宮沢りえさんの対話がほとんどを占める。
それだけに、黒木監督の押さえた演出と、入魂のCGが光る。

戦争はいかん。
戦争を止める、戦争を反対することに、論理は不要だ。
詭弁を必要とするのは、戦争をしようとする者たちだけである。
奴らが恐れているのは、戦争なんて嫌だという、普通の人々の気持ちだ。

生きている者は、死んだ者のおかげで生きている。
だからこそ、戦争で何が起きたかを次の世代に伝える義務があるのだ。

「おとったん、ありがとありました」

井上ひさし『父と暮せば』

井上ひさし
『父と暮せば』
 新潮文庫
 340円(悪税込)
 


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Last updated  2004.08.17 00:01:27
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