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2004.11.07
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カテゴリ:ボブ・ディラン



千本浜 2004年11月6日


【追記】No.2

続けて幻泉館鯖のアクセスログなのだが、teacup.comから飛んでくる人も何人かいるようだった。
懐かしフリー掲示板のteacupも、今はblogを始めたらしい。
ボブ・ディラン自伝『クロニクルズ』を読んだよという方らしい。

せっかくだからトラックバックを付けようとしたのだが、どうもうまくいかない。
楽天のせいなのか、teacupのせいなのか、わかりません。

loveminus0の“コーヒーをもう1杯”

相変わらず「出産シーン」で検索して飛んでくるんだけど、何かあったのでしょうか?


【追記】No.1

幻泉館鯖のログを見ていると、時々不思議なことがある。
今日は「search.msn.co.jp」で「出産シーン」という検索語で飛んできた人が何人もいた。

う~む。
なぜ「msn.co.jp」で「出産シーン」なのかわからない。
う~む。




さて、ボブ・ディランの自伝『クロニクルズ』に戻りましょう。
2ページ目(ノンブルはp.4)で一段落を使って、ニューヨークの街が描写されています。
いわゆる分詞構文が並び、リズムを作っています。
外では風が吹き、叢雲が流れ、赤い街灯がともる通りには雪がうずまき……といった調子です。
ウサギの毛の耳あてや、焼き栗や、マンホールからの蒸気ということで、冬の街の様子が思い浮かびます。
ニューヨークの街に詳しければ、だいたい正確な時季がわかるように書いているのしょう。

ディランはまだ自作曲が少なかったようですが、ルー・レヴィのリーズ音楽出版社と版権の契約を結びます。
ディランへの先行投資です。
書類にサインすることで、ディランは100ドルを前払いしてもらいます。

1960年ごろの100ドル。
今の金額に換算しても、そんなに大金というわけでもないと思います。
一か月暮らせる程度の、当面の生活費といったところでしょうか。
「and that was fine with me」とディランは書いています。

ボブ・ディランの偉いところは、生活のためのアルバイトをしなかったことです。
だから本当に着たきり雀。
誰かしらに食わしてもらって、とにかく歌を歌う。
それができたのだから、やっぱり天才だったんでしょう。

事務所に戻ってディランは自分のギターを爪弾きます。
乱雑な事務所の描写もいいですね。
レコードやサイン入りブロマイドが散乱しています。
音楽出版社ですが、芸能プロダクションをイメージすれば良いのでしょう。
当時ルー・レヴィの会社に所属していた歌手の名前が挙げてあります。

Jerry Vale
 →Jerry Vale collection
  リンク先で「ブルー・ベルベット」や「サンホセへの道」が聴けます。
Al Martino
 →Al Martino Welcome!
The Andrew Sisters
 →THE OFFICIAL WEB SITE
  ルー・レヴィの奥さんはこのメンバーの中にいるそうです。
Nat King Cole
 →NAT KING COLE HOUR
 キャピタルレコードのサイトで「モナリザ」「ルート66」などが聴けます。
Patti Page
 →Miss Patti Page
  なんと健在、現役バリバリ!
  11月8日が誕生日だそうですが、幻子心母と同い年ですな。
The Crew Cuts
 →The Crew Cuts
  カナダのコーラス・グループ。
  「Sh-Boom」(1954年)

ルーは葉巻をくわえたまま、オープンリールのデッキでディランの歌を録音します。
ルー・レヴィがディランの面倒を見ることになったのは、非常に有能なスカウトであるジョン・ハモンド(John Hammond)に依頼されたからです。
いわゆる敏腕プロデューサーですね。
ディランをコロンビア・レコードに連れていったのもジョン・ハモンドです。
このジョン・ハモンドが発掘してレコードを録音させた人達がまたすごいんですわ。

Billie Holiday
 →The Official Site of Billie Holiday
 →The Unofficial BILLIE HOLIDAY Website
   ファンサイトの方では音源にリンクが張ってあります。
Teddy Wilson
 →Wiki Pedia "Teddy Wilson"
Charlie Christian
 →Legend of the Jazz Guitar
Cab Calloway
 →CCO Offcial Homepage
Benny Goodman
 →Selected Artist Biography - "Benny Goodman"
Count Basie
 →Count Basie
Lionel Hampton
 →Lionel Hampton: His Life and Legacy

ジョン・ハモンドはベシー・スミス(Bessie Smith 1895-1937)の最後のレコーディングの時に指揮を執ったとも書いてあります。
まさに伝説的なスカウトなんですが、みんなジャズの人ですね。
ディランの説明によれば、当時フォークはまだガラクタみたいなもので、小さなレーベルからしかレコードが出せなかったのだそうです。

「But John was an extraordinary man.」

そんな時代に、ジョン・ハモンドは大レコード会社コロンビアに、ディランのレコードを作らせてしまうわけです。
世の中にはすごい人がいるものですな。

おっと、googleで検索したら、解説ページがありました。
http://www.pbs.org/wnet/americanmasters/database/hammond_j.html
ディランが挙げた名前以外に、Aretha Franklin, Pete Seeger, Bruce Springsteenといった名前が挙がってますね。
もちろんBob Dylanも。

同名のJohn Hammondという歌い手さんは、この超大物プロデューサーの息子さんです。
お父さんはJohn Henry Hammondで、息子さんはJohn Paul Hammondです。







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Last updated  2004.11.13 19:20:00
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